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宅建マイスターは、ここを見ています。#59 私は、「水平」を気にします。

私は、「水平」を気にします。

中古住宅やアパートの内見に同行していると、

ときどき、

「あれ?」

と感じることがあります。

何がおかしいのか、最初はよく分からない。

でも、部屋の中を歩いていると、なんとなく違和感がある。

そんな経験があります。


体が先に気づくことがあります

以前、アパートの内見に同行したときにも、そんな違和感を感じたことがありました。

普通に室内を歩いているだけなのですが、

なんとなく感覚がおかしい。

こういうときは、少し気になります。

床なのか。

建物なのか。

あるいは単なる自分の感覚なのか。

その場ですぐに原因を決めつけることはしません。

ただ、

違和感があったことは、無視しません。


ドアの開け閉めも気になります

もう一つ気になるのが、ドアや建具です。

開ける。

閉める。

それだけなのですが、

妙に動きが鈍かったり、引っ掛かったりすることがあります。

もちろん、原因は建物の傾きとは限りません。

建具そのものの調整の問題かもしれない。

経年による変形かもしれない。

湿気などの影響かもしれない。

ですから、

「ドアの動きが悪い。だから建物が傾いている。」

とは判断できません。

でも、

「どうしてだろう。」

という確認のきっかけにはなります。


「感覚」だけで判断もしません

人間の感覚というのは面白いもので、わずかな違いでも気づくことがあります。

一方で、感覚には個人差もあります。

だから、

「私は傾いているように感じます。」

だけで建物の状態を判断するわけにはいきません。

気になるのであれば、水平器などで確認する。

さらに疑問が残るのであれば、建築士などの専門家に確認してもらう。

ここは前回のクラックと同じです。

私たち宅建業者の仕事は、構造を診断することではありません。

ただし、

気づいた違和感を、そのままにしないことはできます。


中古住宅には「理由」があります

ドアが閉まりにくい。

床を歩くと何となく違和感がある。

壁にクラックがある。

一つひとつは、それだけで重大な問題とは限りません。

でも、いくつかの違和感が重なったら、

私は少し慎重になります。

中古住宅には、それまで使われてきた時間があります。

現在の姿だけではなく、

「なぜ、こうなっているのだろう。」

と考えることが大切だと思っています。


締め

内見では、目で見ることが中心になります。

でも私は、ときどき自分の体が感じた違和感も気にします。

歩いてみる。

ドアを開けてみる。

閉めてみる。

そして、

「あれ?」

と思ったら、もう一度確認する。

その感覚だけで結論を出す必要はありません。

でも、

違和感には、何か理由があるかもしれない。

だから私は、中古住宅に入ると、

「水平」を少し気にしています。

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