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【考察】『Our Notes』という分断。クラフトエッグの構想と、失われた「9バンドのガルパ」

本日発表された新作アプリ『BanG Dream! Our Notes』。

(C)BanG Dream! Project (C)FROMTOKYO (C)bushiroad All Rights Reserved.

物語の密度を上げるための「別アプリ化」という説明の裏側で、私たちはある「計画の変質」を目の当たりにしています。
開発の変遷を辿れば、今回の分割が決して「最初からの予定」ではなかったことが見えてきます。一人のクリエイターとして、そしてファンとして、その歪みを読み解きます。

クラフトエッグが描いた「9バンド体制」という正解

©BanG Dream! Project ©Craft Egg Inc. ©bushiroad All Rights Reserved.

私の考察では、Craft EggがMyGO!!!!!を実装した段階では、かつてのRASやモニカの時のように**「既存7バンド+MyGO!!!!!・Ave Mujicaの計9バンドでガルパを完成させる」**という明確なロードマップがあったはずです。事実、Ave Mujicaの立ち絵が早くから用意されていたのは、彼女たちがガルパという「一つの箱」に収まる予定だった決定的な証拠です。時系列が地続きのまま世代交代を描く、いわば『デジモンアドベンチャー02』のような理想的な継承が行われるはずでした。

デジモンアドベンチャー02
©本郷あきよし・東映アニメーション・東映

「夢みた」の独立性と、運営移管による誤算

夢限大みゅーたいぷ
©BanG Dream! Project

一方で、Vユニットである「夢限大みゅーたいぷ(夢みた)」は、最初から既存キャラとの接点が一切設定されていません。これは明らかに、彼女たちがアルゴナビスと同様に

from ARGONAVIS
©ARGONAVIS project.

「プロジェクト内だが、ガルパとは別の場所」で展開されるべき存在として設計されていたことを意味します。クラフトエッグも、彼女たちをガルパに混ぜるつもりはなかったはずです。しかし、運営がブシロードへ移管される過程で、大きな方針転換があったのではないでしょうか。本来ガルパで完結するはずだったMyGO!!!!!とMujicaを、別枠であるはずの「夢みた」と同じ箱へ強引にまとめ、新作アプリへと集約させてしまった。このパズルの組み換えこそが、今の「分断」の正体です。

ユーザーが背負わされる「物理的な分断」

もしクラフトエッグ時代の構想通りに進んでいれば、私たちは1つのアプリを開くだけで9バンド全員に会え、カード資産が腐ることもありませんでした。
しかし今回の「分断」により、ファンは毎日2つのアプリを立ち上げるという倍の手間を強いられます。利便性という点でも、ユーザー体験としては「改悪」と言わざるを得ません。既にガルパでMyGO!!!!!を育ててきた人々の熱量を「コレクション化」という形で切り離すのは、あまりに不誠実です。

余談:空いた「一枠」にグリグリを

Glitter*Green
©2017 Bushiroad Music

ただ、皮肉にもガルパから1バンド分が浮く形になった今、そこに伝説の先輩である「Glitter*Green」が追加されるなら……それだけは、この分断を補って余りある、全ファンが熱狂する神展開になるでしょう。結び「物語の密度」という言葉で綺麗にまとめられていますが、結局のところ、一番「理」にかなっていてファンが幸せだった形は、当初の構想通りの「9バンドでのガルパ」だったはずです。新アプリという理想を追う前に、運営はこの「計画の歪み」によって生じたユーザーの負担と不信感に、どう向き合っていくのでしょうか。

​【追記】PVを観た瞬間の確信と、圧倒的な安心感

​この記事を書き終えた直後、PVを観た瞬間にすべてが繋がりました。

最後に映し出された開発会社の名は、「株式会社フロムトーキョー」。

​元Craft Egg代表・森川修一氏が率いる新会社の参戦。これこそが、最大の安心材料になりました。

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