「Brass Paradise Osaka」の20周年記念公演に行ってきました
2件目の投稿です。まだ飽きていません。
多分、教員であることを明かしたのなら教育観とかを書いたほうが一貫性が出ていいんでしょうが、もう少し自分の人物背景を明かしたほうがそういった話もしやすいので、しばらくは自己紹介の延長戦が続きそうです。
先日、本校の吹奏楽部にレッスンいただいている先生が出演されるということで「Brass Paradise Osaka」の大阪公演を鑑賞してきました。一般的な吹奏楽とは違い、金管楽器と打楽器による演奏会で、とても華やかな公演に聴き惚れました。
そもそも「吹奏楽」は私のこれまでの人生を振り返る中で、かなり大きな要素を占めています。「吹奏楽」という言葉を初めて認識したのは、私が小学生5年生のときです。今でこそ「中学入試=教育熱心な親による子どものエリート街道入門」といった側面でメディアでは大きく取り上げられがちですが、まだ世間が今ほど中学入試事情に興味がなかった頃にあまりにも荒れていた地元の中学に行きたくなかった私は、親の提案もあり家から近い中堅私立に進学することを決めました。
いくつかの学校を検討する中、最後に決めた学校の説明会に参加したときに出会います。そう、吹奏楽に。物心ついたときからやたらと音楽が好きな少年ではあったので、様々な楽器を介して作られる音楽にとても興味を持ち、その光景を見て「この学校に行こう」と決めたのでした。ちなみに、そもそもうちの母親も学生時代は吹奏楽部だったようで、ある意味必然的に選んだ選択だということはその1年後に知ります。
無事に受験に合格し、晴れて桜咲く門をくぐった後からは、のめり込むような吹奏楽部生活を送ります。入部した吹奏楽部は当時、関西圏では名の通った中堅〜強豪校の立ち位置で、今思えば最も活気と情熱に溢れていた時代だったんじゃないかと思います(卒業してから数年後には全国大会にも出場するようになり、今ではすっかり別の団体になったような嬉しくもあり、寂しくもある…そんな厄介な気持ちは抱えていますが…)。
入部してから最初の2年はトロンボーンという金管楽器を吹いていましたが、中3を目前にしたある日に「ユーフォニアム」と呼ばれる楽器に転向することになります。これは、割とユーフォニアム吹きあるあるで、そもそもあまり知名度のない楽器ということで吹き手が突然いなくなるんですね。中坊的にはかなり渋々移ったことを今でも覚えています。ただ、この転向が大きく吹奏楽人生を変えてくれました。なんせ、興味としても特性としても"どハマり"するんですよね。中3から高校の部でコンクールに出場させてもらい、4年間本気で「戦う音楽」に全力を注げたことは、今の教員人生に還元できる大きな成功体験だったと思います。

高校を卒業してからも大学で続け、社会人になってからも高校当時の評判や人と繋がりでこうして顧問として吹奏楽に携わることができているのは、大きな運命を感じますね。
話は戻って、先日の演奏会はとにかく「曲目が楽しい!」のひと言に尽きます。中でも、ユーフォニアム吹きに「好きな作曲家は?」と聞いたらかなりの頻度で名前の挙がる「フィリップ・スパーク」の曲目がメインであったのも相まってとても楽しめました。メイン曲である「宇宙の音楽」は、スパークが宇宙を題材に、様々な人や物事が織りなす複雑な絡み合いや壮大なスケール感、揺らぎを表現した大作なのですが、まるで「宇宙好き×吹奏楽好き」の私に向けて書いたんではないかと思うような憧れの一曲です。
木管楽器が入った吹奏楽版もとても好きなのですが、今回の金管バンドでのセット…宇宙の煌びやかで極彩色に彩られる宇宙が想像できるような演奏にとても充実感がいっぱいでした。
今この仕事をしていることで、当時憧れていた演奏家の人たちと繋がって色々な演奏会に足を運ぶ機会が増えました。この縁を大事にしながらさらに教養と感性を深めていきたいですね。
