北海道で思いがけずにワーケーション、的な。
おおっぴらに喜ぶべきか、そうすべきでないのか。どちらが正しいのか分からない。
思いがけずに北海道で数ヶ月間のワーケーション、なのである。
フリーランスなので、PCとネットさえあればどこでも仕事ができる。これは大きな強みだ。今回のことでしみじみそう感じている。
上の子どもたちは働いているし、オットは基本的にリモート。わたしが自宅にいなくても、家のことはなんとかなる。
みんな大人だもの。日々の生活くらい、自分たちでなんとかするでしょ。
♢
8月に入ってすぐ北海道に来た。
数ヶ月間もここに滞在する予定なのは、北海道に進学した末っ子が怪我をし、その治療と生活面のサポートが必要になったため。
いったん地元大阪に戻ってじっくり治療する、という選択肢もあったのだけど、そうなると大学は休学することになる。完治のために週に数回の通院が必要になるからだ。本人がそれはどうしても避けたい、北海道での生活が楽しいから休学はしたくない、と力説。
わたしが会社員なら、それは無理な話だったろう。だって、大阪で働きながら北海道でのサポートはできないもの。でも、フリーランスは自由が利く。フリーランスの強みって、こういうときに発揮するんじゃないの?
というわけで、わたしはこの地までやってきた。
本心は「イェーイ!やっほーい、北海道だぜーーーー!!」なのだ。
だって、大阪は酷暑すぎ。本州より南はどこもそうなのかもしれないが。湿気がひどく、ちょっと外を歩いただけで頭がクラクラする。
北海道も例年よりは暑いらしいが、大阪に比べるとだいぶマシ。あのじっとりとまとわりつくような暑さから解放されただけで、体も心も軽い。
末っ子は約1ヶ月入院しているので、その間、わたしはほぼ自由(お見舞い以外は)。末っ子の部屋で束の間の1人暮らしなのだ。仕事も、食事も、観光も、おでかけも。自分の裁量でなんだってできちゃう。
北海道は本州人の憧れの地、みたいなイメージがある(わたしだけ?)。見どころ満載の観光地。どこに行っても京都と同じくらい観光客がいる。
大阪にいるときから、北海道滞在中はどこに行こう、どこを観光しよう、なにを食べようと、あれこれずっと考えていた。ぶ厚いガイドブックとにらめっこしながら。もちろん一人旅の前提で。するとオットが
「なんや、えらい楽しそうやな」
あ、しまった・・・末っ子の治療&生活サポートがメインで北海道に行くというのに、ついつい自分の欲望がダダ洩れに・・・
「おれもその時期に夏休みとって、一緒に観光しよっかな」
「ま、お見舞いのついでやけどな」
あわててそう付け足すオットも、なにやら楽しそうではないか。
♢
ということで、行ってきました。降ってわいたようなご褒美(なんのご褒美?)旅行 in 北海道!
新千歳空港でレンタカーを借りて、まず向かったのは美瑛。

お盆前だったので日本人観光客は少なかったけれど、外国人ツアーバスが次々と到着していた。

青はラムネ味。クマさんの後姿がプリントされているサブレとの相性がなかなかグッド。
あまり車が走っていない道を運転するのは本当に気持ちいい。なんという解放感!緑いっぱい、自然いっぱい。目に優しい風景がずっと続いている。
次の目的地は富良野。
残念ながらラベンダーの季節は過ぎてしまっていたけれど、それでもこんなに美しい花たちが。



ここでもソフトクリームを食べる。

次は、ファーム富田へ。


ここでは鮮やかな色の夕張メロンを。

次の日は、富良野のホテルの森にある、素敵なカフェへ。





ゆったりとした時間を過ごしたあとは、旭川へ。
開放感のある眺めが広がる土地を運転するのは、本当に気持ちいい。これぞ北海道!という感じ。とぎれることなく噴煙を上げている十勝岳とも、ここでさようなら。
目指すは、旭山動物園。







旭山動物園がなぜあんなに人気があるのか、今回行ってみてよくわかった。動物本来の行動を引き出す「行動展示」にはたくさんの工夫がされていて、生き生きとした動物たちの姿を見ることができるのだ。
動物園に行ったのは10年ぶりくらいだけど、大人だけでも十分楽しめる、見ごたえのある施設だった。
あぁ、小旅行だけど、なんて有意義な時間の使い方。
そしてそして。
旭川の〆はやっぱりコレでしょ。

♢
オットはもう大阪に戻ったが、わたしはこんなふうに北海道でワーケーションをしている。
末っ子が退院するまであと半月。北海道のグルメや観光を1人でのんびり楽しむことにしよう。
さて、と。そろそろ仕事に戻りましょうか。
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