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雨上がり、ハトが教えてくれたこと。

雨上がりの庭で、二羽のハトを見つけました。
寄り添いながら、お互いの羽をそっと繕う姿を見ていたら、なぜか心まで穏やかになっていきました。
何気ない景色が、誰かの幸せを願うきっかけになることがあります。
今日は、そんな雨上がりの小さな出来事のお話です。

この記事は、聴話人くるみさんの企画「秋のぷちふく」に参加しています。

いつも記事を拝読している、みなかはるかさんの投稿をきっかけに、この素敵な企画を知りました。

私が見つけた小さな「ぷちふく」も、そっとここに置いてみたいと思います。

素敵な企画をありがとうございます🌷


雨が上がったあとの庭は、とてもきれいです。

葉っぱの上には小さな雨粒が残っていて、光が当たるたびにキラキラと輝いていました。

いつも見ている庭なのに、雨上がりというだけで、少し違う場所のように見えます。

その日も、そんな庭に誘われるように外へ出ました。

そして、ふと空を見上げたときのことです。

近くの電線に、二羽のハトが並んでとまっていました。

つがいなのかな。

「雨も上がったし、デートかしら」

そんなことを思いながら眺めていると、二羽はお互いの羽を繕い始めました。

そっと寄り添いながら、相手の羽をくちばしで丁寧に整えています。

なんとも穏やかで、仲のよい光景でした。

よく見る光景なのに、なぜか気になった

二羽の姿を眺めながら、ふと思い出しました。

そういえば私、ハトがこうしてお互いの羽を繕っているところを、これまでにも何度か見たことがあるな、と。

普段なら「仲がいいな」と思って、そのまま通り過ぎていたのかもしれません。

でも、その日はなぜか気になりました。

「何か意味があったりするのかな」

そう思って調べてみると、スピリチュアルな世界では、ハトの羽繕いを目にすることを「心の浄化」や「身辺を整えること」、そして「これから訪れる平和や幸運への準備」と捉えることもあるそうです。

もちろん、これはひとつの捉え方です。

ハトにとって羽繕いは、ごく自然な行動でもあります。

それでも、その言葉を知ったとき、私はなんだかうれしくなりました。

そして、もう一度空を見上げました。

「平和」と「幸運」という言葉

その意味を知ったとき、不思議と自分の幸運を願おうとは思いませんでした。

浮かんできたのは、今、不安な毎日を過ごしている人たちのことでした。

大きな地震や豪雨などによって、これまで当たり前だった暮らしが変わってしまった方もいます。

離れた場所にいる私には、わからない大変さもたくさんあると思います。

だから、簡単に「大丈夫」とは言えません。

ただ、

「平和」と「幸運」

という言葉を見たとき、

どうか、この言葉が必要としている人のところへ届きますように。

そんな気持ちになりました。

私は空に向かって、すべての人の幸せを祈りました。

安心して眠れる夜がありますように。

大切な人と、何気ない話をしながら笑える時間がありますように。

そしていつか、空を見上げて「きれいだな」と思えるような穏やかな日が訪れますように。

お互いの羽を整えるように

そして、あの二羽のハトの姿を思い出しました。

自分の羽ではなく、お互いの羽を繕っていた二羽。

一羽がもう一羽を気にかけるように、そっとくちばしを寄せていました。

「平和」というと、とても大きな言葉に感じます。

世界中が穏やかであること。

争いがないこと。

災害への不安がなく、安心して暮らせること。

もちろん、それも平和です。

でも、もっと身近なところにも、小さな平和はあるのかもしれません。

誰かを気にかけること。

困っている人がいたら、少しだけ手を差し伸べること。

疲れている人に「大丈夫?」と声をかけること。

二羽のハトがお互いの羽を整えていたように、私たちも誰かに支えてもらったり、誰かを支えたりしながら暮らしています。

そんな小さな思いやりが重なっていくことも、平和につながっているのかもしれない。

そんなことを思いました。

雨上がりの空に願ったこと

考えてみれば、その日の出来事はとても小さなものでした。

雨が上がったこと。

庭がキラキラしていたこと。

二羽のハトが電線にとまっていたこと。

そして、お互いの羽を繕っていたこと。

それだけです。

でも、その小さな景色に足を止めたことで、私は遠くにいる誰かのことを思いました。

もしかしたら、目の前に現れるものにどんな意味があるのかよりも、それを見た自分の心に何が生まれたのかのほうが大切なのかもしれません。

本当にあのハトたちが、何かを知らせに来てくれたのかはわかりません。

偶然、そこにいただけなのかもしれません。

それでもいいと思っています。

二羽の姿を見て、心があたたかくなった。

誰かの幸せを願いたくなった。

今日という何気ない一日があることを、ありがたいと思えた。

それだけで、あの光景に出会った意味は十分にあったような気がします。

雨が上がった庭には、まだ小さな雨粒が残っていました。

そのひとつひとつが光を受けて、キラキラと輝いています。

雨のあとだから見える景色もある。

そんなことを思いながら、もう一度空を見上げました。

どうか今日、不安の中にいる誰かの心にも、小さな光が届きますように。

そして、すべての人に穏やかな時間が訪れますように。

Yufu

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