「戻れなくなる前に。」第4章【それでも前に進む】②
守りたいものは何だったのか
何のために頑張っていたのだろう
気づけば、
「どうすれば続けられるか。」
「どうすれば乗り越えられるか。」
そんなことばかり考えていた時期がありました。
もっと頑張らなければ。
期待に応えなければ。
諦めてはいけない。
迷惑をかけてはいけない。
そうやって前を向こうとしているうちに、
いつの間にか、
「何のために頑張っていたのか。」
という問いを忘れてしまうことがあります。
手段が目的になっていく
本当は、
守りたいものがあったはずでした。
家族との時間。
健康。
仕事への誇り。
誰かの役に立ちたいという気持ち。
安心して暮らせる毎日。
でも、
続けることそのものが目的になると、
その大切なものが見えなくなってしまうことがあります。
頑張ること。
耐えること。
期待に応えること。
それ自体は悪いことではありません。
ただ、
手段だったはずのものが、いつの間にか目的に変わってしまうことがあります。
だからこそ、
時々立ち止まって問い直すことが必要なのかもしれません。
本当に守りたいものは変わっていく
以前の自分が大切にしていたものと、
今の自分が大切にしたいものは、
同じとは限りません。
若い頃には、
結果や評価が何より大切だったかもしれない。
ある時期には、
責任を果たすことを優先していたかもしれない。
そして今は、
健康や家族との時間を大切にしたいと思うかもしれない。
どれも間違いではありません。
その時々で、
自分にとって大切なものは変わっていく。
守りたいものが変わることは、ブレることではなく、生き方が更新されていくことなのだと思います。
「失わなかったもの」に目を向ける
私たちは、
手放したものばかりに目を向けがちです。
辞めた仕事。
叶わなかった夢。
選ばなかった道。
続けられなかったこと。
でも。
その選択によって、
失わずに済んだものもあったはずです。
壊れなかった心。
守れた身体。
続いている人とのつながり。
取り戻せた時間。
何を失ったかだけではなく、何を守れたのかにも目を向けていい。
そう思えると、
これまでの選択の見え方も少し変わってくる気がします。
これから、何を守りたいだろう
もし今、
立ち止まっているなら。
もし今、
「このままでいいのだろうか。」
と感じているなら。
一度だけ、
自分に問いかけてみてください。
これから先、
自分は何を守りたいのだろう。
どんな毎日を大切にしたいのだろう。
何のために頑張っていきたいのだろう。
その答えは、
きっと一つではありません。
そして、
これから先も変わっていくのだと思います。
でも、「何を守りたいのか。」という問いは、迷った時に立ち返れる場所になる。
それがあるからこそ。
進むことも。
立ち止まることも。
離れることも。
選び直すことも。
自分の意志で決めていけるのかもしれません。
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