アイナ・ジ・エンド ライブツアーPICNIC ライブはみんなで作るもの
育ち盛りの大人 アイナ・ジ・エンド
BiSHというライブでは無双していた女性アイドルグループが解散し、アイナ・ジ・エンドはソロシンガーとして活動しました。映画「キリエのうた」に主演し、主題歌、挿入歌を担当するというソロとしては華やかな立ち上がりを見せながら、BiSH時代と同様にライブでオーディエンスと同じ時間を過ごすことに注力するアイナ。今回のライブツアーはソウル、バンコク、台北を巡り、大宮、福岡、名古屋、大阪と国内を回り、NHKホールにて最終公演を開催しました。3,800人の収容人数を誇るNHKホールが今回のツアーで真っ先に完売したと言います。武道館や東京ガーデンシアターという大きな箱を満員にするアイナにとって最早アリーナツアーレベルでないと収容で気なのか?という人気を感じました。しかしながら、ライブ時代はライブハウスで演奏していた時と変わらずファンとの一体感を重要視していました。ライブのレベルをツアーの中でも上げていきながら、ファンを置いて行かないという配慮が見えるツアーでした。「革命道中 - On The Way」をはじめ、ライブでは初となるピアノの弾き語りで披露した「粧し込んだ日にかぎって」などアンコール含む全20曲のパフォーマンスを歌い届けました。

大きな会場になりビジョン等仕掛けが大掛かりになるリスク
今回のツアーPICNICは国内はホールツアーでした。ホールになるとビジョンなどを駆使したり、階段を使ったり演出上の仕掛けも大きくなります。仕掛けが大きくなると会場の空気を読みながらのアドリブ部分が非常難しくなってきます。下手するとトーク部分もツアー会場周辺のことを少し盛り込むぐらいで全国ほぼ一緒というアーティストもいます。今回のPICNICではその辺りも会場の空気も取り込みながらアイナと聴衆がライブ会場ならではのよい雰囲気を作っていた感じがします。

みんなで作るライブだから毎回成長する
アイナはライブ中、「ライブはみんなで作るものだよ」と客席に語ります。楽曲のコールや観客の踊りもPICNICツアー中に変化がありました。「ルミナス」のコールで「ワンピース」というコールは元々ありましたが、「伝説未満だって上等」が7月5日のNHKライブでは加わっていました。「Retire」という曲のジャンプなんかもツアー中に醸成された客席のリアクションです。アーティストだけでなく客席の反応も含めて成長していくライブツアーを体感できたことは貴重でした。ソウル、大宮、東京と3公演での観戦でしたが、それぞれの会場でアイナ・ジ・エンドの楽曲が成長してくのを感じました。NHKホールでの「ペチカの夜」ではギターのエフェクトを利かせまくって客席にギター音の余韻が強烈に残りました。NHKホールは音が非常に通りやすく反響しやすいので、ギタリスト「アイナ・ジ・エンド」を聴衆にインパクトとして残すための効果だったのかもしれません。聴衆と作り上げるライブはアイナ・ジ・エンドを育ち盛りのアーティストとして大きくしていくのだと感じました。

