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バンビーノ いるんにょどる。

熱帯夜って言うんだってえ。
オレの目を見ながらやな感じに笑ってドアを閉めやがった。エアコンは女の子の部屋にしかないから夏は開けっぱなしって決まってるのに。そうしないとオレとビーノの部屋はすごく暑くなる。あいつ、意地悪だ。年上だし女の子だしケンカしたりはしないけど。ムカつく。
ぼく、すごくあつい。
いつもはすぐ寝てしまうビーノが起き上がってぼーっとしてる。
ぼく、お水飲みに行ってもいいかなあ。
台所に行くには女の子の部屋を通ると近いけど。
待て。
耳をつけてドアの向こうから音がしないのを確認してから少しだけドアを開けた。ビーノをドアのとこに座らせた。
ここな、涼しいから座ってろ。オレが水持ってきてやるから、な。
暗いからよくわからないけどビーノの顔がなんか熱いみたいだ。
もうひとつの出るところから廊下をのぞいてみた。
やった、神父さまの部屋から光が出てる。
おや、私のバンビーノはもう寝てるはずだけどなあ。
あ、うん。ごめんなさい。オレ暑くてさ水飲みたくて、あ、ううん、ビーノに冷たい水飲ませたいんだけど。だってビーノがまだ寝てないんだ。いつもならもう寝てるのに。たぶん、ドア閉められちゃってるから、おかしいんだ。
ああ、ああ、よしよし、わかったよ。
ビーノは私が見てこよう。おまえはまずこの水を飲んでここで休んでいなさい。いいね。
神父さまが渡してくれたのは大きな大人が使うコップで冷たい水がたくさん入ってた。おいしくっていっぺんに飲んだ。座らせてくれたソファーに冷たい風が吹いてきてすごく気持ちいい。
あ、バカだなオレ、ビーノをここに連れてくればよかったのに。オレが眠くなるくらいだからビーノはすぐ寝ちゃうだろうなあ…
ケイ!ケーイ、ねえ、ケイってば!
おまえ来たのかよ。
でもオレ、自分のベットにいた。
ねね、今日ね、お昼からプールしていいんだって、僕とケイで用意できたら二人だけで遊んでいいって、ねえ、早く朝ごはん食べてプールの用意しよ?ねえ、ケイ。ケイってば。
女の子たちは?
女の子は涼しいお部屋でお勉強かな。
神父さまがドアの前に立ってオレに片目をつぶって見せた。

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