虎穴虎子(こけつこし)
【意味】
危険を冒さなければ、大きな成果や功名は得られないということ。
【用例】
現地で当事者に直接取材しなければ核心には届かない。まさに虎穴虎子の覚悟が必要だ。
【故事来歴】
[出典]『後漢書』班超伝(班梁列伝)。後漢の永平十六年(73)、班超(はんちょう)はわずか三十六人ほどを率いて西域の鄯善国(ぜんぜんこく)へ赴いた。当初は鄯善王から厚遇されたが、匈奴の使者が来ると王の態度が急に冷淡になった。班超は、自分たちの来訪が匈奴側に知られれば拘束されると判断し、部下を集めて「不入虎穴、不得虎子(虎穴に入らずんば、虎子を得ず)」と決断を迫った。その夜、匈奴使節の宿営を火攻めにして全滅させ、鄯善王を漢に服属させた。危険な賭けに出て窮地を切り開いた場面から生まれた語である。
【類義語】
【対義語】
【補足】
四字熟語としては「虎子」を「こし」と読み、「こじ」とは読まない(ことわざ「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の場合は「こじ」とも読まれる)。班超は後に西域都護として長く西域経営に携わった人物で、「投筆従戎」の故事でも知られる。ない。
