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#好き016 雪国

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった

で始まる、川端康成の代表作。
私にとって数少ない定期的に読み返したくなる本の一冊だ。

しかし、何度も読んでいるはずなのに、どういうわけだか内容はあまり覚えていない。きっとストーリーが魅力で読んでいるわけでは無いからだろう。物語を楽しむというより、日本語の文書の心地よさと、その文書から情景を想像するさまを、楽しんでいるのだと思う。それと駒子の魅力である。彼女の奔放で、つかみどころのない様に惹かれてしまうのである。

それともう一つ、この作品には私のお気に入りの表現がある。
徒労だね
私は、小説でも映画でも、お気に入りの表現を見つけては自分でも使ってみたくなる習性があるのだが、このセリフもその一つである。普通に職場で「それは徒労でしたね。」なんて使っているが、他にこの表現を使う人はあまりいないので、変な奴だと思われているのかも。

なお、川端康成は日本人初のノーベル文学賞の受賞作家である。
また雪国は、私の敬愛する新潮文庫の入稿番号(表紙のブドウマークの下に記載してある)が1番の作品であるのも、なんとなくうれしい。
晩年を暮らした鎌倉の長谷は、私の自宅から近く、長谷を舞台とした「山の音」もお気に入りだ。


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他にも、これまでの人生で私が特に好きだと感じたものを記事にしています。一覧だけでもぜひ見てください。




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