「考えているだけでは何も変わらない。行動しよう。」札幌から旭川へ広がる「さぽんて」の可能性
以前の説明会で
「できない」を「できる」に変える。札幌から旭川へ広がる「さぽんて」の可能性
髙橋亜由美さんのお話を聞いていて、ずっと心に残っています。
今週の魔法の言葉🧙🪄
「考えているだけでは何も変わらない。行動しよう。」
今回、サチさんと一緒に「魔法の言葉部屋」に髙橋亜由美さんをお迎えし、いろいろなお話を聞かせていただきました。
その中で改めて感じたのは、髙橋さんがこれまでずっと、誰かの「困った」や「できない」に対して、考えるだけで終わらず、実際に動いてきた人なんだということです。
そして、その行動の先に生まれたのが、「さぽんて」という仕組みでした。
「あと一人いたら、できるのに」
医療や福祉、介護の制度は、もちろん大切です。
でも、制度があるからといって、暮らしの中のすべての困りごとが解決するわけではありません。
病院への付き添い。
買い物。
外出。
子どもと遊ぶこと。
家族で出かけること。
ほんの少し誰かの手があればできるのに、その「ほんの少し」が足りない。
公的サービスでは時間や内容に制限があり、保険外サービスは高額で、日常的には使いづらいこともあります。
その間には、確かに「すきま」があります。
そして、そのすきまを埋めているのが、今も多くの場合、家族です。
家族が頑張る。
家族が我慢する。
家族が予定を諦める。
そんな状況を、少しでも変えられないだろうか。
そこから生まれたのが「さぽんて」です。
助けてほしい人も、力になりたい人もいる
髙橋さんは看護学生の頃から、障害のある方の支援に関わってきました。
そこで学んだのは、教科書だけではわからない「暮らし」でした。
車いすで映画館へ行く。
多目的トイレを使う。
街を歩く。
医療職として一方的に「支援する」というよりも、当事者の方と一緒に行動しながら、本人から教えてもらったことがたくさんあったそうです。
その後、気管切開をしている小学生の学校生活を支えることになり、最初は数人だった看護師のLINEグループが、最終的には20人ほどにまで広がりました。
「今週、学校に付き添える人はいませんか?」
そんな呼びかけに、
「この日なら行けます」
「月に1回ならできます」
と手を挙げる人がいた。
そこで見えてきたのは、
助けてほしい人はいる。
そして、力になりたい人もいる。
でも、その人たちが出会う場所がない。
それなら、つながれる「場」をつくろう。
それが「さぽんて」の始まりでした。
看護師だから、看護だけじゃない
「小児の経験がないから無理」
「医療的ケアは自信がない」
「現場を離れているから、私にはできない」
そんなふうに思う有資格者の方もいるかもしれません。
でも、さぽんてで必要とされているのは、専門的な医療行為だけではありません。
バギーを押す。
荷物を持つ。
病院に付き添う。
一緒に外出する。
子どもと遊ぶ。
話し相手になる。
看護師だから看護だけ。
理学療法士だからリハビリだけ。
そうではないんです。
資格を通して身につけてきた安心感や視点。
そして、その人自身の好きなことや得意なこと。
その両方が、誰かの支えになります。
アウトドアが好きな看護師なら、一緒にキャンプへ行けるかもしれない。
子どもと遊ぶのが好きな理学療法士なら、きょうだいも含めて一緒に遊べるかもしれない。
絵本が好きなら、読み聞かせができるかもしれない。
資格だけではなく、「あなたらしさ」まで誰かの力になる。
私は、そこが「さぽんて」の大きな魅力だと感じています。
「支援する人」と「支援される人」だけじゃない
髙橋さんのお話の中でもう一つ印象に残ったのが、
「支援する、支援してもらうではなく、一緒に遊びに行く」
という考え方でした。
医療的ケア児のご家族との外出支援では、お母さんが求めていたのは看護そのものではなく、バギーを一緒に押してくれる人だったそうです。
誰かがバギーを押してくれることで、お母さんは荷物を持たずに歩ける。
子どもの顔を見ながら歩ける。
手をつないで歩ける。
小樽へ出かけたときには、ソフトクリームを持ちながら歩くこともできた。
普段はバギーを押しているため、それすら難しかったそうです。
そんな何気ないことが、
「こんなこと、子どもを産んでから初めてできた」
という喜びにつながる。
支援という言葉を使うと、どうしても「してあげる側」と「してもらう側」に分かれてしまいます。
でも、本当は一緒に出かけて、一緒に笑って、支える側もたくさんのものを受け取っている。
髙橋さんは、そんな関係を「お互いがギバー」と表現しています。
この言葉も、とても素敵だなと思いました。
さぽんては「選べる場所」の一つ
さぽんてが、すべての困りごとを解決してくれるわけではありません。
公的サービスを使う。
訪問看護を使う。
家族に頼る。
地域のサービスを使う。
そして、その選択肢の一つとして「さぽんて」がある。
大切なのは、困ったときに選べる場所が一つしかないことではなく、頼れる選択肢がいくつもあることなのだと思います。
「今日はこれを使おう」
「今回はこの人に頼んでみよう」
そうやって、その人や家族が自分で選べる。
そんな地域になったら、もっと暮らしやすくなるのではないでしょうか。
札幌で始まった「さぽんて」を旭川へ
札幌で始まった「さぽんて」。
今、その仕組みを旭川でも利用できるようにするための挑戦が始まっています。
旭川にも、
「あと少し誰かに手伝ってほしい」
と思っている人がいるかもしれません。
そして、
「月に1回なら」
「空いている2時間なら」
「私の資格を地域でも活かしてみたい」
と思っている有資格者の方もいるはずです。
その両方が出会える場所があれば、
「できない」と思っていたことが、
「できるかもしれない」
に変わる。
その積み重ねが、地域そのものを少しずつ変えていくのだと思います。
今回の「魔法の言葉部屋」で、髙橋亜由美さんが伝えてくれた魔法の言葉。
「考えているだけでは何も変わらない。行動しよう。」
「こんなサービスがあったらいいな」
そう考えるだけではなく、実際に人に会い、声をかけ、仲間をつくり、仕組みにしてきた。
その髙橋さんの歩みそのものが、この言葉を表しているように感じました。
私も、
「旭川にもこんな仕組みがあったらいいな」
で終わらせるのではなく、自分にできることを一つずつ行動に変えていきたいと思っています。
今回の「魔法の言葉部屋」での髙橋亜由美さんのお話は、アーカイブでもご覧いただけます。
「さぽんて」がどんな想いから生まれたのか。
そして、どんな未来を目指しているのか。
ぜひ、髙橋さんご本人の言葉で聞いてみてください。
クラウドファンディング、残り7日
そして現在、「さぽんて」を旭川へ広げるためのクラウドファンディングも、いよいよ残り7日となりました。
現在、81万5千円まで応援が集まっています。
ここまで応援してくださった皆さま、本当にありがとうございます。
でも、挑戦はまだ終わっていません。
締め切りは、
8月31日 23時。
最後まで諦めずに、この活動を一人でも多くの方に知っていただきたいと思っています。
直接ご支援いただくことはもちろん、
いいねをする。
シェアする。
誰かに「こんな活動があるよ」と伝える。
札幌で始まった「さぽんて」を、旭川へ。
そして、
「助けて」と言える人と、
「私にできるよ」と言える人が、自然につながれる地域へ。
8月31日23時まで、最後まで応援・ご支援、いいね、シェアをどうぞよろしくお願いいたします。
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