前編|「仕事が欲しい」がきっかけでした -そんな私がBECに入るまで-
こんにちは。
BECでデザイナー・コーダー・ディレクターをしている山本のどかです。
今回は、「どうしてBECに入ったの?」「どんなことをしているの?」というお話を、少し振り返ってみようと思います。
実は私、ものすごく立派な目的でBECに入ったわけではありません。
むしろ、かなり現実的でした(笑)。
フリーランスになったばかりの頃

当時の私は、フリーランスデザイナーとして活動を始めたばかりでした。
ありがたいことに、少しずつお仕事はいただけるようになっていたものの、安定しているとは言い難い状況。
だけど、どうやって仕事を増やしていけばいいのか分からない…
SNSで発信した方がいいのかな。
営業に行った方がいいのかな。
コンペに応募した方がいいのかな。
毎日そんなことばかり考えていました。
デザインやコーディングの勉強はたくさんしてきたし、自分なりに必死で頑張ってきた。
でも「仕事がない」という現実を前にすると、「自分のスキルは本当に通用するんだろうか」と、自信もどんどんなくなっていきました。
客観的に見てもらいたい。
誰かにアドバイスをもらいたい。
そして、できることなら仕事につながる出会いがほしい。
そんな気持ちを抱えながら活動していた時期でした。
きっかけは一通のDM
そんな頃、Xでつながっていた今治のデザイナーさんから連絡をいただきました。
「今治のクリエイターが集まるランチ会があるんだけど、一緒に行かない?」
実は1回目は予定が合わず参加できなかったのですが、「また開催するよ」と聞いて、今度こそ参加することにしました。
正直に言うと...
「あわよくば仕事がもらえるかもしれない。」
そんな下心で参加したんです(笑)。
今治にも、こんなにクリエイターがいるんだ
ランチ会に行ってみると、集まっていたのはデザイナーだけではありませんでした。
ライター。
ハンドメイド作家。
動画編集者。
それぞれ違う分野で活動しているクリエイターが集まっていて、
「今治にもこんなにクリエイターがいるんだ。」
と驚いたのを今でも覚えています。

それぞれが仕事のことを話し、お互いの活動を知る中で、私はポロリとこんなことを口にしました。
「みんなでチームを組んだら、受けられる仕事の幅が広がりそうですよね。」
本当に、何気ない一言でした。
「一人でできることには限界があるけれど、得意なことを持ち寄れば、もっと面白い仕事ができるんじゃないかな。」
そんな軽い気持ちで話しただけだったんです。
すると、その場にいたランチ会の主催者であり、現在のチームディレクターが、
「それ、いいね。」
と反応してくれました。
仕事をもらいに行ったはずなのに

そこから少しずつ、「本当にチームを作ってみようか」という話が動き始めました。
もちろん、その時は「本当に形になるのかな?」くらいにしか思っていませんでした。
ましてや、自分がその中心に関わることになるなんて、想像もしていません。
だって私は、「仕事がもらえるかも」なんて浅はかな考えでランチ会に参加しただけだったからです。
それが気づけば、チームづくりそのものに関わるようになり、「どんなチームなら地域の事業者さんの役に立てるだろう」「私たちだから提供できる価値って何だろう」と、メンバーと何度も話し合うようになっていました。
想像していた未来とは違う場所へ
当時の私は、「依頼されたものを作ること」がデザイナーの仕事だと思っていました。
今思えば、とても"作業者目線"だったなと思います。
「何を作るか」ばかり考えていて、「なぜ作るのか」「それがお客様にとってどんな意味を持つのか」という視点は、ほとんどありませんでした。
BECで活動するようになってからは、考えることが大きく変わりました。
制作に入る前に、
「本当の課題は何だろう?」
「この事業者さんは、何に困っているんだろう?」
「デザイン以外にできることはないかな?」
と考える時間が増えました。
その積み重ねの中で、気づけば制作だけでなく、メンバーの制作物をレビューしたり、制作面・テクニカル面のディレクションを担当したりするようになりました。
今ではチームディレクターと一緒に企画の段階から打ち合わせに参加し、提案書を作りながら、「地域の事業者さんに本当に必要なものは何か」を考える機会も増えています。
デザインを作ることだけが仕事ではない。
相手の課題を整理し、どうすれば地域や事業に貢献できるのかを考える。
そんな仕事に携われるようになったことは、フリーランスになったばかりの頃の私には想像もできなかった未来です。
もしあの日、「ランチ会に行ってみようかな」と思わなかったら。
もしあの時、何気ない一言を口にしていなかったら。
きっと今とはまったく違う働き方をしていたと思います。
人生って、本当にどこでどう変わるか分からないものですね。
後編では、そんな私がBECで活動する中で感じたことや、「デザインができる」だけでは足りないと思うようになった理由について書いてみたいと思います。
山本和
今治市出身・在住のデザイナーです。WEBデザイン、紙もの、動画制作、コーディングまで幅広く手がけています。
元看護師、元看護教員というちょっとユニークな経歴も。趣味は弓道と歌うこと。
育児に奮闘する3児の母でもあります。
