岩木山麓の隠れ湯 湯段温泉 青森県弘前市
今、岩木山は紅葉が真っ盛り。
岩木山麓は泉質の異なる温泉が集まっていて、湯浴みのはしごが楽しめる。
そこで、嶽温泉に泊まった際に、チェックアウト後そのまま湯段温泉に向かい、初めてのはしご湯にトライ。湯段温泉は嶽温泉郷から徒歩でも20分かからないほどの距離だ。
この辺りは湯段萢と呼ばれる湿地帯で、春には水芭蕉の大群落が姿をみせる「ミズバショウ沼」は観光客に人気だ。

この沼には7月下旬から8月上旬にかけてゲンジボタルも飛び交うと、岩木山観光協会のパンフレットに書いてあった。手つかずの自然が残っているエリアなのだろう。

湯段温泉は間もなくです

遊歩道も整備されていた

岩木山も紅く色づく
湯段温泉 「ゆだんの宿」で立ち寄り湯
「ミズバショウ沼」「おらが里のみどころ」を過ぎてしばらく歩くと、湯段温泉だ。朝9時半に旅館「ゆだんの宿」で、立ち寄り入浴できるか聞いてみた。


紺色の暖簾の先が浴場
受付には、気さくで笑顔が素敵な女将がいた。
女将によれば、立ち寄り入浴は朝8時半から。今しがた宿泊客が帰ったばかりだということで、宿には誰もいなかった。
入浴料金は400円。貸しタオル100円を払い、これはもしや独泉?と期待しながら、いそいそとお風呂に行く。
こざっぱりとした脱衣所から風呂場にいくと、
シャワー付カランが2カ所だけの小さな浴場だ。


採光よく明るい
浴槽は四人も入ればいっぱいになりそうなこじんまりしたもので、パイプから勢いよく湯が流れていた。
金気臭の少し褐色を帯びた濁ったお湯で、湯温も41℃位だろうか。身体に負担を感じない優しい湯だ。
ただお湯の感触だけを感じながら、しばし頭を空っぽにする。ひとりの時間を持てる幸せを、心ゆくまで味わう。

適応症に婦人科系疾患が多い。

脱衣所のかべには、各種宿泊プランの案内が貼ってあった。夕食の品数により値段が変わり、湯治に手ごろな品数4品のプランもある。
脱衣所から出ると、紺色の暖簾の近くに小さな飲料用の冷蔵庫が置いてあった。ビンのラムネも良いけれど、やっぱりお風呂上がりの喉にはミネラル水が欲しかったな。

青紫色が綺麗
借りたタオルを返そうとしたが、女将の姿はどこにも見えなかった。
そんなのんびりした風情が、なんともホッとする山の隠れ湯だった。
