◆中国製造業PMIは9月も50前後で膠着 ~ 「安定維持」だが「改革は先送り」◆
(MCレポート251001-a)
9月30日に発表された政府版と民間版の中国製造業PMIは、いずれも前月から上昇したものの、50前後で膠着している大枠は変わりませんでした。
中国共産党は10月20日から重要会議「4中全会」を開催し、26年スタートの次期5か年計画を話し合います。
こうした中国経済の問題についてコメントします。

中国製造業PMIは9月も50前後で膠着
中国国家統計局が発表した9月の中国製造業PMI(購買担当者景況指数)は49.8(前月比+0.4ポイント)。上昇したものの、好不況の分岐点50は6か月連続で下回った。
内訳では、生産が51.9(同+1.1ポイント)で5か月連続の50超えとなったが、先行性がある新規受注は49.7(同+0.2ポイント)にとどまり、3か月連続で50未満。新規輸出受注は47.8で、こちらも50を下回った。
一方、S&Pグローバルが発表した9月の中国レーティングドッグ製造業PMIは51.2(前月比+0.7ポイント)で、2か月連続の50超。統計の作成元であるレーティングドッグは、9月のPMIの改善にはより広範な基盤があると評価。産出価格と雇用の指数は低下を続けたものの、他の主な指数は50超の水準。国内での過剰供給・過当競争を戒める当局の「反内巻」政策の下で投入価格が上昇を続ける一方で、産出価格が緩やかに下落しており、収益への圧迫が示されているとした。

このように、中国の製造業PMIは、国家統計局発表の政府版が50未満、S&Pグローバル発表の民間版が50超と、明暗が分かれている。
調査対象の違いが反映されたからだとみられるが、達観すれば、いずれも50前後の水準で膠着しており、景況感の大きな変動は「リーマンショック」や「コロナショック」のような巨大な衝撃が加わった時期を除き、見られていないと言っても過言ではない(上図)。
「管理経済」としての中国経済
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