失ったものばかり数えていた
振り返ると、
私は失ったものばかり数えていた気がします。
できなかったこと。
手に入らなかったもの。
続かなかったこと。
途中で終わったこと。
選ばなかった道。
そして、
戻れなくなった場所。
もちろん、
失ったものが気になるのは自然なことです。
人は手に入れたものより、
失ったものの方を強く覚えていることがあります。
だから、
何かを手放した時。
何かを諦めた時。
何かを選び直した時。
どうしても失ったものに目が向きます。
でも。
失ったものばかり見ていると、残ったものが見えなくなることがあります。
経験。
出会い。
積み重ねた時間。
そして、
その時々で悩みながら選んできた自分。
失ったものは確かにある。
それは事実です。
ただ、
それだけではない。
今ここに残っているものも、
同じように事実なのだと思います。
人生は、
手に入れることだけでできているわけではありません。
手放すこともある。
諦めることもある。
選び直すこともある。
そしてそのたびに、
何かを失い、
何かを残していく。
だから、
失ったものを数える日があってもいい。
でも時々は、
残ったものも数えてみる。
そうすると、
思っていたより多くのものが、
今も自分の手元にあることに気づくのかもしれません。
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