kindle出版で内容薄いと思われそうのは、出してから直せるから
Kindle出版を前にすると、「この内容では薄いと思われるかもしれない」と不安になることがあります。
もう少し足したほうがよい気がします。けれども、どこまで書けば十分なのかは決まりません。
必要なのは、文字数を増やし続けることだけではありません。何を届ける本なのかを確認し、出版後に直せる部分と、出す前に確かめる部分を分けることです。
Kindle出版の本が売れない理由は何かが、まだ決まっていない
この章では、内容が薄いという不安と、本が売れない理由を分けて考えます。
Kindle出版のデメリット
「Kindle出版のデメリットは?」と考えるとき、自分で判断しなければならない範囲の広さが挙げられます。
原稿が完成したかどうかを決めるのも、自分です。内容が足りているかを確かめるのも、自分です。表紙や紹介文を整え、出版時の条件を確認する場面もあります。
特に難しいのは、完成の線を置くことです。
長く書けば十分とは限りません。短くても、読者が知りたかったことに答えている場合があります。反対に、分量が多くても、同じ説明が繰り返されていれば中身が増えたとは言えません。
出版前に完全な評価を得られないことも、不安を大きくします。だからこそ、出す前に確定させる内容と、反応を見て考える内容を分ける必要があります。
Kindle コンテンツの品質ガイドと書かれている理由
Kindleのコンテンツには、読者が読み進められる状態や、内容を正しく受け取れる状態が求められます。
そのため、品質ガイドでは、原稿の表示や内容に問題がないかを確認する視点が置かれています。
ただし、ガイドを読んでも、「何文字あれば内容が濃いか」という答えが出るわけではありません。
品質上の問題がないことと、読者が内容に満足することは同じではないからです。形式上は読める本でも、問いに必要な答えがなければ、薄いと受け取られる可能性があります。
反対に、分量が少なくても、扱う問いと答えの範囲が合っていれば、必要な内容を届けられる場合があります。
ガイドを確認したあとに残るのは、自分の本が何を約束し、どこまで答えるのかという判断です。
Kindle出版は売れないと書かれている理由
Kindle出版は売れないという情報を見ると、出版前の原稿に原因があるように感じます。
内容が薄ければ売れない。分量が少なければ選ばれない。もっと詳しく書かなければ注目されない。このように考えると、完成した原稿へ追加を続けることになります。
しかし、出版前には、実際に売れない理由はまだ確認できません。
読者に本の存在を見つけてもらえない場合があります。タイトルや表紙から内容が伝わっていない場合もあります。紹介文と本文の間にずれがあることも考えられます。
内容の薄さは、考えられる要素の一つです。ただし、出版前の不安だけで、それが売れない原因だとは決められません。
「売れないかもしれない」と「内容が足りない」を、いったん別に置く必要があります。
完璧になるまで出せないという受け止めを、いったん脇へ置く
この章では、完璧さを求める理由と、実際に不足している内容を分けます。
内容の薄さが、注目されない・売れない原因と考えている場合
出そうとしている本が注目されないと予測すると、内容の薄さが原因に見えてきます。
もっと具体例を増やすべきかもしれません。別の論点も入れたほうがよい気がします。説明を詳しくすれば、価値が伝わるようにも思えます。
この受け止め方を、ここで否定する必要はありません。
実際に、問いへの説明が不足していることはあります。タイトルで示した内容に本文が答えていなければ、追加する必要もあります。
ただし、内容を増やせば注目されるとは限りません。追加した情報によって、本の中心が見えにくくなる場合もあります。
まずは「薄い」という感覚を残します。そのうえで、分量が少ないことを気にしているのか、必要な答えがないことを気にしているのかを分けます。
Kindle出版の本が売れない理由は何か
Kindle出版の本が売れない理由に、一つの答えだけを置くことはできません。
まだ本を見つけてもらえていない場合があります。表紙やタイトルから、自分に必要な本だと伝わっていない場合もあります。紹介された内容と、読者が求める内容が合っていない可能性もあります。
購入後に読まれても、期待した答えが得られなければ、内容への評価に影響します。
この中で、内容の薄さが関係するのは、主に「何を読めると思ったか」と「実際に何を読めたか」の間に差があるときです。
そのため、売れない理由を確かめるには、原稿の文字数だけでは足りません。
本の存在が届いていないのか。選ぶ前の情報で止まっているのか。読まれたあとに内容が不足したのか。どの地点を見ているかが必要です。
Kindle個人出版ランキングが重なるところ
「Kindle 個人出版 ランキング」という検索では、どの本が読まれているのかを知りたい気持ちがあります。
内容が薄いと思われそうな不安と重なるのは、他の本と自分の本を比べるところです。
ランキングにある本を見ると、テーマ、表紙、タイトル、分量などが気になります。自分の原稿より詳しそうに見えれば、さらに内容を増やしたくなります。
ただし、ランキングと原稿の完成判断は同じではありません。
他の本がどのような内容で選ばれているかを見ても、自分の本に何を加えるべきかは自動的に決まりません。扱う問いが異なれば、必要な分量も変わるからです。
比較するなら、本の長さだけではなく、タイトルで示した問いにどこまで答えているかを見ます。そこから、自分の本に不足している範囲があるかを考えられます。
出してから直せるという見方へ切り替わる地点がある
この章では、出版前にすべてを完成させる見方から、公開後に見直す余地を残す見方へ移ります。
完璧になるまで出せないとして見ている場合
完璧になるまで出せないという受け止めには、出版後に不足を指摘されたくない気持ちがあります。
内容が薄いと思われたくない。低い評価を受けたくない。もっと書けたはずだと後悔したくない。そのため、出す前に考えられる問題をすべてなくそうとします。
この見方で説明できるのは、なぜ修正を続けるのかという部分です。
一方で、何をもって完璧とするかは決まっていません。
文字数を増やせば完成なのか。すべての疑問を扱えば完成なのか。反対意見まで含めれば完成なのか。基準がなければ、追加できる内容はなくなりません。
出版前に必要なのは、すべてを網羅することではありません。この本で答えると決めた問いに、必要な内容が置かれているかを確認することです。
Kindle出版で儲からないことのほうが近い場合
「Kindle出版 儲からない」という問いは、出版した結果として収益につながらない状態に向いています。
内容が薄いと思われそうな不安と重なるのは、「この本には価値がないのではないか」と感じるところです。
しかし、二つの問いは同じではありません。
儲からないという問いでは、出版後の販売や収益を見ています。内容が薄いと思われそうという問いでは、出版前に読者の評価を予測しています。
まだ出していない本について、儲からない理由を確認することはできません。同じように、内容が薄いと実際に受け取られるかも、出版前には確定しません。
現在止まっているのが収益への不安なのか、原稿の完成判断なのか。この違いを分けると、先に確かめる対象が見えます。
意外とやりがちな〇〇は禁止と書かれている理由
Kindle出版の注意点として禁止事項が挙げられるのは、出版できる原稿に条件があるからです。
内容を増やすときも、何を足してもよいわけではありません。権利を持たない文章や画像を使わないことなど、出版前に確認する必要がある部分があります。
ただし、禁止事項を避けることと、内容を十分にすることは別です。
ルールに反していない原稿でも、読者の問いに答えていなければ薄く感じられる可能性があります。反対に、必要な答えがあっても、出版条件を満たしていなければ、そのまま出せるとは限りません。
出してから直せるという見方も、何でも確認せずに出してよいという意味ではありません。
出版前に守るべき条件を確認することと、公開後に内容を見直す余地を残すことを分けます。
Kindle出版のデメリットから、先に確かめられる
この章では、内容が足りるかを判断するために必要な材料を整理します。
どこまで書けば内容として足りるのかが決まっていない場合
どこまで書けば足りるのかが決まっていないと、原稿へ情報を追加し続けることになります。
判断に必要なのは、最初に文字数の下限を置くことだけではありません。
タイトルで何を約束しているのか。読者がどの問いへの答えを求めているのか。その答えを理解するために、どの説明が必要なのか。読み終わったあとに、何を判断できる状態へ運ぶのか。
この材料があれば、「長いか短いか」ではなく、「必要な役割があるか」を見られます。
たとえば、説明だけでは判断できないなら、比較する材料が必要です。結論だけで理由が分からないなら、根拠となる説明が必要です。
すべてを網羅する必要はありません。この本で扱うと決めた範囲に対して、必要な内容があるかを確認します。
Kindle出版で儲かることとの違い
「Kindle出版 儲かる」という問いは、出版によって収益を得られるかを見ています。
内容が薄いと思われそうな不安と重なるのは、読者へ価値を届けられる本にしたいという部分です。
ただし、内容が濃ければ必ず儲かるとは限りません。反対に、分量が少ないことだけで収益につながらないとも決められません。
儲かるかどうかを考えると、販売数や価格など、出版後の結果へ目が向きます。内容が足りるかを考えるときは、タイトルで示した問いと本文の答えを見ます。
二つを一緒にすると、「儲かる保証が得られるまで内容を足す」という終わりのない作業になります。
出版前に決められるのは、収益ではありません。少なくとも、読者へ何を渡す本なのかは決められます。
自分で書いたのにAIで書いたと思われないかどうか
自分で書いた文章でも、内容が一般的に見えると、AIで書いたと思われないか不安になることがあります。
この不安は、内容が薄いと思われそうな不安と重なります。
同じ説明が繰り返されている。具体的に知りたい部分へ進まない。章が変わっても内容が変わらない。このような原稿では、作成方法にかかわらず、読者が物足りなさを感じる可能性があります。
ただし、AIらしいと思われないために、無理に個性的な表現を増やす必要はありません。
見るのは、その本が置いた問いに答えているかです。なぜその説明が必要なのか。どの材料からその判断に進むのか。読み手が自分へ当てはめられるか。
ここが整っているかを確認すれば、文章の印象だけではなく、中身の側から見直せます。
分量と中身の関係を扱いという順番を、先に決めておく
この章では、文字数を増やす前に、内容の不足をどこで判断するかを決めます。
出してから直せるとして見た場合
出してから直せると見ると、出版前に求める完成の線が変わります。
これまでは、内容が薄いと思われる可能性をすべてなくそうとしていました。そのため、追加する情報がなくなるまで出版できませんでした。
しかし、KDPには出版後の本の内容を更新するための手続きがあります。更新時には、修正した原稿を改めて確認して公開へ進めます。
これは、未完成のまま出せばよいという意味ではありません。
出版前には、タイトルで約束した問いへ答えているかを確認します。品質上の問題や、守るべき条件も確認します。そのうえで、公開後に分かった不足まで事前に予測しきろうとしないという見方です。
いま必要な内容がそろっているなら、将来の修正可能性を残したまま、出すかどうかを判断できます。
内容が薄いと思われないか不安で出せないかどうか
内容が薄いと思われないか不安で出せないとき、足りないものが具体的に見えているとは限りません。
追加したい説明が決まっているなら、その部分は出版前に書けます。しかし、「何か足りない気がする」だけなら、何を足しても不安が残る可能性があります。
ここで、分量と中身を分けます。
文字数が少ないことを気にしているのか。読者の問いに答えきれていないことを気にしているのか。説明を支える材料がないことを気にしているのか。修正箇所を具体的に言えるかを確認します。
不足を一つ挙げられるなら、そこを直す判断ができます。挙げられないなら、完成していない事実ではなく、公開後の評価を予測して止まっている可能性があります。
出したのに売れないかどうか
本を出したのに売れない場合も、すぐに内容が悪いとは決められません。
内容を読まれる前に止まっている可能性があります。タイトルや表紙から本の対象が伝わっていない場合もあります。紹介文で内容を判断されていることも考えられます。
一方で、読まれたあとの反応から、説明の不足が見える場合もあります。
この違いを分けずに原稿を増やすと、何を直したのか分からなくなります。
出版後に確認したいのは、「売れなかった」という結果だけではありません。どの地点で止まっている可能性があるかです。
内容を見直す理由が見つかったなら、必要な部分を直せます。理由がまだ分からないなら、内容が悪いという結論は保留にできます。
kindle出版について、いま決めた分を書き出す
この章では、出す前に決められることと、出版後まで保留できることを分けます。
出してから直せる場合が自分に当てはまるか
タイトルで示した問いへ本文が答えていて、出版前に確認すべき条件も満たしているなら、公開後の反応まで予測して完成させる必要はありません。
具体的な不足が見つかったときに内容を更新する考え方を、自分の本へ当てはめられます。
Kindle出版の本が売れない理由は何かを先に確かめる
次に確かめる対象を一つだけ挙げるなら、タイトルで約束した問いに、本文が答えているかです。
答えていない部分があるなら、出版前に追加する内容が見えます。すでに答えているなら、分量を増やすことだけを完成条件にしなくても構いません。
出版後に売れるかどうかは、今の段階では決められません。内容が薄いと受け取られるかどうかも、すべてを先回りして確定することはできません。
いま決められるのは、この本で何を届けるかです。
その答えが原稿の中にあるかを確認します。そのうえで、現在の内容で出すのか、具体的な不足を直してから出すのかを、自分で判断できます。
