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シャンプー買い忘れ事件(刑事さん、悪いのは特売のお肉なんです)

シャンプーが切れていた。
だから近所のスーパーに
シャンプーを買いに出かけたのは本当なんです。

ウソじゃありません。

でもシャンプーを買い忘れたのも事実です。

シャンプーの買い忘れに気づいたのは
夜の22時すぎだったと思います。
お風呂場に入ったときでした。

シャンプーを買い忘れたことは反省しています。

でも刑事さん、
私の話を聞いてください。

私だけが悪いんじゃないんです。
悪いのはお肉なんです。

これから本当のことをお話します。

その日はとても暑い日でした。
最高気温は35℃を超えていたと思います。

夕方になって
私はスーパーに向かいました。

スーパーに到着してからは、
いつも通り、
果物、野菜、魚コーナーと順調に回っていたんです。
ところがお肉コーナーで
ちょっとしたアクシデントがあったんです。

豚肉が安かったんですよ。
いつもよりずっと。
いわゆる特売でした。

国産豚肉のパックを手に取って
「今日は豚肉の生姜焼きがいいかな」
なんて考えてしまったんです。

ちょっとした出来心でした。

でもあるでしょ?
そういうこと。
ふと別の考えが思い浮かんでしまうことって。

そのあとは、
コーヒーのクリームが切れていたな、とか、
朝食用のパンも買わなきゃ、とか、
お米はまだ高いな、とか
いろいろ考えながら、買い物をしているうちに、
シャンプーのことは
頭からすっかり抜け落ちてしまったんです。

そしてレジで精算して、
家路につきました。

違和感がなかったと言えばウソになります。
何かを買い忘れているという感覚はありました。

でも豚肉が安く買えた幸福感、
買い物が終わった開放感がそれを上回ったんです。

それにこれから作る
生姜焼きのことで頭がいっぱいでした。

誰にだってありますよ。
これぐらいのこと。

刑事さんだってあるでしょう?
シャンプーの買い忘れぐらい。

悪いのは私じゃないんです。
お肉が悪いんです。
特売の豚肉が原因なのは明らかじゃないですか?

私の言いたいこと、わかってもらえますよね。
刑事さん。

それにシャンプーは切れていますが、
お風呂場にはまだ
ボディーソープがあります。
ボディーソープで頭を洗っちゃいけないっていう
法律でもあるんですか?
ないですよね?

シャンプーを買い忘れたことについては
反省しています。
そしてまた明日、
シャンプーは買いに行きます。
それでいいじゃないですか?
今日のところは
これぐらいで勘弁してもらえませんか?

私は真実をすべてお話しました。

すると、
今までずっと黙って聞いていた刑事が
うんざりしたような顔をしてこう言った。

「今日で3日連続ですよ。シャンプーを買い忘れたのは。」

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お疲れカツカレー チップをいただけるような素敵な雑記が書けたらなぁ~(遠い目)。