【子育て編】第20話同じように育てたのに、全員ぜんぜん違う。
子どもが5人いる。
同じ母親から生まれて、
同じ家で育って、
だいたい同じものを食べてきた。
なのに。
びっくりするくらい、
全員違う。笑
慎重な子もいれば、
「とりあえずやってみよ!」の子もいる。
何でも話してくれる子もいれば、
自分の中でじっくり考えてから話す子もいる。
怒られたらすぐ泣く子もいれば、
絶対に泣かずにこっちを睨んでくる子もいる。笑
同じことを言っても、
「わかった」
で終わる子もいれば、
「なんで?」
から始まる子もいる。
だから途中で気づいた。
これ、
同じ育て方なんて無理やん。笑
最初の頃は、
兄弟なんだから平等にしないと。
同じようにしてあげないと。
って思っていた。
でも、
「同じようにすること」と
「大切にすること」って、
たぶん少し違う。
一人で放っておいてほしい子に、
ずっと話しかけることが愛情とは限らない。
逆に、
いっぱい話を聞いてほしい子に、
「大丈夫やろ」
って見守るだけでは、
寂しいのかもしれない。
背中を押した方がいい子。
黙って隣にいた方がいい子。
褒めたら伸びる子。
悔しさをバネにする子。
5人育てているうちに、
私は「子育ての正解」を探すのを
だんだんやめていった。
だって、
昨日うまくいった方法が、
今日は全然通用しないことだってある。
一人目に大正解だったことが、
二人目には大失敗なんて普通にある。
ましてや、
「育児書にはこう書いてあった」
なんて言われても。
知らんやん。
うちの子、その育児書読んでへんもん。笑
結局、
その子を見ながら、
「あ、この子にはこれかな?」
って考えて、
間違えて、
またやり直して。
子育てって、
ずっとその繰り返しだった気がする。
そして今、
大きくなった5人を見ていると、
やっぱり全員ぜんぜん違う。
好きなものも。
考え方も。
生き方も。
でも、それでいい。
私のコピーを5人育てたかったわけじゃない。
この子たちが、
それぞれ自分の人生を生きられるように
育てたかったんだから。
同じお腹から生まれて、
同じ家で育ったのに、
こんなにも違う5人。
今ではその違いを見るのが、
めちゃくちゃ面白い。
子育てって、
「こう育てたら、こうなる」
じゃなかった。
5人育てて分かったのは、
私が子どもを作り上げるんじゃなくて、
最初からちゃんと、
一人ひとりに
「その子」があったってこと。
私はそれを、
20年以上かけて
横で見せてもらっているだけなのかもしれない。
