見出し画像

パニック障害になった日から、日常が変わった話

はじめに

この記事では、私がパニック障害になったときの話を書いています。

正直に言うと、最初は何が起きているのか全く意味が分かりませんでした。

「ただの不安」とか「気のせい」とか、そういう言葉では説明できないものが、ある瞬間から突然、体の中で暴れ出しました。

息がしづらくなって、心臓だけが異常に速くなって、頭では「落ち着け…」と思っているのに、体が全く言う事を聞かない…

そのズレが一番怖かった💦

今振り返れば「パニック発作だった」と言えるけど、当時の私はそんな言葉すら知らなくて、ただ“自分が壊れた”としか思えませんでした。

理由が分からないまま、でも確実に普通ではない状態が続いていくのが、本当に怖かったです。

一度こういう状態になると、日常の見え方が少しずつ変わっていきます。

当たり前にできていたことが急に怖くなったり、安心できていた場所が急に危険に感じたりして…

これは、その時期に私の中で何が起きていたのかを、できるだけそのままの感覚で書いた記録です。

パニック障害の始まり

最初の発作が起きた瞬間

天気が良かったので1人で
ドライブに出掛けたある日。

なんの前触れもなく、突如ドクンと動悸が始まり、腹の底から得体の知れない不安感、息苦しさが私を襲いました…

ヤバイヤバイ…

慌てた私は事故らないようどうにか路肩に車を停め、周りを見渡します。

一瞬自分がどこにいるのかさえ分からなくなる程取り乱していました。

訳が分からないまま、震えながら家族に電話をして事情を説明しました。

声を出すのもやっとで、泣きながら話していたと思います。

すぐに迎えに来てもらい、そのまま家族の運転で家に帰りました。

何が一番怖かったのか

今まで感じた事ない恐怖感、それが1番怖かった。

これはパニックになった人しか分からない感覚だと思う。

例えは難しいけど、
インフルエンザで死ぬ程体調が悪い時に、サウナに入れられ、吐き気や動悸を感じながら、隣の人に包丁を突きつけられている、
それくらいの不快さと恐怖を感じる。

そしてそれが、離人症を自力で克服し、ようやく少し元気になってきたと感じていたタイミングで突然起きたことが、さらに大きな衝撃でした。

「もう大丈夫だと思っていた自分」が一瞬で崩れてしまった感覚がありました。

日常が壊れていった流れ

・1人で運転中に初めてパニック発作を起こしたことで、車の運転ができなくなった。

・それだけではなく、1人でいること自体が不安に変わっていった。

・何も起きていないのに、「またあの感覚が来るかもしれない…」という予感だけで体が緊張するようになっていった。

・家にいる時でさえ落ち着かず、安心できるはずの場所なのに、家族がいない時間が耐えられなくなっていった。

・外に出る時も、体が勝手に警戒しているような感覚で常に緊張しており、家族の後ろに隠れるようにして行動することが増えていった。

気づけば行動範囲はどんどん狭くなり、当たり前だった日常が当たり前ではなくなっていった。

周りに理解されにくかったこと

しばらくして…
気を許している友達とは少しずつ会えるようになり、自分の身に起きたことも話すようになった。

でも見た目は普通に見えるようで、パニックの説明をしてもなかなか伝わらない苦しさがあった。

引きこもりになりたくない一心で、多少無理をしてでも友達と会うようにしていたが、「今日は調子がいい」と思えた日に限って急にパニック発作が起きるようになり、次第に友達とも会えなくなっていった。

一番しんどかった時期

大好きだった運転もできなくなり、コーヒーも飲めず、お酒も飲めなくなった。

大人なのに1人で外出することができない、その情けなさが強くのしかかっていた。

勇気を出して近くのコンビニまで行こうとチャレンジしても、店の直前で発作が出てしまい、何度も失敗した。

暑さにも極端に弱くなり、すぐに気分が悪くなったり発作が出るようになっていった。

当たり前にできていたことが当たり前じゃなくなり、行動が制限されていくストレスと絶望は言葉にできないほどだった。

そして一番つらかったのは、「なんでこんなこともできないんだ!」と、自分で自分を責め続けてしまう内側の声だった。

少しずつ変わっていったこと

​「もう、このまま一生、まともな世界には戻れないんじゃないか……」

​そんな暗闇の中にいた時、スマホで必死に「パニック障害 克服」と検索し続けていました。
 
離人症の時と同様、藤川徳美先生の著書【うつ・パニックは鉄不足が原因だった】を改めて読み

引き続きナウフーズの鉄サプリを愛用。

パニック障害になってから、急に体力3%…気絶しそう…発作でそう…
みたいになる事があった。

でも根気強く鉄サプリを飲んだからか、今ではそれが改善している。


そして、行動療法(怖くて避けている状況や体の感覚に少しずつ慣れていき、脳の誤作動を修正していく治療法)の重要性を知り、少しずつ苦手なことに挑戦していった。

例えば、
・1人で家にいる時間を少しずつ長くする
・家の前を軽く散歩する
・暑さへの不安を和らげるために半身浴をする
・家族と出掛けた時に、ショッピングセンター内を少しだけ1人で歩いてみる
・一番恐怖を感じる歯医者は、笑気麻酔ができるところに変えた
・寝不足にならないようにする

何か1つがずば抜けて効いたというよりも、こうした小さなチャレンジを積み重ねながら、できることを少しずつ増やしていった。

今の状態

家では何の不安もなく1人で過ごせるようになり、家事も問題なくこなせるようになった。

大好きなコーヒーは飲めなくなったけど、美味しいカフェインレスコーヒーを見つけた

家族と一緒であれば、ほぼどこへでも行けるようにもなった。

歯医者(笑気麻酔あり)や美容室も、オムツを履けば行けるようになった(トイレ行けない!と思うと不安感が出るので念の為)

また、近所に住む家族の家や、すぐ近くのコンビニであれば、1人で歩いて行けるようにもなった。

暑さは苦手だけど、氷水や保冷剤、ハンディファンなどを持ち歩いてうまく対処している

私はパニック障害になる前に、離人症も経験しています。

その時は冗談ではなく、「私は誰?ここはどこ?」という感覚になった。

常にぼんやりと生きているような、あるいは自分が生きているのか死んでいるのかも分からないような状態で、体感としては知能が本来の10%ほどにまで落ちているように感じていた。

試行錯誤の末、離人症は自力で克服し、パニック障害とも少しずつ向き合い続けてきた。

振り返ると、完全に元通りとは言えないまでも、このnoteを書けている時点で、かなりの回復を遂げていると感じている。

同じ状態の人へ伝えたいこと

苦しさを完全に理解してくれる人が、なかなかいないことはとてもつらいと思う。

周りと比べて、「なんで自分だけ…」と落ち込む日もあると思う。

「明けない夜はない」と言われても、本当にそうなのか疑いたくなる日もあるし、思わず「消えたい…」と口にしてしまう日もあると思う。

それでも、どうか諦めないでほしい。

どれだけ苦しくても、もがきながらでも前に進もうとしているあなたは、それだけで尊い存在だと思うから。

失ってしまった経験があるからこそ見える幸せも、きっとある。

痛みを知っている人は、必ず誰かに対して優しくなれる力を持っていると思う。

だから、自分と向き合いながら、今あるカードで一歩ずつ進んでいってほしい。

私も道半ばなので、効果があったものはこれから先noteに記載していきます。


おわりに

この経験を書いた理由は、ひとつだけ。

苦しかった時、心に一番響いたのは、医者の言葉でも専門家の言葉でもなかった。

同じように痛みを知っている、普通の誰かの言葉に救われ、希望をもらっていたから。

だから今度は、自分が少しでも誰かの背中をそっと押せたらと思って書きました。

最後まで読んでくれてありがとうございます。

もし共感できる部分があれば、そっと反応をもらえると励みになります🌿‬

私のこれまでの歩みはこちら↓


いいなと思ったら応援しよう!