私たち、文章屋はじめました。
「ぶ、文章屋……?」
どうも、名刺を渡すとだいたい二度見される『文章屋』でございます。
先日、あるスタートアップの創業者の方と、投資ファンドの方に、それぞれご挨拶する機会がありました。
「文章屋をやっています」と名乗った瞬間、お二人の頭に見事な「???」が浮かんでいました。特に投資ファンドの方は、小首をかしげ、心底ふしぎそうにしていらっしゃいました。
作家でもなく、ライターでもなく『文章屋』。
そりゃ、意味わかんないよね。
文章屋という表現は、あんまりにも抽象的すぎるもの。
でも、私たちはこれからも、あえて『文章屋』と名乗っていく。
だって、これが私たちの仕事の定義そのものだから。
私たちは、文章屋です。
文章屋の仕事は、ただ文章を書くだけではなく、
まだ言葉になっていないものを言語化するところから始まります。
情報を整理し、きれいな文章を作りたいなら、AIへ。
言葉にできない想いや、
ゆずれないこだわりを言語化し、
あなたらしい文章をつくりたいなら、文章屋へ。
AIを使って簡単に文章が書ける時代に、わざわざ人間が文章を書き、それを生業にしていく意味はどこにあるのか。
ここ数年、ずっと考えてきたことです。
そして私たちなりに出した答えが、こちら。
AIは、すでに言語化されたものしか文章化できない。
まだ言語化されていない大切なモノ
たしかにAIは優秀です。情報の要約やリサーチ、メールの作成、そして壁打ちの相手としても素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれます。AIと対話することで、今まで見えていなかった視点やアイデアに気づかされることも多いでしょう。
しかし、AIが聞いてくれるのは、すでに体系化されたフレームワークや、小難しい理論に則った形式的なものばかり。
そもそも、AIから良い回答を引き出すには、まず「自分の考えを言語化して入力する」必要があります。ですが、なんとなく頭の中にはあるけれど、いざ言葉にしようとすると、途端に難しくなるものってありませんか?
●頭の中でグルグル回り続けている熱い想いを言葉にしてみると、なんだか安っぽく感じて急に冷めてしまう
●「なんか違う」と思っているけど、その違和感の正体をうまく言い表せない
●「うちの商品・サービスは最高だ!」って思っているのに、競合をなぞったような言葉でしか表現できない
●そもそも、強みを聞かれても、お客様からみてどこが魅力なのか自分ではよくわからない
このもどかしさは、AIでは解消できません。
しかし、本当に大切なのは、上記のような「まだ言語化されていない想いや理想、ゆずれないこだわりやプライド」ではないでしょうか。
餅は餅屋。文章は文章屋。
世の中には、『言語化』の本がたくさんあります。 『言語化力』という言葉もあるくらいなので、鍛えれば身に付くスキルではあります。
でも、忙しい毎日の中で、今から言語化トレーニングを積むのは大変です。
だから、私たちはこう考えています。
餅は餅屋。
文章は文章屋。
言語化は、がんばって自力で身につけなくても、プロに任せていいんです。
文章屋の仕事は、いただいた資料を整えて文章にすることだけではありません。
対話を通じて、まだ言葉になっていない想いを掘り起こし、あなたの心の中にある「ブレない芯」を明確にする。
文章は、その芯をベースに組み立てていきます。
だから、資料が用意できなくても大丈夫。言語化が苦手でも大丈夫。
文章を依頼するときは、『言語化』からまるっとお任せください。
大切なのは、文章をお作りする前の「対話」と「ディグ」なのです。
実際に文章屋との対話を体験したお客様からは、こんなご感想をいただいております。
対話のなかで「自分の価値観が明確になっていくプロセス」がとても楽しいです。
自分のことは人を通してみないとわからないということに改めて気づけました。 感謝しかありません。
なかなか自分を客観的に観ることができませんが、質問に答える過程で自分をふり返って見直すきっかけができてよかったです。 ありがとうございました。
そう、人って、人を通じてしか自分を理解できないんです!
私たちは対話を通じて、まだ言語化されていない大切な想いを掘り起こす工程を、「ディグ」と呼んでいます。AIでは掘り当てることのできない、あなたの大切な想いをぜひディグらせてください。
※ディグの詳しい概念はまた別の記事で♡
もし今、お仕事の文章をAIで作っていて、「パッと見はイイ感じだけど、じっくり読むと中身がスカスカで何を言いたいのか分からない……」と悩んでいる方がいたら。プロンプトを見直す前に、まずは「自分の想いをきちんと言語化できているか」から見直してみてください。
そして、もし文章にお困りなら、文章屋に相談するという選択肢もございますよ♪
『文章に困ったら、文章屋に相談する』という文化をつくる
自己紹介が遅れました。
文章屋をやっている、岩切小百合(いわきり さゆり)と、畑中彩(はたなか あや)と申します。
元々フリーランスでセールスライターをやっていた岩切と、モール型EC専門のWebディレクター兼セールスライターをやっていた畑中がタッグを組みました。

文章において「AIに任せるべき領域」と「人間でなければ書けない領域」が明確になってきた今、私たちはフリーランスとしてではなく、あえて法人化という道を選びました。
『文章に困ったら、文章屋に相談する』という、新しい文化をつくりたいからです。
正直に言うと、このライター戦国時代に、あえて「文章屋」として起業することに迷いがなかったわけではありません。ですが、私たちはAIが普及するずっと前から、世の中の“ある空気”を薄々感じていました。
それは『文章なんて誰でも書ける』という、いや~な固定観念です。
いやいや、ライターさんや作家さんみたいな文章なんて、素人に書けるわけないよ。そう思っている方でも、以下のようなこと言っていませんか?
●ホームページに載せる文章、適当に考えといて
●会社紹介? パンフレットのやつ流用しといて
●SNS? 若い子ならみんな得意でしょ
これらの言葉の裏には『文章なんて誰でも書ける』という固定観念が見え隠れしています。
日本語を話して、文字が書けるんだから、文章くらい誰でも書けるよね?
なんて言わんばかりに。
学校で英語を習うだけじゃ英語が話せるようにならないのと同じで、文章だって誰でも書けるわけじゃないんです。
それなのに、なんとなく軽視されてしまう。
文章をプロに外注することがまだまだ一般的ではないし、そもそもライターに文章を依頼することが『コスト』として扱われている。
私たちは、それがちょっと悲しい。
文章は雑務ではない。「資産」である。
そもそも、文章をプロに依頼するという行為は、日ごろの雑務を代行してもらうことではありません。未来の資産づくりです。
LP(ランディングページ)やホームページを文章屋が磨き上げれば、24時間365日働く優秀な営業マンになります。
社長の頭の中にしかなかった熱い想いを「ミッション・ビジョン・バリュー」として文章化することで、社員の士気を高めたり、想いに共感する仲間を集めるための旗印となります。
それなのに、ライターの本当の価値が、世の中にまだまだ伝わっていない。さらに「ライターの仕事なんてAIにやらせればいい」という風潮まで広まりつつあります。
だからこそ、私たちは文章のプロとして、AIに任せるべき文章と、人間でなければ書けない文章とをしっかり線引きしたい。
そう思って、『文章屋』として生きていく覚悟を決めました。
名刺を渡して二度見される日々は、きっとまだまだ続きます。
でもいつか、『文章に困ったら、文章屋に相談する』が当たり前になるその日まで、ここで発信を続けていきます。
その道のりを、見届けてもらえたら嬉しいです。
——心の声を言葉にする
文章屋の岩切&畑中でした!
※このnoteは毎週水曜20時更新です。
週の真ん中に、ひと息つくタイミングに読んでくれたら嬉しいです。
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最近、目のかすみが……
え、老眼? やだ、まだ疲れ目って言わせてっ!