vol.35|一つのドーナツから考えた投資の話 〜日常を“株価”に変換してしまう私〜
「ママ、ミスドの“もっちゅりん”予約できへんねん」
その一言を聞いた瞬間、私はこう思った。
“あ、これ売れてるやつや”
そして気づいたら、私はドーナツではなく株価を見に行っていた。
ダスキンの株価を。
普通の人なら「へぇ〜人気なんや」で終わる話。
でも私は違った。
人気 → 売れてる → 利益増える → 株価どうなってる?
この思考が、ほぼ反射で動いていた。
実際に株価を見てみると、やっぱり上がっていた。「あ〜やっぱりな」
と同時に、自分でちょっと笑ってしまった。
娘はドーナツを見ているのに、私はその裏側の企業を見ている。
完全に職業病やなと(笑)
ただ、ここで一つ冷静になる。
この“もっちゅりん”、レギュラー商品ではない。
つまり、この売上は一時的な可能性が高い。
株価も同じ。
一時的に期待で上がることはあっても、それがずっと続くとは限らない。
でも、ここで終わらないのが面白いところ。
私はさらにこう考えた。
「けどドーナツって、定期的にブーム来るよな」
つまり、短期では波がある。でも長期では消えない市場。
そしてダスキンは清掃業もある。
ここまで考えて、やっと結論が出た。
もしダスキンを買うなら、
“ドーナツが流行ってない時”がいい。
ここで少しだけ、投資の話をすると。
投資の世界には「順張り」と「逆張り」という考え方がある。
上がっている流れに乗るのが順張り。
みんなが注目している時に一緒に乗るスタイル。
一方で、逆張りはその逆。
人気が落ち着いた頃や、誰も見ていない時に拾う考え方。
私はどちらかというと、逆張り思考だ。
今回の“もっちゅりん”みたいに、今まさに話題になっているものを見ると、「すごいな」と思うと同時に、「じゃあ今は買い時ではないかも」と考えてしまう。
人は流行ってる時に欲しくなる。
でも株は、その時にはもう高いことが多い。
だから私は、
“欲しくなってる時ほど、一歩引く”
これを大事にしている。
娘の一言から始まった今回の出来事。
ドーナツは買えなかったけど、代わりに一つ、いい気づきをもらった。
現場は未来、決算は答え合わせ。
そして私は今日も、日常の中から投資のヒントを探している。

