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NHK『昔話法廷』(3)子ぶたは正当防衛だと思ったのだけれど…

 『昔話法廷』の「3匹の子ぶた」を観ました。今回の被告は3匹の子ぶたのうちの末っ子ちゃん。たしかに子ぶたは狼を殺してしまいました。それは正当防衛なのか、計画的犯行なのかを争った話でした。

狼はレンガの家の煙突から煮えたぎる鍋に真っ逆さま!

 狼は末っ子ちゃんが時間をかけて作ったレンガの家の煙突に入り、そのまま下に落ちてしまいます。落ちたところにはお湯が煮えたぎっていました。狼が鍋に入ると、すかさず鍋に蓋をした末っ子ちゃん。

 法廷でこの話を聴いたら耳を塞ぎたくなるほど残酷です。しかも狼がはいるほどの大きな鍋は狼がやって来る3日ぐらい前に購入したもの。お湯もタイミングよく沸いていました。

 これは計画的犯行ではないのか、というのが審議の焦点でした。

3匹一緒に暮らすために

 鍋は急に3匹一緒に暮らすことになったので購入した。お湯はみんなで食事するために沸かしていた。

 末っ子ちゃんの話です。

 裁判でこういう場面に立ち会ったら、どのように考えるべきなのだろうかと考えてしまいました。

物語では3匹の子ぶたは弱い善人です

 3匹の子ぶたは弱い善人で狼は凶暴な悪人だけれども、知恵を使えば悪人を倒せるというのが、もともとの昔話のテーマなのでしょう。

 だから、子ぶたの行ったことは当然正当防衛だと思っていました。

 けれども、狼にも母親がいる。母親にはいい息子だったかもしれない。3匹の子ぶたにも計画的犯行だったかもと疑う余地がある。

 そんなふうに考え始めると、気持ちはかなりもやもやしました。

画像はNHKforSchoolのホームページより

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