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会話が終わってから、言いたかった言葉を思い出す|思考と言葉が噛み合わない私の話

『会話が終わってから、言いたかった言葉を思い出す』

そんな経験をしている人って、どれくらいいるんだろう。

——会話が終わって、ひとりになった途端。

言いたかった言葉が、頭の中に綺麗に並び始めることが多々あります。

「あのとき、こう言えばよかった。」
「私が伝えたかったのは、そういうことじゃなかった。」

さっきまでは、どうしても言葉にできなかったのに。
相手がいなくなったあとなら、驚くほど分かりやすく説明できる。

そんなことが、私にはよくあります。

しかも喋っている最中の頭の中は大忙し。
言葉とは別で映像が流れるし、アニメみたいに複数人のセリフが思考を侵すことなんて日常茶飯事。

「ああ、今喋ってるのに!」

だから喋ってる最中に話が脱線したり、言いたいこととは違うことを話していたり、相手の話がちゃんと聞けない(というか聞こえない)

・・・私って、どこかネジでも外れてるのかな。


頭の中には、ちゃんとある

何も考えていないわけではないんです。
むしろ、考えていることは多い方だと思います。

相手の言葉を聞きながら、

「これは、あの話にもつながっているな。」
「でも、先にこっちを説明しないと伝わらないかもしれない。」
「この言い方だと、相手を否定しているように聞こえるかな。」

と、頭の中ではいくつもの考えが同時に動いています。

ですが、それを口から出そうとすると、急に順番が分からなくなる。

最初の話を説明し終わる前に、次の考えが浮かぶ。

浮かんだ言葉を逃したくなくて話し始めると、今度は最初に何を伝えたかったのか分からなくなる。

主語が抜けて、話が途中で変わる。
説明しているうちに、時系列まで前後する。

そして相手から、「つまり、何が言いたいの?」と聞かれる。

その瞬間、頭の中が真っ白になります。

言いたいことは、ちゃんとあったはずなのに。

伝えようとするほど、遠ざかっていく

誤解されたくなくて、さらに言葉を足します。

「違う、そうじゃなくて。」
「いや、それもあるんだけど。」
「最初から説明すると・・・。」

ですが、言葉を重ねるほど、話はさらに分かりにくくなっていきます。

本当に伝えたかった気持ちが、後から足した説明の中へ埋もれてしまう。

相手の表情が少しずつ曇っていくのが分かる。

自分でも、「今の説明、絶対に伝わっていない。」と気づいている。

——それなのに、うまく修正できない。

焦って、また別の言葉を重ねて・・・その繰り返し。

そして会話が終わったあと、ひとりで反省会を始めます。

「なんで、あんな説明をしたんだろう。」
「あんな言い方じゃ、私が怒っているみたいじゃん。」
「もっと短く言えばよかった。」

何度も会話を巻き戻し、頭の中で言葉を入れ替える。

相手はもう忘れているかもしれないのに、私は何時間も、場合によっては何日も引きずっています。

仕事では話せるのに、気持ちはうまく話せない

私は長く接客業をしてきました。

仕事のスイッチが入れば、初対面の人とも話せます。
相手が何を求めているのかを考えて、必要な情報を説明したり、困っている人へ声をかけることは朝飯前。

多少理不尽なことを言われても、営業スマイルで対応できる心もスキルも手に入れました。

そういう会話なら、ある程度できるのに。
思考よりも先に行動に移せるし、言葉もスラスラ出る。

それなのに、仕事モードがオフになった私はポンコツもいいところ。

皆さんの周りには私のような人間はいますか?

・話が何度も変わる
・結局、何が言いたいのか分からない
・説明が長い
・考えが定まっていないように見える

原因は分かりません。
専門家へ相談したこともないため、自分で何かを決めつけるつもりはありません。ただ、以前は気にならなかったことが、最近になって少しずつ気になるようになりました。

というか、今まで大きな問題はなかったのです。
なんなら説明することは得意なはずでした。

例えば、プレゼンを行うとしましょう。

私は「言いたいことを箇条書き」で覚えるタイプでした。
長いカンペは不要で、要点だけを頭に叩き込んで即興で話をしていく——このやり方が自分に合っていました。

でも、ある日。
なぜか上手くいかない。説明が、ごちゃごちゃになる。

そんなとき、私の頭の中は大混乱。

とあるエピソードが鮮明に映像で流れているかと思えば、思考は「次に何を話せばいいのか。」となり、でも口に出てくる言葉は全く別。

あれもこれもと私の中にいるチビBamirahたちが慌ただしくなるのです。

そんな自分が嫌になることもある

過去の出来事を話すときに、余計な思考が囁きかけてきます。

「その言葉だけじゃ足りないよ。別の角度から説明が必要だよ。」

頼んでもいないのに、まるで暴走機関車のよう。
開いた口から「長ったらしい補足」が出てきます。

そうしているうちに話が脱線していって、結局「あれ、何が言いたかったんだっけ。」となるんです。

相手も「え?」みたいな顔をしていると、「違うんだけどな。」という気持ちを抱えたまま、笑って会話を終わらせることがあります。

「結論から言えばいいじゃん。」

過去にそんなアドバイスをもらいました。

意識して結論から先に言う練習をしましたが、悲しいことに「結論が先に来ただけ」で話が脱線したり、余計な補足を入れる癖は直りません。

もうアラサーなのに。
変な脳みそ・・・と思いながら、私は今日も言葉を紡いでいます。


書くときだけ、思考と言葉が同じ場所にいる

会話と違い、文章は立ち止まれるから好きです。

一度書いた言葉を消せるし、順番を入れ替えられる。
うまく表現できなければ、いったん画面を閉じてもいい。

誰かが目の前で返事を待っているわけではないので、ゆっくり考えてキーボードを叩くのです。

これはnoteだけでなく、創作小説でも同じです。
私のキャラクターたちは頭の中でうるさく会話をしていますが、文章を打ち込む瞬間には「ちゃんとした文章」へ変換されます。

こうしてnoteを書いていると、自分の中にある気持ちを「ひとつずつ」拾いながら言葉にできるので苦しくありません。

だから私は、話すより書く方が好きなのかもしれない。

文章を書く時間は、誰かに何かを伝えるためだけではなく、自分でも理解できていない気持ちを「言葉へ翻訳する時間」でもあります。

会話ではバラバラになった思考が、文章の中では少しずつ同じ方向を向いていく。

あのとき言えなかったこと。
誤解されたまま終わった気持ち。
会話が終わってから、ようやく見つけた言葉。

それらを、私は文章の中へ置いています。

言葉が遅れてやってくる

できることなら、その場で分かりやすく話せる人になりたい。
自分の気持ちを寄り道せずに、まっすぐ伝えられる人が羨ましい。

私も何度か練習しました。

話す前に考えて、言葉が暴走しそうだったら一度口を閉じる。
長くなりそうだと気づいたら、短く伝える努力をする。

・・・それでも、うまくできない日の方が多い。

思考と言葉。
いつも同じ速度で進んでくれない。

話し終えたあとの帰り道、帰宅してから、寝る前。

「ああ、私が言いたかったのは、これだったんだ。」

時間が経ってから、ようやく気づくのです。

自己嫌悪に陥るときはとことん落ちてから、反省します。
「やっちゃった・・・。」と頭を抱える日だって少なくありません。

今日も、明日も、明後日も。

私の頭の中は忙しいし、言葉がうまく紡げないこともあるでしょう。


本当は・・・このテーマを記事にするかどうか、とても悩みました。

頭の中で何人もの声が同時に話していること。
言葉とは別に、映像が流れていること。
話している最中に、自分でも何を伝えたかったのか分からなくなること。

こんなことを書いたら「変な人だと思われるかもしれない。」と思って、少し怖かったです。

それでも、もしかしたら私と同じように、会話が終わったあとで言葉を探している人がいるかもしれない。

そう思い、この記事を公開することにしました。


——私みたいな人、いるのかな?

私はこれからも、話が脱線するでしょう。
余計な補足を入れて、「またやっちゃった・・・。」と頭を抱える日もあると思います。

すぐに変わることは難しい。
それでも、うまく話せなかった自分を、必要以上に責めないようになりたいです。

会話のあとに見つけた言葉だって、私の中から生まれた大切な言葉だから。

今日も私は、遅れてやってきた言葉を拾います。
そして、拾った言葉を、こうして文章の中へ置いていくのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Bamirah



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Bamirah

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