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誹謗中傷に殺されないで・炎上経験者が語る対処法


必要以上に心を痛めないために

 ryuchell・りゅうちぇるさんの急逝を受けてネット上での誹謗中傷に改めて注目が集まっています。
 彼が亡くなった動機は詳しく分かっていないものの、生前に自分の性への違和感からpecoさんと法的な夫婦関係を解消しており、そのことへ誹謗中傷をしていた人が多くいたことから、命を絶つ一因になったのではないかと指摘されています。

 このような報道が広がると、実際に誹謗中傷の被害に遭って思い悩んでいる人たちが、ニュースを自分事として捉えてしまい、命を絶つことを選択肢の一つとして考えてしまうなど、精神的な影響を受ける場合があります。
 ネット上の誹謗中傷への関心が高まり、かつ、そのような誹謗中傷に悩んでいる人たちにとって辛い時期だからこそ、悪質な言動に対してどう身を守れば良いか、炎上を何度も経験している私ならではの対処法についてお話ししたいと思います。

一番の対処法は「無視すること」

 誹謗中傷への一番の対処法。
 それは、無視をすることです。
 本当にそれ以上でもそれ以下でもありません。

 それでも、SNSを開けば反応が気になってしまうもの。
 そのため、具体的にはSNSの通知をオフにする、誹謗中傷をしてくる人はミュート、またはブロックする。
 そのようにすることで視界に自らへの誹謗中傷が入ってこないようにすることが大切です。
 完全に無視してしまえば、誹謗中傷に心を煩わせることがなくなります。
 これが一番大事なことであることを覚えておいて下さい。

逃げても多くの人は気付かない

 それでも、誹謗中傷に対応せずにSNSから離れると「逃げたと思われるのでは」と考える人も少なくないと思います。
 自らの言動によって炎上が起きているとき、多くの人が自分に対して強い関心を抱いていると錯覚し、それにしっかりと対応しないといけないと、真面目な人ほど考えてしまうでしょう。

 ただ、ここで理解して欲しいのは、たとえ炎上したとしても、多くの人はさほどの興味関心をあなたに持っていないということです。
 多くの人はツイッターなどであなたの言動をたまたま見て、たまたま手持ち無沙汰だったため反応して、その後は自身が誹謗中傷をしたことすらすぐに忘れてしまいます。
 そのため、あなたがSNSから離れてしまったとしても、「逃げた」と思うどころか、気付きもしないのです。

 炎上すると、巨大な悪意が自分に向かってきていると感じてしまいます。
 ただ、実際には、多くの人はさほどの興味関心を持っていません
 炎上というのは、1人1人が持っている関心は火の粉のように小さいけれど、それが数千、数万と集まるため、巨大な炎のように感じてしまうのです。
 1人1人の関心は決して大きくない。
 そう考えれば、SNSから離れようと考えやすくなるのではないでしょうか。

SNSはただの大声選手権会場だ

 それでも、「批判には真面目に返事をしなきゃ」と考える人もいるかもしれません。
 そのような人には、私から「SNSは言論空間ではない」とはっきり伝えたいと思います。

 特にツイッターが顕著ですが、SNSとは言動が正しいか正しくないかよりも、人々の共感が得られるかどうかが大事な要素となっています。
 共感されるようなことを発信するほど、引用RTや「いいね」を集め、人々に広まっていくという仕組みになっているためです。
 そのため、ツイッター上では人々の発信がより先鋭的に、より過激になっていく傾向があります。

 こうした構造を考えると、ツイッターは「言論空間」というよりも「大声選手権会場」と考えたほうが良いかもしれません。
 より大きな声を出した人がもてはやされるような場所。
 そう考えると、ツイッターでまともな議論をすることはほぼ不可能であることが分かると思います。

 つまり、ツイッター上で誹謗中傷にまともに対応しようとしても無駄なのです。
 そのように考え、一刻も早く、大声選手権会場の喧騒から離れることを勧めます。

まとめ

 まとめると
・無視が一番の誹謗中傷対策
・具体的にはSNSの通知オフ、ミュート、ブロックを活用する
・多くの人は強い関心がなく、「逃げた」とも思わない
・SNSは言論空間ではないため、誹謗中傷に向き合う必要はない

以上を心がけると、万が一炎上に遭ったとしても平穏を保てるのではないかと思います。

 私は政治についてツイッター上で発信する身であるため、異なる意見を持つ過激なアカウントが誹謗中傷を加え、炎上してしまうことは少なくありません。
 初めて炎上したときは、巨大な悪意が自分に向かってきているようで、大変苦しい思いをしました。
 しかし、SNSに対する考え方が整理されてからは、ほとんどの反応を無視することにしており、それから必要以上に心を痛めることはなくなったと思います。

 もし、ネット上の誹謗中傷や炎上に悩んでいる人がいたら、ぜひ、この方法を実践してみて欲しいと思います。
 そして、二度と心を痛めるような事件が引き起こされることのないよう、心の底から願っています。


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