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難病の毒母から解放されて、自分のために生きたいとあがいている話〜子ども編〜

「今日はケンカした?」
これは私が小学校2年生の頃、学校から帰ってきたら毎日のように母に聞いていた言葉です。

ご覧いただきありがとうございます。
みつです。
    
今回は私が子どもの頃に感じていたことを開放させていただきます。そういうことあったのね、くらいに読んでいただければ嬉しいです。
不快に感じるかたはどうぞ離れてくださいね。

始まり

私は父、母、3つ離れた兄と私の4人暮らしでした。
私が小学校1.2年生くらいから、母と兄の口けんかというか大声でのどなり合いがありました。

私が学校から帰るといつも母と兄の大きな声がしていて、母が泣いて終わるというパターン。
それはほぼ毎日。朝から始まることもありました。
周辺の家にも響いていたんじゃないかなと思います。今だったら警察とか来てたかなと思うくらい。
内容は、たぶんささいなこと。物心ついてきた兄と母の言い分のぶつかり。兄は発達障害があったと思いますが、小さい私には分からなかったです。


私の父は、まじめで典型的な仕事人間。
母と兄が大変だったと父に言っても、父は兄を殴るだけ。
父は、子どもに対してどう接したら良いのか分からなかったんだと思います。

母と兄について

私は子ども心に兄の理解のなさは尋常ではないと思っていました。兄は他人と人間関係を形成できない人。友達がいません。だから、学校のことや自分のことを話せるのは母のみ。
今思えば兄は兄なりに、一生懸命母に甘えて、反抗して、自立しようとしていたのでしょう。でもうまくできない。


母は母で、子どもと自分は別人格だということが理解できない人。
心配という名の鎖で繋いで子どもの選択肢を奪って、自分が敷いたレールに兄を乗せて、兄の自己決断を奪っていました。
自分の意志があるのに上手く出せず社会に溶け込めない兄が自分をさらけだせるのは母のみ。兄は母にだけ、上から目線でいばっていました。母はいつの間にか兄の奴隷のようになってました。


母も母でそんな兄に対してどう接したらいいか分からない。言っても言っても、兄には通用しない。
自分が兄の自主性を奪っていたなんて母には毛頭ない。

兄とひとしきり言い合い疲れた母は、いつも泣いていました。そして、私が母を慰める係り。
兄との言い合いで悔しい気持ちが収まらない母は、自分の思いをぶつけるように私の手をつねっていました。

私が母の代わりに兄に言って聞かせることも、たくさんありました。
私が母と兄の母親役でした。いわゆる母子逆転ですね。
母の言い分を聞きなぐさめては、兄の話を聞き諭す.…

私は、この家族が壊れないように、続くように、いつも母と兄の様子をみて、調整していました。
私だって学校や友達のこと、色々聞いてほしかった。私を子どもとして扱ってほしかった。一番は.…私も母に甘えたかった。

私には、誰かに相談するとか話を聞いてもらうなんて頭はなかったです。
でも、漠然となんで私のうちはこんななんだろうって思ってました。
兄が中学に入って、少し形は変わりましたが続いていました。

そして今

私は大きな声や音がとても不快です。今でも耳栓がないと眠れません。
人に対しても合っているかどうかは別ですが、人の気持ちを汲んで読みすぎてしまう。

私は今、子どもを持つことができ、生活の中でうまくいかないこと、大変なこと、色々あります。だから、母も母で大変だったんだろうということがよく分かります。
でも、私だって母の子ども。
母からはあなたは大丈夫なの?など、私の様子を気にかける言葉なんて今までかけてもらったことはない気がします。


母にとっては、こんなに苦労させられた兄でも、可愛い可愛い子どもなんですよね。
口から出るのは兄のことばかり。
確かに兄は独り。自分がいなくなれば独り身の兄が気がかりなんでしょう。
私に当たり前のように、「お兄ちゃんを頼むよ」と言ってくるくらいです。

兄だって50代のいい大人。母はどれだけ子離れできていないのか。
そして私にそんなことをよく言えるなと正直に思います。
私が今までどんな思いをしてきたか.…分かっているなら私にそんなこと言えないはず。
分かっているなら、あんたはあんたの人生を生きなさいというはず。
分かっているなら…分かっているなら.…分かっていないから言えるんですよね。
今まで何回か私の気持ちを話したことはありますが、母には私の気持ちは理解できなかったようです。それを求めることは無理なので、今は諦めています。

諦めていますが……私は?私は結婚して子どもがいて、だから何なの?…私だってあなたの子どもだよ……
私は母が心配するからと思って、相談事をしたことがありません。
でも「私、実はさ…」なんて話したところで、母はすぐ「お母さんもね…」と人の話を自分の話に持っていってしまうので、私は話そうという気持ち自体がなくなるんですけどね。

私は小さかったころの私に、がんばったねと言ってあげたいです。
家族が壊れないように、壊れないように、小さい身体と心で一生懸命がんばったね。
もう大丈夫だからねと私をたくさん抱きしめてあげたい。

昨日も母の通院に行ってきました。そんな自分は本当にがんばってる。
だからもう、そろそろ自分の人生を生きていいよね。
お母さん、私を解放して。
でも、これからも母の介護は続きます。
だからせめて、心の中だけは母から解放されて…私は私のために、自分の人生を生きます。

長い文章を読んでいただいてありがとうございました。
みなさんの今日という何気ない日が素敵な一日でありますように。



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