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何を食べるかも自分を大切にすることのひとつ

「食べたもので身体がつくられる」という言葉を聞いたことがあります。
そして最近、ある本を読んでいて、身体だけではなく、心も毎日の食事と関係しているのだなと改めて思いました。


🌖 食べるものは心にも関わっている

最近、加藤俊徳さんの『すぐに実践したくなる すごく使える脳科学テクニック』という本を読んでいます。その中で目に飛び込んできたのが、脳と栄養についての話でした。

たとえば、ビタミンB群。本では、ビタミンB群を含む身近な食べ物として、納豆、卵、豚肉、あさり、たらこ、にんにくなどが紹介されていました。
こうして並べてみると、普段の食事で取り入れられそうなものがあります。考えてみれば、感情や思考に関わっている脳も身体の一部です。その脳が働くためにも、さまざまな栄養が必要になります。バランスよくいろいろな食べ物を食べられたらといいなと思います。

そう考えると、「食べたもので身体がつくられる」だけではなく、毎日何を食べるかは心にも関わっているのだなと思いました。

🌖 食事と抑うつ症状の関連を調べた研究もある

本の中では、食事と抑うつ傾向についての2019年の研究も紹介されていました。スペイン・マヨルカ島で行われた研究で、抑うつ症状のある76人と、抑うつ水準にない56人の食生活を比較しています。

その結果、抑うつ症状のあるグループでは、豆類・果物・野菜の摂取量が少なく、甘い食品や精製糖の摂取量が多い傾向が見られました。

ただし、この研究から
「野菜を食べれば落ち込まなくなる」
「甘いものを食べるとうつになる」
とまで言えるわけではありません。

食事と抑うつ症状との関連は見られましたが、この研究だけで原因と結果まで判断することはできません。

心の状態には、食事だけではなく、睡眠や運動、人間関係、生活環境など、さまざまなものが関係しています。

🌖 「ちょっとだけ」でいい

心にも影響がありそうだからといって、急に食生活を全部変えようとすると、それ自体が負担になってしまうかもしれません。

「あれも食べなきゃ」
「これは食べちゃダメ」
「今日もちゃんとできなかった」

食事まで、自分を責める材料にする必要はありません。そういえば、食べるものって心にも関係しているんだったなくらいで、頭の片隅に置いて過ごしてみます。そうするうちにスーパーで何を買おうか迷ったら、
「今日は野菜をひとつ足してみようかな」
と思ったり、
「納豆を買ってみようかな」
と思ったり、
果物をひとつ選んでみたり。そんな小さな選択につながるかもしれません。

🌖 食べることも自分を大切にすること

自分を大切にするとは、毎日食べるものを少し気にかけることも含まれるのではと思いました。

ほんの少しの選択でも、
「今日は自分の身体のために、これを選んでみよう」と思えたら、それだけで少し自分に優しくなれる気がします。

メンタルがつらくなると、
「考え方を変えなきゃ」
「もっと前向きにならなきゃ」
「この気持ちをなんとかしなきゃ」
と、心をなんとかしようとすることがあります。
でも、

眠ること。
身体を休ませること。
そして、食べること。

身体のほうからの小さな積み重ねも、自分を支える方法のひとつなのだと思います。完璧な食生活でなくてかまいません。

今日ひとつだけ、
「これは自分の身体にいいかも」
と思うものを選んでみます。

そんなふうに何を食べるか気にかけることも、自分に優しくする方法のひとつなのかもしれません。

🌖 参考資料
加藤俊徳『すぐに実践したくなる すごく使える脳科学テクニック』日本実業出版社

Grases G, Colom MA, Sanchis P, Grases F.
“Possible relation between consumption of different food groups and depression.”
BMC Psychology, 7, 14 (2019).
論文(BMC Psychology)⁠

※食事と心の状態には関連が報告されていますが、特定の食品や栄養素によって心の不調を予防・治療できるという意味ではありません。この記事では、「毎日の食事を少し気にかけることも、自分を大切にする方法のひとつかもしれない」という視点で紹介しています。

自分に優しくを少しずつ🤏

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