チーム作りがうまい人考
いいチームってなんだろう、とかいいチームを作れる人ってどんな人だろう、なんて考えることがたまにある。
この手の話を思うとき、私が思い出す人物は数人いて、いくつかのエピソードがある。
どんなにビジネス書を読んでいそうな人でも、「やれるかやれないか」で言うとまるでやれていなかったりするし、ビジネス論が今ほど発展していない時代にも秀でた組織長はいたはずで、やはり「知識」だけではどうしようもないのがこの分野だろうなと思う。
私の過去を振り返る中で「チーム作り」が上手い人たちは何をしていたかをまとめてみた。
まずひとつめ。
人のことをよく知ろうとしている。興味を持ってくれる。
自分の意図通り動かそうとするのでなく、ひとりの人間として理解しようとする心がある。
チームをデザインする上で必要なことなんだろうけど、それっぽくやろうとするだけの人は「自分の知りたいことだけ」知ろうとするだけでほんとの意味で知ろうとはしない。
人に興味を持てる人って実は稀有。
ふたつめ。
期待を正しくかけてくれる。
正しく、というのがまた厄介なんだけど…
過去経験した「大きな人物」をたくさん輩出する組織で大切にされていたのは「自分の後継者を自分で育てよ」の掟。
期待は常に、なので一段も二段も上に向けてかけられている。そういうチーム長だと全体的にレベルが高い。
また、別の組織で見た例だと
このレベル、というのをかなり細かくたたきこまれる。
例えば、どこまで粘るのか、どこまで調べるのか、どこまで資料に手をかけるのか…など。同じことをする別組織の人よりやはり高い基準の仕事をする人間の集団になる。
みっつめ。
ひとりひとりのコミュニケーションもするけど「チームの時間」を大切にする。
ある人は、誰と誰がどう反応してあっているか、気にしていた。各人がチームを好きでいるかを気にしているのだと思う。
「よいチームを作る」を目標にするひともいる。その場合、私もその目標を受け継いで私もできることを考えた。チームで動く楽しさをそのとき知った。(会社が変わっても今でも大切な仲間)
別の人はチーム全員を家族のように扱っていた。もうここまでくると神。外国のシニアマネジメントは人に奉仕するのが生き甲斐みたいな人がいるのはなぜだろう?(クリスチャンとか?)
最後、遠くの未来も見ている人。
自分がいなくなった後まで見えてる。
何年後に誰がリーダーで誰が課長で誰がグループ長で、誰が本部長か、そこまで計算して育ててる。何年ごかにあの椅子に座るべき人が誰でもそのためにどこでどんな経験を積ませるか、そこまで考えている。その人は組織作りと人材育成は同じだと言う。その間ゆるやかな人の輪っかの中でバトンがどんどん渡るので仕事の仕組みも育つ。
(裏を返せば、自分のことだけ考えてるチーム長は未来の組織なんてまるで考えてないし人も育ててないということになる。そういうシチュエーションだと人が固定されがち、抜けがちで、巡らない)
人にかけるのもまた労力がいるから、社風によっても優先度は違いそう。小さい会社こそ人財戦略は大切なのかもしれない。でも大きな会社でもチームマネジメントを重視する人は多い。
大きな会社になるとどこかに引き抜かれたりネームバリューに活用価値があって転職も容易なのでどんどんやめていき、チーム運営もドライな部分はあるとは思う。
それでも「チームを作るのか上手い人」は独特なセンスがあると思う。し、それを楽しんでいるように思う(大抵、よく人について考えている)。そんな人たちを観察するのもまたおもしろい。
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