青春のラジカセと深夜の電波。モラルのない父にテープを奪われた日
もう何十年も前の話になります。
私は高校を合格したお祝いにCDラジカセを買ってもらいました。
私には深夜にラジオを聞く習慣がありませんでした。夜遅くまで音を出すと母親からうるさいと叱られていたからです。
高校に入ったもののなかなか馴染めなかった私にある女子が話しかけてくれました。
後にその女子は担任から「あいつと話してやってくれ。」と頼まれたから話しかけてくれただけだったと判明しますが、その時は何も知らずにただ仲良くしてもらえて嬉しかったです。
その女子には同じクラスに彼氏がいました。
私達は3人で話すようになり自然と仲良くなりました。3人で学校の近くのお店にご飯を食べに行ったこともありました。
私はその彼氏と電話で話すようになりました。内容は彼女が俺のことを本当に好きなのか不安になるというお話でした。私は大丈夫だよと言っていました。
その時に地元のFMラジオで夜中にイヤらしいのをやっていて面白いから毎回聞いていると聞きました。
面白いのなら私も聞いてみようと思いました。しかし夜中にラジオを聞くと母親がうるさいので、私はラジオを予約で録音しました。あのラジカセには予約して録音する機能がついていたのです。録音先は懐かしのカセットテープでした。
私は母親がいない時にこっそり録音したカセットテープを再生しました。
もう内容は忘れましたが、思っていたほどイヤらしくなかったです。というよりもどこがイヤらしいのかよく分かりませんでした。
ついでに中学の時にエロいと評判だったラジオ番組も録音してみました。それは男2人がポッキー四姉妹物語のことをボッキー四姉妹物語と言って笑い合っていたところしかエロポイントがありませんでした。
きっとあの男子は毎週エロラジオが始まる時間にラジオの前で待機してドキドキしながら聞いていたんだろうなと今では思います。
ちなみにエロラジオを録音していたカセットテープは、手癖が悪い父親にパクられて軍歌を録音されてしまいました。父はよく私のカセットテープを黙って自分の物にしていました。
ああ懐かしい青春の日々。

