【目次】「文學界」2026年1月号の内容をご紹介します
「文學界」2026年1月号の目次を紹介します。
今号より、誌面デザインを全面リニューアルしました。表紙画は気鋭の画家・守山友一朗さんの作品を1年間にわたり展開します。目次や本文デザインも一新しました。
発売は12月5日(金)、電子版は9日(火)配信スタートです。
編集長より
2年振りにデザインのリニューアルをしました。1月号から1年間、守山友一朗さんの絵が表紙を飾ります。
「浮遊する言葉」と題し、現代詩の特集を企画しました。マーサ・ナカムラさんを講師に迎え、朝吹真理子さん、鈴木涼美さん、高瀬隼子さんが参加したワークショップ「〝本当の私〟は詩の中に」では、お三方がはじめて書いた詩を読めると同時に、マーサさん直伝のはじめて詩を書くための方法が詰まっています。ぜひ読みながら、一緒に詩を書いてみていただきたいです。
他にも「10人の詩人による詩とエッセイ」、朝吹亮二さんの新作長篇詩『何処へ』など、ここでしか読めない詩人の詩と散文、また小池昌代さん、小笠原鳥類さんによる詩の鑑賞、そして柴田聡子さんと青野暦さんの対談「ことばと出会いなおす」、都築響一さんと大山顕さんの対談「令和の夜露死苦現代詩」など、詩をさまざまな角度から愉しめる特集になっています。
また、上田岳弘さんの連載「美しい人」が始まりました。「愛」に迫る、スリリングな第一回です。上田さんは「新潮」1月号でも連載を始められていて、どちらもお楽しみいただければと思います。
新たな1年間、どうぞよろしくお願いいたします。
新連載
上田岳弘「美しい人」
ひどく若かった頃、長く付き合っていた彼女がいた。
僕は夢を諦め、結婚し、仕事も順調だが――誰かを真剣に愛したことはありますか?
創作
筒井康隆「若草物語プラス・ワン」
古川真人「死者ではないのだから」
小林エリカ「元気にしていますYA」
特集 浮遊する言葉
ワークショップ「〝本当の私〟は詩の中に」
講師 マーサ・ナカムラ
参加者 朝吹真理子・鈴木涼美・高瀬隼子
10人の詩人による詩とエッセイ
久谷雉 /國松絵梨/鎌田尚美/石松佳/金井万理恵/井戸川射子/水沢なお/小島日和/水城鉄茶/高田怜央
新作長篇詩 朝吹亮二『何処へ』
インタビュー「朝吹亮二の現在地――『何処へ』を中心に」
エッセイ 笹久保伸「詩人の魔術的な歩行」
対談 柴田聡子×青野暦「ことばと出会いなおす」
詩人でありミュージシャン/小説家である二人が見つめる〝詩でなければならない〟こと
鑑賞
小池昌代「肩で読む佐藤文香の詩」
小笠原鳥類「榎本櫻湖の詩が、いつまでも、いつまでもギラギラしている」
評論
小澤裕之「抹消された不和 ダニイル・ハルムスのある未公表詩について」
エッセイ
南田偵一「稀少生物〝双眼〟の詩人現る――詩誌「詩あ」発行人・編集人・詩人から見る現代詩の風景」
対談 都築響一×大山顕「令和の夜露死苦現代詩」
「夜露死苦現代詩」刊行から19年。いまストリートで生きている言葉は、どこにあるのか
創作 野崎有以「ピアノソング」
対談
津野青嵐×伊藤亜和「「共にあれない体」と生きていく」
受け入れがたい体との関係を可能にするのが「装い」だ――津野さんの個展をめぐる初対談
▼「アペルト20 津野青嵐 共にあれない体」2025年10月18日(土) - 2026年4月12日(日) @金沢21世紀美術館 デザインギャラリー
今月のエッセイ
はぎわら水雨子「ジーザス・クライスト゠クッキング」
津田美幸「溢れ出した怖いものたちのこと」
窓辺より
春野礼奈「壺恋慕」
湯谷良平「鼻から記憶を取りこむ」
坂本湾「理科がわからない」
最終回
江﨑文武「音のとびらを開けて」
詩歌
高橋睦郎「締切という女神」
強力連載陣
斧屋/町屋良平/大澤真幸/鈴木涼美/藤野可織/渡辺祐真/松尾スズキ/津野青嵐/東畑開人/王谷晶/松浦寿輝 遊歩遊心/犬山紙子/菊間晴子/竹永知弘
文學界図書室
山田詠美『三頭の蝶の道』(角田光代)
角田光代『神さまショッピング』(小池水音)
佐藤厚志『ジャスティス・マン』(沼田真佑)
表紙画=守山友一朗
「Passage I 」/ 2025,
Oil on canvas,
130.3×162cm, 個人蔵
©︎Yuichiro Moriyama
詩歌・目次写真=深野未季
詩歌・目次デザイン=佐野久美子
アートディレクション=中川真吾
