主食実験室
米が高かった期間、米を節約するためにあれこれ試した。
粉もんが好きな地域に住んでいたので、たこ焼きお好み焼きは普通に作る。お好み焼きをおかずにごはんも食べる土地だった(これは東京育ちの息子に非常にイヤがられる)。
わが家の男性陣は主食と言ったら米!で、それ以外に好きなのはラーメン。どう頑張ってもうちのラーメンはご家庭の味になってしまうので、
「お外で食べてきてね」
となる。なので彼らのためには白飯を炊いてがっつり系のおかずを用意し、野蛮人どもやつらが仕事に行っている昼間が米節約チャンスなのだ(介護食は別)。
パンやパスタももちろん食べるが、外出もままならない日常で「家にあるもので作れる主食」を追求しようという変なスイッチが入ってしまった。
もはや主食実験室である。
以前まちの料理教室に飛び入り参加した時に作った肉まん…「肉包子」はどうだろう?中国の先生から教わったレシピがある。


ただ今、失敗を隠さない大人を目指しています。ちなみに右上の何やら葉っぱが載っているのは、メンバーの1人が穴の開いた部分を隠してみたところ、よけい目立ってしまったという悲惨な例。まあ、初めてだったんだから仕方ないよね。
しかしみんなでワイワイやるならまだしも、孤独な実験室でタヌキが化けてるの?みたいな肉まんの再現はつらすぎる。そこで花巻にチャレンジ。あの花のような優雅な形でなくてもいいらしい。


中にゴマや肉だねを入れて巻いてもいいよとのことだったので、餃子の中身のようなものを入れてみた。うん、いいんじゃないだろうか。なにしろわたしは、中華まんの「皮」がとても好きなのだ。ほんのり甘くて、ふかふか。しあわせ……というかこれ、ほぼ肉まんの味?
またある日には、うどんにしようと思い立つ。そんな時には、「無敵の即打ちうどん」。なんて素敵なレシピ名!のこちらは、『白崎裕子の料理とおやつ』という本に載っていたもの。
うどん買ってくれば?うどんを買ってくるより早いと書いてあって、そんならやっちゃるでーとトライしてみた。このレシピの素晴らしいところは、こねるのは1分!寝かせるのも10分✖️2回という魔法のようなスピード。
ストレスたまると粉をこねたくなるわたしではあるけれど、長い時間こねるのはしんどい(若き日の情熱はいずこ…)。
「足で踏み踏みしないとコシのあるうどんはできないよ」という定説を覆し、

なんともモチモチしたかみごたえのあるうどんができあがった。具が大変さみしいように見えるが実は、老舗のお蕎麦屋さんで買った天かすなので海老の風味が漂っていてなかなかおいしい。
さてすでにバレバレのように、わたしの昼食はしみったれささやか、かつセンスが壊滅的なのだった。なのに文化としての料理にはとても興味があって、ついついレシピ本を探してはこのような実験をくりかえしてしまう。
迷走主食の旅、次回に続きます(…需要はあるのかちょっと心配…)。
