くものお布団 | 普通の日こそお祝い
ある秋の日のBabysitter|3歳さんのはなし
保育園からの帰り道、
近くの神社の提灯が目に入り
“ 行ってみたい ” と呟く彼女と
お参りをして帰ることに。
抱っこでお賽銭を入れ、
両手を合わせ、
お辞儀もまねて立派にお参り。
一緒にお祈りをしてお家へ帰りました。
この日は満月で
夕食時、窓から月をみると、
“こわいぃ。ムーン(moon)はやさしい?”と
はじめは一人で月を見るのを
怖がっていました。
“ Moon is kind (moonはやさしいよ) ”
そう伝えて抱っこで一緒に見ると
そこから満月に興味津々!
“MOOOOON !!” と叫んでみたり、
“なんで Moon お家に来てくれないのかな?”
と質問をくれたりしました。
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月の場所が変わったように見え、
“Moon もお散歩してるんだね〜”
“空からみんなを照らしてくれてるのかな”
そう私が言うと
“Moon なんでお散歩するんだろ”
“どこ行くんだろう”
と新たな疑問が生まれ
___
月が雲に隠れると、
“ なんで Moon かくれちゃったの?”
“ 雲をお布団にして眠ってるのかな? ”
___
そんな会話をしながら、
Moonがどんな気持ちに見えるか
質問してみました。
“ Happy !! ”
一緒に読んだ絵本に出てくる英語を使って
答えてくれたかと思うと、
つづけて
“ 神社でお祈りしたから、
Moon 来てくれたんじゃない? ”
なんて言うもんだから、
その可愛い発想力にこちらの心が温まりました。
夕食が終わり、
“今日は何にありがとうを言いたい?”
そう質問してみました。
“ MOOOON ”
そう答えた素敵な3歳さんでした。
この日
一生懸命、月を探し
見つけるとその月に感動して飛び跳ねる
「子ども自ら心が動く瞬間」 を見て
1分1分過ぎていくのが本当に惜しいと
感じたことを覚えています。
何か特別なことができたからではなく、
Moonが近くに来てくれたから、
明日もその Moonに会いたくて
ありがとうが言える。
それをお祝いできた日 でした。
子どもから教わったことは
子どもといると、
保育士でいると、
そして子ども一人ひとりと
じっくり時間を過ごすと、
小さな幸せの流れ星みたいな
すごく特別な気持ちがたくさん降ってきます。
今 起きていることに一緒に感動できる
かけがえのない普通の日が
すごく、尊く感じました。
“ Moonこわい。。? 優しい。。?”
一言話すたび 気持ちが揺れ動いて
涙が出そうになっていた3歳の彼女は、
今この瞬間に起きていることを
全身で受け止めていて、
それに反応して気持ちが溢れている。
すごいことだなぁと
保育者として大きな気持ちを
教わったようでした。
明日も
まんまるお月様に会いたがっていた彼女と
寝室では
ライトと壁を使い、
影絵で月の形を作ったり
Moonに会うため
3つのお祈りをしたり。
最後は月の絵本を枕元に置いて
ぐっすり眠っていました。
“ Thank you, moon,
I love you, moon,
See you tomorrow, moon ”
小さな声で真似して唱える姿に
私自身が癒やされ、
神社でお祈り から始まった
その日の私の仕事も
大きな感謝 で終わりました。

みなさんの
「かけがえのない普通の日」はどんな日ですか?
最後まで読んでくださり
ありがとうございました。
