夢見がちで欲張り。そんなわたしが思い描く、もう1つの『 かなえたい夢』。
1つ前に書いた『かなえたい夢』
実は、全くちがうけれど『かなえたい夢』がもう1つ
ありまして。
中学生の頃。
学校の休憩時間に、数人で大人になったらしたい
ことを話した時があった。
「いつか小説書いてみたいな。」と、言ったわたしに
クラスメイトの1人が言った。
「○○って、夢見がちだよね(笑)」と。
クラスは同じだけど、正直あまり親しくない人。
その人が、どんな意味でそう言ったのかは分からない。
隣にいた友だちは、「いいじゃん!」と言ってくれて
いたけれど。
その時のわたしは、なんだか複雑な気持ちだった。
内心傷つきながらも、へらへらと笑ってみせた。
それからのわたしは、自分のしたいことや、
ましてや夢なんてあまり口に出さないようになって
いた。「出せなくなった」とも言える。
きっと、こわかったから。
そんなわたしには、今年達成した目標がある。
それは、『編み物作家になる』ということ。
詳しいことは省いてしまうのだが、色々な種類、
デザインの手編み帽子、手編みのシュシュなどを
オンラインショップでの販売を始めた。
これにて、今年の春から目標にしていたこと
「自分のオンラインショップをオープンする」、
「どこかのだれかに自分の手編み商品で喜んでもらう」などの目標を達成することができた。
編み物のことを何も知らないわたしに、毛糸屋の店員さんが、使う道具のこと・毛糸について教えてくれた。家族や友だちが「すごい!」「応援してるよ」と、支えてくれた。
オンライン上の見ず知らずの人が、わたしが編んだものを見て「いいな」と思ってくれたり、購入してくれたりした。
鬱になり、対面で人と関わることが少なくなったわたしが、また社会とつながることができた気がした。
そして、わたしは欲深い。
ここでまた目標というよりも、『かなえたい夢』が
できた。
それは、編み物雑貨と本の置いてあるお店を開くこと。
きらきらした都会ではなく、都会からは離れていて、周りは緑が多く。木漏れ日の差し込む建物がいい。
落ち着いてあたたかみを感じる木のテーブルと椅子。
お客さんは、わたしの手編み商品や本を購入したり、編み物をしたり、本を読んだりして自由に過ごすことができる。
それぞれが「してもいいし、しなくてもいい」余白のある時間を過ごせる場所。
わたしは「こんにちはー。」と、にこやかに挨拶をして、商品を整えたりお客さんとお話したりする。
コーヒーやジュース、お水もあった方がいいかな。
クッキーなどのお菓子があってもいいかもしれない。
「なんて夢見がちなのだろう。」と、自分でも思う。
けれど、夢見がちでいいのだと思う。
『かなえたい夢』を考えることは、わたしにとって心がわくわくして、あたたかい気持ちになることだと
気づいた。
なぜ、編み物雑貨と本の置いてあるお店を開くことが『かなえたい夢』かというと、わたし自身がそういう場所を求めているから。
編み物界では、「モバ編み」というものがある。
“モバイル編み物“の略で、家以外で編み物をするというもの。
スターバックスやコメダ珈琲店などのチェーン店、喫茶店などで編み物をしている人を見かけたことがある。仕事や作業、勉強をしている人もいる。
けれど、わたしはそこで編み物をしたことがない。
なぜか分からないけれど、恥ずかしさや不安があるのかもしれない。
もしも、店員さんに編み物をしても良いかと聞いて「 いいですよ。」と答えてくれたとする。
それでも、不特定多数のお客さんがいる中「ここでしてもいいのかな。」などと思い、編み物をする勇気がない。
している人を否定するつもりはない。
わたしだって、してみたら良さが分かるかもしれない。
そう思って、きなり生地のトートバッグにかぎ針セットと必要最低限の毛糸を入れて、スターバックスのあと一歩で店内という所まで行ってみたことがある。
けれど、わたしは入ることができなかった。
結局、近くのセブンイレブンでホットのカフェラテとドーナツを買い、その足で公園へ向かった。
10月の上旬。
公園に着いた時には15時を過ぎていた。
子どもが、友だちとかけ回ったり遊具でであそんだりしている。ベンチにすわってお話している女性がいたり、秋の自然を写真に撮ろうとカメラを持っている男性がいたりする。
その中、公園の隅にあるテーブルもあるベンチに腰掛け、トートバッグから毛糸を1本だけ、遠慮気味に“しゅるしゅる“ と出す。
かぎ針を右手に持ち、帽子を編み始めてみた。
いつも自分の部屋で編んでいる時とはちがい、
手元に集中しながらも、公園で過ごす人たちの声や鳥の声、ややひんやりとした空気や風などを感じた。
少し時間が経つと、わたしの頭上にある赤や黄に色付いた葉っぱたちが、西日に照らされて透き通って見えた。
「いま、ここに居る自分」を感じることもできて、とても心地よかった。
そこで、ぼんやりと思ったこと。
「心地いいけれど、冬になったら難しいか...。年中、落ち着いて自由に編み物ができる場所があったらいいのになぁ。」と。
ここから先程のお店のイメージへと繋がった。
手編みの物に触れたいとき、編み物がしたいとき、誰かとお話したいとき、誰かと同じ空間で過ごしたいとき、ゆったり自分を労りたいとき、本を読みたいとき…。
そんな時に、ふらっと立ち寄れる場所をつくりたい。
さらに想像を膨らませるならば、お客さんの好きな本や音楽、映画など、好きなことや気になることを自由に書いてもらうアンケート箱を設置して、リサーチする。
Instagramや、お店の小さな黒板で、わたしとお客さんがやりとりしたり、お客さん同士で語り合える雰囲気をつくったり。
お客さんが思い思いに綴ることができるノートを用意して、匿名の交換日記のようになるものはどうだろう。
月に1度、手書きでわたしからお客さんへ向けた
「おたより」のようなものを書いて、“ご自由にお取りください“としてレジの横などに、そっと置いていてもいいかもしれない。
今はまだ、本当に想像でしかないけれど、わたしのつくるお店が『あたたかくて優しい気持ちになれる場所』になればいいなと思う。
わたしと同じように、心が疲れてしまった人も、
そうでない人も。
集まったみんなで、心を『ぽかぽか』させたい。
「ここに来てよかった。」「また来たい。」と、
思ってもらいたい。
現実的なことを考えると、1人では難しいので
どうしようかなと思っている。
わたしは、困っている。
エッセイ本の出版もしたいし。うーん…。
頭の中で「それらを考える前に、考えた方がいいことある気がするよ。」と、言っている声がする。
そうだ。挑戦したいことを考えよう。
2026年、マルシェに出店して、対面販売に挑戦するぞ。まずは、実際に目の前でわたしの商品を見た人や手に取ってくれた人が、どんな反応をするかを見たい。
今まで「〇〇検定」というものは受けてこなかったのだけれど、色に関する勉強をして色彩検定を受けたい。秋に受けよう。
カフェや雑貨屋での委託販売に挑戦してみるのも、いいかもしれない。
わたしがつくる編み物雑貨と、本のある自由なお店。
これからも『かなえたい夢』であり続けますように。
その『かなえたい夢』をかなえるためにも、
わたしは生きる。
小さな挑戦や、目標を達成しながら。
うん。
かなえたい。
