オランダ人の理想の休暇
オランダ人にとって休暇は人生の重要事項と言っても過言ではない。
5月はメイ•バカンシー と呼ばれるいわゆる5月休み、夏はもちろん夏休みがあるわけで、オランダ人はかなり前から旅の予約をしている。
ここでオランダの主な旅行会社をいくつか紹介しよう。
TUI

より
Sunweb

Corendon

休暇の目的
上記で紹介した旅行会社のPR写真がほぼビーチ、もしくはプールサイドの写真で紹介されているように(というかマジでそれしかない)、オランダ人の休暇の主な目的は文字の如し、「休」んで「暇」を満喫すること。あえて何もせずゆっくり過ごすニクセンという言葉があるくらいだ。
大事なのはとにかく日差しを身体中にめいっぱい浴びることだ。1年のうち半分以上は肌寒くて小雨が降るオランダにおいて太陽の光は貴重なのでここぞばかりにビタミンD摂取に励む。
大体どこのサイトを見ても似たり寄ったりな印象だが、我が家は何だかんだでTUIを見ることが多いかも。オールインクルーシブだと飛行機とホテル込みであれこれ手配しなくていいので好き。
ただオールインクルーシブといってもツアーみたいなのではない。オランダ人は団体旅行があまり好きではない国民性らしく、自分たちで自由に回りたい人が多いので、旅行先の空港から各々が予約したホテルに随時シャトルバスで送り届けられたら、あとは帰るまで自分たちで自由に満喫する(もちろん帰りもホテルまでシャトルバスが迎えに来てくれる)。
行きの飛行機で見かけた人が、毎日ビーチで照り焼きホリデーの日々を送り、帰るころにはゆでダコみたいになっている人も多い。

また、ホテルで食事付きだと毎回子連れでも入れる店を探さなくていいのは気楽でいい。もしくはアパートタイプも子連れファミリーには便利だと思う。
人気の旅行先
欧州内だと南欧でスペイン、イタリア、フランス、ギリシャなどが人気。クラサオやアルバといったカリブ海のオランダの植民地だった国もメジャーな行き先で、オランダには元々その辺の出身者も多いので彼らにとっては里帰りだ。
その他トルコやエジプトなど。
狙い目はEUに加盟していないリゾート地だと思う。夫の友人がアルバニアに行ってすごい良かったと聞いたので去年はそれでアルバニアに行こうとしたが、二転三転して結局エジプトに行った。
↓ エジプトの旅行の話はこちら
なぜ狙い目かというと物価が安いから。
私の大好きなクロアチアにはクーナ(ユーロ導入前の通貨)の時とユーロになってから行ったことがあるけど、経済成長に伴って物価も急上昇している。去年ドゥブロヴニクに行った時の外食代はオランダで外食する値段とたいして変わらなかったくらいだ(それでもサービスも食事も申し分ないので払う価値は十分ある!)。
その他、人気の休暇
オランダ人というかヨーロッパ人を見ていると、やっぱり大陸移動してた元狩猟民族だったんだなあ~と思うことがある。例えば飛行機で3、4時間とか、もっと遠い距離でも車で移動して道中はキャンプするのが好きな人も多い。むしろ道中を楽しんでるみたいな。個人的な主観ではキャンプ好きは年配の方に多い気がする。
私は虫が大の苦手だし、設備が整った快適なホテルで過ごしたいのでキャンプは無理&嫌いです🥹
それからバカンシーハウス。

オランダには休暇を過ごす別荘が集まったところがある。プールや子供の遊び場があったりして、どちらかというと家族向け。ちなみに私はバカンシーハウスもあまり好きではない。そこでほぼ毎日料理してたら普段とあまり変わらないし、そもそも休暇にオランダ国内にいてもいつもの延長という気がしてワクワクしないんだもん💀
最後に
ずっと前に聞いた話だが、夫の会社にエジプトへ5回くらい行ったことがありながら、ピラミッドをただの一度も見ておらず、ひたすらプールに入り浸り(つまり日光浴)だった人がいたらしい。せっかく行ったのに、と思わなくもないけど、旅先で何に重きを置くかは人それぞれ。ゆっくり休みつつ人生を謳歌しよう。
最後に(パート2)
さて、ここで砂漠繋がりで日本人にはあまり馴染みのない中東カタールのドーハに行った時のお話を少し。
トランジットで朝到着、夜遅くに出発というフライトだったので入国して観光した。
昼間は本当に本当に暑くて、外を歩いていた人は皆無で「ドーハはゴーストタウンなのか...?」と思ったくらいだ。 よほど用事でもない限り散歩とかする気温じゃないもんね。
砂漠では文字通り砂漠ツアーに参加。



写真は平地だが、転倒しそうな傾斜の砂丘も爆走する
写真のまんま、四駆で爆走するなかなかスリリングなツアー。ジェットコースター並みに爆速でかなり揺れるので食事の後すぐはやめた方が良さそう。
ちなみに車はレクサスで、運転してくれた白い民族衣装のカタール人曰く「このツアーはただの趣味でやってる」とのこと。他にもレクサスを何台か所有しているらしいが、道楽のレベルがさすが石油の国の金持ち。
それからイスラム美術館に行った(暑くて室内へ避難)。展示も充実していたが建物そのものが印象に残っている。






中東に限らず暑い国では昼間動くと体力を消耗するので、日が暮れてからが生活の本番。昼間誰もいなかったのが嘘のように夕方から少しずつ活気が出始め、月が登ったころはとても賑わっていた。
地元民が来るレストランで夜ごはんを食べたけど、おいしかったし(串焼きみたいのを食べた記憶がある)お店の人も親切だった。
ちなみにイスラム美術館で、砂漠ツアーの車に羽織りを忘れたのに気がつき、件のレクサス君に連絡したら颯爽と現れて届けてくれた。その節はありがとうございました!

