森、道、市場2026 できたてのおいしいものと音楽を
ー この日の私には揚げたての神様がついていた ー
ついに行ってきました、森、道、市場!(以後、森道市場)
森道市場とは、、毎年初夏に愛知で開かれているグルメや雑貨やイベント盛りだくさんの音楽フェス。
ちょうど一年前に、横浜でやってた「GREEN ROOM」という海とアートの音楽フェスに行ったとき、同じ日にやってた「森道市場」がすごいらしい、ということを知って、来年はあっちに行ってみよう〜と思っていた。
音楽フェスにおいしいごはんときたら、ときめかないわけにはいかないよね。
愛知開催ということで、人生初の遠征ってやつをやってきた。
(ちなみに愛知県蒲郡ってとこにある遊園地&海辺が会場。出発3日前くらいまで「かばぐん」って読んでたけど「がまごおり」って読むのが正解らしい。)
1日目の朝の始発の新幹線で愛知に行き、森道を満喫して1泊して、2日目は名古屋で行きたかったお店に行って、夜の新幹線で帰ってくるという弾丸プラン。
今日はきっとたくさん歩くぞ、と思い、家で入念に準備運動をしてから出発。
新幹線は、久しぶりに山側に座ってみた。
車窓には田植えを終えたばかりの水が張られた田んぼがたくさんあって、青空が映っていてきれいだった。
会場までは、新幹線を降りてから、在来線に乗りかえ、さらにシャトルバスに乗って、やっとのことで到着。
開場時間を勘違いしていて、着いた頃にはとっくに始まっていると思っていたら、なんてこった、開場するのはこれから1時間半後とのこと。私は何を見ていたんだろう。
思いがけずガチの人たちに紛れ込むことになった。
・・・
日陰でちょっとうつらうつらしていたら、門が開いた。
私の森道、開幕!
・・・
まずは本日のおめあてのひとつ・揚げたてチュロスのお店「porco」に向かう。
目の前で次々と揚げられていくチュロスを眺めながら、甘いお菓子が揚がったときのいい匂いを嗅ぎながら、チュロスにまぶされた砂糖がファッサーーーっとこぼれ落ちていく軌道を眺めながら、しばし待つ。
そして私のもとにやってきた揚げたてシナモンチュロス。

名前が呼ばれた瞬間、駆けつけたよね。
揚げたてあつあつ、初めてかも、朝チュロス。
思わずにやける。
食べ終わったら園内を散策し、かわいいバッグや食器などを眺める。
ZINEフェアのコーナーもあったので、見に行って、おもしろそうな食エッセイを1冊買った。
遊園地のアトラクションも乗り放題だったんだけど、密かに狙っていた空中ブランコがお休みだったので残念。
道中、ちょっと気になっていたチェー(ベトナム風の豆花?)のお店を発見。けど甘いものの気分じゃなかったのでスキップ。
日差しが強くて暑いので、何かさっぱりしたものが食べたくはあるんだけど。
近くにあった「goffo」というお店の冷製パスタに惹きつけられた。
横浜にあるイタリアンのお店で、いつか行ってみたかったところ。
【夏野菜ガスパチョ麺】
トマト、きゅうり、パプリカ、ニンニク、スパイス、ライム、ヴィネガー、などを合わせて作ったgoffoの夏の定番ガスパチョと手打ちのタリアテッレを冷製で!爽やかな酸と後のせのストラッチャテッラが絡み、イタリア版の冷やし中華のような身体に馴染む冷やしパスタ!
あと5分で見たかったアーティストの出番が始まる(しかもステージは園内の対角線上にあるめちゃ遠いところ)というのに、行列に並んで注文してしまった。
注文したからには、できたてを食べたい。
本当はダッシュしなきゃいけないところだけど、諦めて近くの芝生に座って一口啜る。

えっ、何これおいし。
茹でたてだというのに、予想していたよりもずっとキンキンに冷えた麺。
そこに絡むトマトの酸味が効いた冷たいガスパチョのソース、そして濃厚なブッラータみたいなやつ。
ライムもたまにかじったりなんかして、酸味を楽しむ。
考えた人、天才。
「得意料理はガスパチョです」っていう人が現れたら好きになると思う。
暑さと酸味の組み合わせ、今年の夏の研究テーマにしたい。
そんなわけで遅刻したけど、海風の吹くステージで「Mom」を聴く。
食べかけの冷製パスタをほおばりながら。
そしてまた歩いて別のステージでやっていた「TETORA」を聴きに行く。
こちらはプールサイドだった。
かわいくてかっこいい女の子たちを見てるとなんか元気になれるんだよな〜。
喉が渇いていたので、「そのとうり」の山椒サワーを飲みながら。

この山椒の実、なんか木陰でピクニックしてたらいつの間にか飲み物に入っちゃった木の種です〜って感じがした。
ほんのり山椒の香りがする焼酎ソーダ割りって感じだった。
無類の山椒好き。
・・・
今度はまた歩いて雑貨屋さんを見まくる。
なんか、もう、カルチャーが大渋滞していた。
カルチャーへの苦手意識がある非オシャの私、若干の居心地の悪さを感じる。例えるなら大きな下北沢に来てしまった感じ?
(というわけで下北が好きな人はたぶん大丈夫。)
でもそんな私でもいろんなかわいいものが見れて、普通に楽しめた。
リトルオキナワというエリアで、石垣島で作られたかっわいい豆皿を買った。
海辺の砂浜に続くステージでは「Galileo Galilei」が始まった。
風のように爽やかな歌。
日がほどよく影ってきた昼下がり、海風、波の音。
座って聞いていたら、いつの間にか寝ちゃっていた。
グッドミュージックを聴きながら寝るの、幸せだったな。
・・・
お昼寝の後は、ちょっと気になっていたドーナツ屋「七穀ベーカリー」の米粉ドーナツもゲット。

店頭にドーナツが並んでいなかったので、売り切れたか、、と思っていたら、お店の奥にドーナツの山が見えた。
「ドーナツってまだありますか?」と聞くと、「ありますよ」とのこと。
「揚げたてで熱いので注意してください」と言われ、手渡されたのは本当にできたてアッツアツの粗熱も取れていないやつだった。
幸。
揚げたての神様っているらしい。
米粉でできた生地はもっちもち。むぎゅっと感と小さめのサイズ感がちょうどいい。
ドーナツ片手に歩いていたら、知ってるメロディーが流れる。
「あ、きゃりーぱみゅぱみゅ始まった!」
そしてきゃりー、めっちゃ沸いている。
大の大人がみんな手を振って、飛び跳ねて、踊っている。
すごい。。
てかきゃりーのあの声って地声だったんだね。MCのときも終始あのめっちゃかわいい声でびっくりした。
そして懐かしさと中毒性。「きゃりーANAN」って曲と「にんじゃりばんばん」の「チャリーンッッ」っていう手裏剣の効果音がクセになった。
そのあとは「DJみそしるとMCごはん」を見たり、「キタニタツヤ」を見たり。
「UNE TABLE」の自家製ジンジャーシロップでビールを割ったシャンディーガフ片手に。

甘くて、生姜の香りがめっちゃして、これはもうビールというよりジュースですって感じのおいしさ。
夜が近づいてきたからか、ドリンクがぬるくならなくなってきた。
カップを捨てて、片手が空いたら、次何を食べるか考え始める。
ビールを飲んだら餃子が食べたくなってきた。
まだ明るいけど、早めの夜ごはんにしようかな。
たしかあの辺に餃子屋さん、あったな。
と思って向かっていたら、途中に大きな照り焼きマヨピザのお店を発見し、立ち止まる。
、、、うーん、やっぱ、照り焼きマヨピザ。
「CARAVAN」というお店。愛知県伏見と東京の虎ノ門にあるらしい。
宅配ピザで一番好きな味はダントツ「照り焼きマヨ」の私、これは当たりの予感しかしない。
これまた焼きたてができたら呼んでくれるシステム。
こういうお祭りの屋台って作り置きが当たり前だと思ってたんだけど、今回森道で私が行ったお店、全部できたてを出してくれた。
この効率至上主義じゃない感じ、めちゃくちゃ惚れた。

もりもり乗っかっているのは、和牛の照り焼き、アスパラガス、とうもろこし、トマト、そしてたっぷりの後がけマヨネーズ。
まず照り焼きマヨとほろ苦いアスパラの相性の良さに驚く。
そしてクリスピータイプのアメリカン?ピザ、これがまた照り焼きマヨにあっておいしい。
芝生に直で座って食べる。
ピザのお供には、タイのチェンマイからやってきた「YONLAPA」というアーティストのステージを。
タイ語なのか英語なのかすらわからないくらい聞き取れなかったけど、とっても耳に心地よくて、久しぶりにチル〜〜って言葉を使いたくなった。
最高にチルでした。
なんか、運動会の午後の気だるさと爽快感を思い出した。
海辺のステージの「さとうもか」も見に行った。

そういえば、今日はやけに飛行機雲をよく見た。
残すところおめあてのステージもあと2つ。
まずは「Hump Back」に。
テトラみたいなかっこかわいい女の子3人組バンドだと思っていたんだけど、冒頭の挨拶でいきなり「主婦3人組、ロックンロールやってますー!!」みたいなかけ声があって、イメージが崩された。
主婦って言葉の持つ破壊力、すごい。
しかし、フェスに来ると、毎回「健全な若者ってこんなにいたんだ」という気分になる。
みんな元気で、笑顔で、自由に踊っている。
私はこういう場所に来ても、踊ることは愚か、叫ぶことも手を振ることもできない。
誰も知ってる人はいないというのに、恥ずかしさなのか、なんなのか。
東京の満員電車には、訳のわからないくらい人がいるのに、こんな生き生きとした人は1人もいない。
だからこういう光景を見ると、なんか安心する。
と同時に、自分の足りないところを見せつけられて、ほんのちょっと落ち込んだりもする。
ここの人たちは元気すぎる。かといって、東京の満員電車の人たちは元気がなさすぎるし、私にちょうどいい人はどこにいるんだろう?、、もしかしてどこにもいない?となったり。
そんな疎外感も吹き消してくれるのが音楽のなんだかすごいところで、この日の大トリは「never young beach」
芝生の広場のステージ。夜露なのか、雨が降っていたわけでもないのに、あたりには濡れた芝生のいい匂いがしている。
ステージの奥には観覧車があって、星空みたいに煌めくライトアップが素敵だった。
そこに、ずっと前からいつか生で聴いてみたかったネバヤンの音楽。
1曲目からたまらない。
気づけば周りの人につられてちょっと踊っちゃってる自分。
「どうでもいいけど」という曲の歌詞の好きなところ、
「あー伸びた髪が
風に吹かれてなんだかちょっと邪魔に感じたけど
金もないし束ねて忘れる」
がアレンジされていて、それを聞けただけでなんか嬉しかった。
アンコールの「帰ろう」でも、帰りたい場所をひとつ思い出して、今すぐ帰りたくなった。
最高の盛り上がりと最高のチルをいただいて、音楽が鳴り止んだ瞬間、パッと映画館で明かりがついたように、夢みたいだった1日にお別れの時間がやってきた。
けど心はフルに充電されていて、足取りも軽い。
ああ〜楽しかったな。
・・・
そして余韻そのままにホテルに着く。
フェス会場から電車に乗らずに家に着くってこんなに幸せなんだ。
小腹が空いていたので、近くのセブンで東海限定?のあさりの佃煮おにぎりとだし巻き卵を買い、ホテルで食べて、この日はぐっすり寝た。
(つづく)
・・・
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