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土から、キッチンへ。母と娘がつなぐ「日曜日のアジアン・フェス」

ある日曜日。我が家の食卓に並んだのは、スパイシーな香りが部屋いっぱいに広がるキーマカレーと、こんがりと香ばしい焼き目がついた大きなナン。

​一見すると、どこかのお店に迷い込んだかのようなアジアンな佇まい。だけどこれは、我が家のキッチンで生まれた、母と娘のちいさな共同プロジェクト(コラボレーション)の結晶です。

​土から始まる、何日も前からの仕込み

​主役のキーマカレーの横で、静かに、けれど確かな存在感を放つ3つの常備菜。実はこれ、何日も前から私がコツコツと仕込んできた、愛おしい味の記録です。

カレーをおいしくする四点

​一番こだわったのは、自分の畑から収穫してきたばかりの「ニンニクの芽」で作った自家製キムチ。採れたてのみずみずしさと力強い風味を一番いい形で引き出したくて、「あと少し、もうちょっと……」と、何日も前から味の微調整を繰り返してきました。ようやく「これだ!」と思える味に辿り着いたときの嬉しさは、ひとしおです。

​ほかにも、わけぎの根元を活かしたらっきょう風の甘酢漬けや、にんじんの赤味噌粕和え。

実は、旦那くんは、粕和えもらっきょうも少し苦手。だからこそ、独特のクセを赤味噌のコクで優しく包み込んだり、漬け加減を工夫したりして、「どうにか美味しく食べてほしいな」と、隠し味にそっと想いを忍ばせました。

​娘のナンの、香ばしい香り

コネコネ
フライパンで焼きます。

​私がキーマと副菜を仕込む横で、頼もしい相棒になってくれたのは高校生の娘。

​粉をこね、丸め、慣れた手つきで大きな1枚のナンへと伸ばしていく。フライパンを確認しながら、絶妙な火加減でつけてくれた「きつね色と黒のお焦げ」のコントラストは、まるでアートのよう。

​自分でちぎりながら食べる手作りのナンには、お店のそれとは違う、ふっくらとした温かみともっちりしたゆとりが宿っていました。

​みんなでペロリ、最高の「おいしい」

​お義父さんも、旦那くんも、食卓に並んだ料理を見て大喜び。

​「これなら食べられる!」と箸を伸ばしてくれた旦那くんの笑顔。副菜も娘のナンも、本当に美味しそうに気に入ってくれたお義父さん。

​自分の手で土を耕し、育てた命を収穫して、キッチンで味を調える。そこに娘の手仕事が加わって、家族みんなの「おいしい!」の笑顔で行き着くべき場所にたどり着く。

​何日もかけた微調整の時間は、みんながペロリと平らげてくれた、この幸せな日曜日の瞬間のためにあったのだと思います。

​土の中から食卓へ。愛おしいバトンが綺麗につながった、我が家のごちそうさまでした。

ニンニクの芽が元気

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