第二子は夢のまた夢 | 子育てエッセイ
保育園の2歳児クラスともなると、ついこの間まで赤ちゃんだと思っていた同級生たちにも弟妹が増えていて、「いつの間にかお兄ちゃんらしくなって〜」と感心することが増えてきました。もともと兄姉がいる子も含めるとクラスの三分の二ほどはきょうだいがいる状況です。
送り迎えの時に小さな赤ちゃんを抱っこしている人を見かけると、
「ぴっぴちゃんにもあんな頃があったんだよなぁ。」
「手も足もこんなに小さくて可愛いな。」
といろいろな思い出が蘇ってきてつい頬が緩みます。
ぴっぴちゃんも赤ちゃんが好きで、同級生のお母さんが赤ちゃんを抱いているのを見ると
「わぁ、◯◯ちゃんのあかちゃんだ!かわいい〜!」
と物珍しそうに眺めています。

外から見るぶんにはほわほわの赤ちゃんは可愛くて仕方ないです。でも実際はこんなに手のかかる多感な2歳児・3歳児と付き合いつつ、まだまだ生活リズムの不安定な赤ちゃんを育てるって本当に大変だと思います。
出産した直後お迎えに来ていたママさんに話を聞くと
「めちゃくちゃ大変です!もっと上の子が大きくなってからにすればよかった〜。」
と苦笑していて、本当にその通りなんでしょう。
私自身も弟がいて、夫も三兄弟の長男。
きょうだいがいることの楽しさや良さはいっぱい知っているので、ぴっぴちゃんが“お姉ちゃん”になる姿を見たい気持ちは山々ですが、現実問題そうはいかず……。
いろんな面で生活のしづらさ、物事との付き合いづらさを抱えるぴっぴちゃんに朝から晩まで付きっきりの毎日。
平日も休日も常にどちらかがぴっぴちゃんに付き合い、どちらかが家事をしたり仕事をしている状況で、夫と二人で日常会話をする時間すら見つけられません。
こんな今でさえ夫は「たまには自分の時間が欲しい。」と言い平日の夜や休日一人で遊びに行きます。これは彼の精神衛生を保つために必要なのでもちろん止めはしませんが、私が同じように一日遊びに行ったり夜出掛けるのはぴっぴちゃんが許してくれないので夫を笑顔で送り出した後本当は気持ちが重たいです。
だから正直なところ第二子を産んだクラスのお母さんたちが羨ましい。
子育ての大変さはもちろんあるでしょうが、今もう一人子どもを迎えるという選択ができること、物理的にも精神的にもそれを受け入れる余裕があること、夫婦の仲が悪くないこと、いろんな「今の自分に無いもの」が見えて羨ましいんです。
一人っ子がよくないとかきょうだいがいるのが良いとかそういう話ではなく、家族が増えてもいいと思える家庭の状態そのものが羨ましいんだと思います。
今の我が家の状態では二人とも心の余裕が無さすぎて、とてもじゃないけど家族が増える未来が思い描けない。
隣の芝を羨んで暗い気持ちになってしまった時は、出産時お世話になった産婦人科の助産師さんがかけてくれた言葉を思い出します。
「ケアンズさんは真面目で不器用やから、一人の子に四、五年かけてじっくり向き合った方がいいよ!」
不器用すぎて抱っこの仕方すら聞いていた私を見かねてそう言ってくれたんでしょう。この言葉がずっと心のお守りになっています。
焦らなくていい。私はまだまだ母親経験を積んでいる最中なんだから今はぴっぴちゃんとの時間を大切に過ごそう。上手く出来なくても時間をかけよう。
いつか姉になるぴっぴちゃんの姿を思い描けるようになれたらいいな。
一日一段ずつ階段を上るように彼女の成長を支えていけばそんな夢が見られるようになるでしょうか。
その日が来るのを楽しみに、私も自分の出来ることをできるだけするまでです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
