「お母さんを応援するカフェ」①
僕が担任をするクラスにAくんがいた
Aくんは人望もあって、勉強も運動もそこそこできた
でも1学期の間に少しずつ登校を渋るようになって
2学期にはほとんど顔を出さなくなった
お母さんに話を聞きに行くと
「どうしたら、学校に行ってくれるようになるだろう」
当たり前の反応だと思う
Aくんのお母さんは働いておられて
おそらく家事もほとんどお母さんがされていて
おそらく子どものこともほとんどお母さんがされている
これは、どの家庭でもよくあること
学校にたまに来るAくんの話を聞く
でも、Aくんのお母さんの話も聞く
電話で聞くときもあれば、玄関先で話すこともある
そのとき、お母さんに言われた言葉
「息子に対して思っていること、言う場所が全然ないんです
夫と話すとけんかになったりする
でも、こんなことを気軽に話せるママ友もいない
自分でゆっくり考える心の余裕もない
こうして先生が、ただ聞いてくれるだけで
心の重荷がちょっと軽くなります」
僕は平気で1回1時間とか話を聴く
それは、「お母さんの力にもなりたい」って思うから
僕がたくさんのお母さんと関わってきて思うことは
『お母さんは自分の時間が取れない』
夫や子どものことを優先的にする
休日がないから好きなことができない
精神的にも肉体的にも疲労がたまっている
でも、自分のことはいつも後回しにしてしまうお母さん
そんなお母さんをほめる人が、どれだけいるだろうか
たった一言
「昨日布団がふかふかで気持ちよかった」とか
「今日の煮物、美味しいな」とか
「息子のこと、よく見てくれてるから安心や」とか
そんなちょっと遠回りのありがとうでさえ
言わない周りの人
何も言ってくれないと嘆くお母さんがいる
僕は中学校の先生をやってきたからこそ
子どもたちの笑顔には
お母さんの笑顔が欠かせない
「お母さんを応援するカフェ」
それがCAFÉ miniMARU
お母さんが家事や子育てから離れて、ゆっくりできる
ここに来たらホッと一息つける
美味しいコーヒーを飲んで、美味しいものを食べて
健康的なスイーツを食べて、心も体も満たされる
元先生だからこそ、話せる話もきっとある
まずはCAFÉminiMARUに来たときだけは
自分を最優先してあげられるように
優先される存在なんだと感じられるように
