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【独立準備】行政で培った「調整力」の正体は、共通言語をつくる仕事だった

こんにちは。
4月から独立を目指す市役所職員のボンベイです。

これまで書いてきたnoteを
ポートフォリオとして振り返ったとき、
ある共通点に気づきました。

それは、私が行政の仕事を通じて
一貫してやってきたのは「調整」ではなく、
「共通言語をつくること」
だったということです。

特にスタートアップ企業誘致の経験は、
その本質を強く実感する出来事でした。

なぜそう言えるのか、
今回はその振り返りを書いてみたいと思います。



1. 書いてきたnoteを振り返って見えた共通点

これまで、スポーツ振興、市長秘書、財政、商工政策と、
いくつかの部署での経験をnoteに書いてきました。

改めて並べて読み返してみると、分野は違っても、
やっていることはかなり似ていたなと感じます。

それは、市民や民間企業、庁内の別部署など、
立場や前提が違う人たちの間に立って話をすることでした。

一般的には「調整」と呼ばれる仕事ですが、
振り返る中で、それだけでは言い足りない感覚が残りました。


2. 調整の正体は「共通言語をつくること」だった

私がやってきた調整の本質は、
共通言語をつくることだったのだと思います。

それぞれ、自分の仕事については深く理解しています。

ただ、その理解を、
まったく違う業界や立場の人に伝える技術は、
意外と持っていないんです

行政には行政用語があり、
その界隈の中では話が伝わります。

でも、市民や民間企業の方に
同じ言葉を投げても、当然伝わりません。

さらに、その前段階として、
「当たり前」の基準が違うことが多い。

違う立場の人と話すというのは、
海外で生活するようなものだと思いました。

言葉も文化も常識も違う前提で、
「どうやって自分の考えを伝えるか」

を考える必要があります。


3. 行政とスタートアップは、対極にある

その難しさを一番感じたのが、
スタートアップ企業誘致の仕事でした。

行政は、時間がかかっても確実に、
間違いなく進めることを重視します。

失敗をできるだけ避けますし、
意思決定には決裁というプロセスがあります。

一方でスタートアップは、少人数で、スピードが命です。

CEOが一人で複数の役割を担い、
どんどん意思決定して前に進んでいきます。

価値観も、スピード感も、意思決定の仕方も、
まさに対極にある存在でした。


4. 私が意識していた関わり方

そこで私が意識していたのは、
行政側の事情を理由付きで伝えることでした。

「この書類を出してください」だけではなく、
「なぜ必要なのか」
「出してもらった後、どう処理されるのか」
そこまで具体的に説明する。

「なんでそうじゃないといけないの?」という、
“頭に浮かぶけれども、聞きづらい問い”を
しっかり解決してあげる
こと。

行政は組織として動いており、
担当者一人の判断では仕事が進まない。

その背景まで含めて伝えることで、
相手が判断できる材料を渡すようにしていました。

同時に、スタートアップ側の状況も聞きました。

今どこでつまづいているのか、
何に一番リソースを割いているのか。
行政が助けられるところは何か。

助けるところは助け、任せるところは任せる。
お互いの前提をすり合わせた上で、
進め方を決めていくことを大切にしていました。


5. この経験を、これからも大切にしたい

うまくいかない調整は、だいたい
「自分たちの事情だけを伝えて終わる」ケース
です。

でも、違う前提で動く人たちが
一緒に進むためには、共通言語が必要です。

行政で培ったこの感覚は、
これから行政の外で仕事をしていく上でも、
大切にしていきたいと思っています。

今回の振り返りを通じて、これまでのnoteが、
自分のポートフォリオとして
一本の線でつながった気がしました。

これからはライターという仕事を通じて、
この「共通言語をつくる」という仕事を、
積み重ねていきたい
と思います。


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ボンベイ@元市役所職員Webライター 記事を読んでいただきありがとうございます。 市役所を離れ、4月からWebライターとして新たな一歩を踏み出します。 いただいた応援は、執筆活動やスキルアップのために大切に活用させていただき、皆様へ還元できれば嬉しいです。 皆様の「スキ」やサポートが、私の挑戦の大きな原動力です。