秋はベランダに畑をつくります|【室長の昼休みの放送室|Episode 4】
【室長の昼休みの放送室|Episode 4】秋はベランダに畑をつくります
こんにちは。生活案件室、室長です。
今日もお昼休みの方は、お疲れさまです。
夏のあいだ、ベランダはほとんど植物たちの自主運営に任せていました。
朝、水をやる。
葉の様子を見る。
バラが咲いていれば、ちょっと眺める。
それくらいです。
オリーブには、いつの間にか実がついていました。
こちらが何か大きな仕事をした覚えはないのに、植物というものは勝手に季節を進めています。
人間は締切がないと何もしないというのに、たいしたものです。
そんなベランダに、この秋、小さな畑をつくることにしました。
畑といっても、マンションのベランダです。土を耕すわけではありません。
ちょうど空いている鉢が三つあるので、そこにハーブを植えます。
ディル
ローズマリー
バジル
鉢はあるもので済ませます。
こういうとき、「まず形から」と新しい鉢を買い始めると、ハーブを三種類育てるだけなのに、なぜか立派な園芸事業になってしまいます。
今回は土だけ買います。

🌱 買ったほうが、たぶん早い
この三つ、どれもスーパーで買えます。
むしろ、買ったほうが早い。
ディルなんて、一回の料理に使う量を考えたら、土を買って、種をまいて、水をやって、虫がついていないか確認するほうが、明らかに仕事が増えています。
それでも育ててみたい。
たぶん私は、ハーブそのものが欲しいというより、料理をしていて「ここに少しディルがあったらいいな」と思ったときに、ベランダへ出てみたいんだと思います。
葉を少し摘む。
台所へ戻る。
洗って、料理にのせる。
それだけです。
冷蔵庫から取り出すのと、やっていることはほとんど変わりません。
でも、ほんの数歩だけ、台所とベランダがつながる。
それが、なんだかいい。
🔄 家の中に、小さな循環をつくる
最近、暮らしの中にあるものは、それぞれ単独で存在しているより、少しずつつながっているほうが面白いなと思っています。
ベランダで育ったものが、台所へ来る。
台所で作ったものを、テーブルで食べる。
食べ終わったら、犬と散歩へ行く。
帰ってきたら、またベランダの植物を見る。
何ひとつ、大事件ではありません。
たぶん人に話したところで、「そうですか」で終わる話です。
でも、そういう小さな循環がいくつもあると、自分の暮らしている場所が、少しずつひとつの世界になっていく気がします。
もちろん、現実はそんなに美しくありません。
種をまいても、芽が出ないかもしれない。
やっと出た芽を、翌朝見たら誰かに食べられているかもしれない。
バジルなど、私が食べるより先に虫が食べている可能性もあります。
なので現在、洗濯ネットを防虫ネットとして導入する案まで出ています。
生活用品というものは、担当部署を越えて働かされがちです。
ローズマリーだけ異様に元気になって、「もうローズマリー料理は思いつきません」となる未来も、少し見えています。
それも含めて、やってみようと思います。

🌿 「ちょっとディル取ってくる」
自給自足をしたいわけではありません。
トマトやナスを大量に収穫して、食費を削減する壮大な計画もありません。
一皿の料理に使う葉っぱを、数枚摘めればいい。
ずいぶん小さな畑です。
でも、マンション暮らしの畑なら、それくらいで十分なのかもしれません。
この秋、土を入れて、種をまきます。
朝、水をやる仕事が少し増えます。
ローズマリーは種からなので、かなり気長に待つことになりそうです。
そしていつか料理の途中で、
「ちょっとディル取ってくる」
と言って、ベランダへ出てみたい。
誰に報告する必要もないんですけどね。
たぶん犬だけが聞いています。
秋のベランダは、少し忙しくなる予定です。
それでは住民のみなさん。
お昼ごはんのあとは、午後もほどほどに。
生活案件室、室長の昼休みの放送室でした。
📻 聴く生活案件室・お昼休みの放送室
【番組名】
室長の昼休みの放送室(Episode 4)
【本日の議題】
秋季ベランダ微小ハーブ農園開設および生活用品(洗濯ネット)の越境配備事案
【放送後記】
「ちょっとディル取ってくる」の発話権獲得を目指し、空き鉢3個で秋を迎えます。犬だけが聞いています。
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