フランクリン・プランナーに挫折したときのお話し
今の私にとって、フランクリンプランナーのワークは欠かせないものです。
しかし…最初から順調だったわけではありません。
「7つの習慣」を読んだ私は、張り切ってフランクリン・プランナーのスターター用のパックを購入しました。
これは、しっかりしたバインダーも入っていて、フランクリン初心者向けのシステム手帳セットです。
私はドキドキしながら、それを使い始めたのでです。
しかし、フランクリン・プランナーのワークは当時の私にはハードでした。
自分自身が幸せな人生を送るために、私たちは何からはじめたら良いのでしょうか…
まずは、何を幸せと思うか、それを意識することから。
自分の価値観とミッションステートメント
まず、「どんな人生が幸せなのか、自分自身を知る」ことが必要です。
大富豪になること、世界中を旅してたくさん友達を作ること、家族で仲良く暮らすこと…
誰もが幸せを望んでいますが、幸せの形はみんなそれぞれ違います。
フランクリン・プランナーでは、まずは自分自身の幸せの形を明確にします。
そのため、自分自身の価値観はどこにあるのか?それを掘り下げていくワークがあるのです。
この当時、私はなんとかこのワークをやり遂げて「ミッションステートメント」つまり個人の理念のようなものを頑張って書きました。
ミッションステートメントとは、自分はこうやって生きていくぞ!という宣言のようなものです。
ミッションステートメントへの違和感
こうして書き上げたミッションステートメントは、キラキラしていて、どこか誇らしく、こんなふうになりたいと思うものでした。
しかし、その一方で…どこか白々しく、ありがちな…そんな居心地の悪いものでもありました。
ワークを終えた私は、ガイドに従って中長期の目標を設定し、毎週のテーマやタスクを作成し、デイリーリフィルを作って日々を過ごしていました。
そして、ふと気がついたのです。
これ、今までのTo Doリスト管理と何が違うの?
たしかに時間の効率は良いけど,ものすごく疲れる。
そして、私が最初につくったミッションステートメントと、価値観をもう一度読み直してみました。
少し時間を置いたせいか、その内容はさらに居心地の悪いものになっていました。
こんな仕事をしたい
こんな資格を取りたい
こんな場所に住みたい
こんな人達とおつきあいしたい
たしかにそう思っています。でも、それが一番大切なんだけ?
本当の価値観って?
「7つの習慣」 には、こんなエピソードがあります。
もし、はしごを掛け違えていれば、一段ずつ昇るごとに間違った場所に早く辿り着くだけである。
自分が目指しているものが、自分自身の価値観とは違うものだったら…、どんどん理想とは違う場所に向かってしまう。
私がフランクリン・プランナーに書いた価値観や、居心地の悪いミッションステートメント。
これは、私の価値観ではなくて、他人が私に望んでいることなのでは?
一生懸命頑張ってるけど、ミッションに近づく喜びとや、自分はこうありたいから良いのだ!という気持ちは皆無。
ただすごく疲れる。
そもそも自分の価値観の軸もわからないのに、この難しい手帳を使う意味ってあるのかな?
価値観も本当の目標も、机の上で産むものじゃない
今になって考えてみると、フランクリン・プランナーは難しい手帳ではありません。
価値観がしっかりあって、目標があるならば、使いやすい手帳です。
でも、価値観や自分の本当の目標も定まっていなかった当時の私には、ワークだけが多い難しい手帳だったのです。
私はこのあと、本当の自分の価値観を知ろうという、自分を探す心の旅に出てしまいました。
本来、自己啓発というのは素晴らしいものです。
でも、自己啓発の本を読む、セミナーやワークに参加する、こういった体験は刺激的で、多量のドーパミンによってモチベーションが上がります。
そして、やった気になってしまう。
これでは、現実は一つも進みません
現実は、もっと地道なもの。
地味な小さな習慣をコツコツと貯めていくことでしか、自分を変えることはできないんです。
そのために、フランクリン・プランナーを使おうとしていたのに。そもそも現実にしたい目標がわからない。
私は何をするべきか、すっかり迷子になりました。
フランクリン・プランナーとの最初の出会いは、自分が本当は迷子であるということを知るきっかけになったのです。
