48歳、スライムを倒し続けた意味が今になってわかった。
子供の頃、ドラクエをやっていて、レベル上げが全然苦じゃなかった。
むしろ、好きだった。
「どうすれば効率よく経験値を稼げるか?」
そんなことを考えながら、ひたすら敵を倒す。
今考えたら、不思議である。
ゲームを進めるわけでもない。
ストーリーが動くわけでもない。
ただ同じ敵を何匹も何匹も倒しているだけだ。
それなのに、レベルがひとつ上がるだけで嬉しかった。
「ちからが3あがった!」
それだけで、
「よっしゃぁぁぁ!!」
(角田信朗風にw)
である。
48歳になった今、ふと疑問に思った。
なぜ、あの頃のオレは、あんなに黙々と積み上げることができたんだろう?
考えてみると、ドラクエってものすごく優しいゲームなのだ。
スライムを倒せば、少し経験値がもらえる。
強い敵を倒せば、もっともらえる。
つまり、どんな敵でも倒せば損はない。
1匹倒せば1匹分。
10匹倒せば10匹分。
地味でも、ちゃんと積み上がる。
そして気がつけば、
「チャラララッチャッチャッチャーン♪」
レベルが上がっている。
あぁ、そうか。
オレがレベル上げを好きだった理由って、
「やった分だけ、ちゃんと積み上がるのが見えていたから」
なのかもしれない。
そう考えると、今の仕事もちょっと似ている。
工場で同じような作業を繰り返していても、オレはあまり苦にならない。
「もっとキレイにできないか?」
「あと5秒縮められないか?」
「昨日の自分より早くできないか?」
そんなことを考え始めると、ただの単純作業が急にゲームっぽくなる。
昨日10分かかった仕事を、今日は9分30秒で終わらせた。
経験値+10。
誰にも褒められない。
給料も増えない。
でも自分の中では、
「よし、レベル上がった」
なのである。
たぶん、人間って「考え方ひとつ」で同じ景色を変えられる。
「やらされている」と思えば苦痛なことも、
「どうやったら面白くなる?」
と考えるだけで、少しだけゲームになる。
そして今回、
「なんでオレ、あんなにレベル上げ好きだったんだろう?」
という、ただの疑問からこんなことを考えた。
疑問が生まれる。
ちょっと考える。
すると、何かに気づく。
子供の頃には何も考えず楽しんでいたことから、48歳になって学ぶこともあるらしい。
人生も同じなのかもしれない。
楽しいことが起きるのを待つだけじゃなく、
「どうやったら楽しめるか?」
昨日と同じ一日でも、
「昨日より何かひとつ成長できないか?」
そんなことを考えてみる。
それだけで、いつもの一日がほんの少し違って見える。
もしかしたら、疑問が学びに変わる瞬間って、答えを見つけた時じゃなくて、
「なんでだろう?」と立ち止まった時なのかもしれない。
今日のオレは、スライムを一匹倒した程度かもしれない。
でも経験値は、ちゃんと入っている。
……ただ最近は、宿屋に泊まってもHPが全回復しない。(先日、滋賀のホテルで朝食バイキングを食べ過ぎて「腹パンパン」というステータス異常になったw)
どうやら48歳からは、回復呪文の効きも悪いらしい( ; ; )
それでも今日も、スライムを一匹ずつ倒していく。
いつかまた、
「チャラララッチャッチャッチャーン♪」
とレベルが上がる日を信じて。
結論
堀井雄二先生がドラクエを通じて教えてくれたコトって、人生においてかなり大切なコトだったのかもしれない。
……たぶんww
ではまた。

