脳梗塞で変化した価値観…「働き方」と「利益」のバランス
■「すべて自分でやる」ことにこだわっていた過去
フリーランスである私が、脳梗塞をきっかけに“働き方”を見直すことになりました。
独立して10年以上。
フリーランスとして、営業から制作、ディレクションまで一貫して自分でこなすスタイルが当たり前でした。
自分で受けて、自分で作れば、品質も納期も責任もすべて自分で完結できる。
そして、売上も100%自分のものになる。
それが僕の“価値観”でした。
けれど、2025年の脳梗塞以降、働き方を見直さざるを得ない状況に直面しました。
そして今、価値観そのものを少しずつ変えていこうとしています。
■「チームでやる」という選択
サラリーマン時代の感覚に立ち返るという意味も込めて
脳梗塞の影響で、長時間の作業や細かな修正が難しくなった今。
仕事を続けていくには、信頼できる仲間とチームを組んで進める必要があると感じています。
実際、サラリーマン時代の自分は、積極的にチームで動いていました。
企画やディレクションに徹し、デザインそのものは他のメンバーに任せるスタイルも多かった。
今こそ、その原点に立ち返るべきときかもしれません。
これからは、信頼できる仲間にデザイン作業をお願いし、自分はディレクションに専念する形で仕事を進めていこうと考えています。
■見えないリスクと利益配分
任せること」は、信じることでもある
もちろん、良いことばかりではありません。
人に任せるということは、その分の報酬を工数に応じて分配する必要があります。
つまり、これまでのように全額が自分の利益にはなりません。
また、任せた相手のスキルや対応力によって、こちらの期待通りの仕上がりになるかどうかは不確かです。
「もう少し詰めてほしい」「意図とズレている」
そういった細部の判断をどう共有するかが、チームでの難しさでもあります。
そして最終的な責任は、自分が引き受けることになる。
それでも、「信頼して任せる」ことに踏み出さない限り、この先の継続は難しいとも感じています。
これからは、チームと動く前提で、自分の役割を再定義していく必要があります。
■価値観のシフト
「全部やる」から「役割に集中する」へ
すべてを自分でやることは、今の自分にはもう不可能です。
だからこそ、できないことを受け入れ、やるべきことに集中していく必要があります。
ディレクション、企画、提案
自分にしかできない部分にリソースを割くことで、逆に仕事の幅が広がると感じています。
一人で抱え込むのではなく、仲間と連携することでより良いアウトプットを目指す。
そんな「働き方」こそ、これからの自分に合ったスタイルだと思うのです。
■優先順位の再定義
「やるべきこと」と「やらなくていいこと」を見極める
脳梗塞を経験して、何でもかんでも自分でやろうとする姿勢に限界を感じました。
体力も集中力も限られる中で、今の自分にとって「優先すべきことは何か?」
この問いを常に頭に置きながら仕事に向き合っています。
自分でなければできない判断や提案は自分が行う
誰かに任せられる作業は、信頼して任せる
こうした切り分けによって、心身への負担も軽減され、結果としてパフォーマンスも維持しやすくなります。
最後に
無理をして、全部を背負うことがカッコいいわけではない。
むしろ、弱さを認め、チームと補い合うことで見える景色があります。
働き方は、変えていい。
そして、その中で自分にしかできない役割を見つけていけばいい。
皆さんは、仕事においてどんな価値観を持ち、どんな優先順位で動いていますか?
僕自身、まだまだ試行錯誤の真っ只中です。
もしよければ、あなたの考えや経験も聞かせてもらえたら嬉しいです。
次回は7月17日「お金と向き合う」フリーランスとしての収入と支出のバランス、そして今考える"価値の売り方"について書きたいと思います。


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