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佐渡島のミニシアター"ガシマシネマ"に行ってきた話

こんにちは、チェ・ブンブンです。

先日、世界遺産検定マイスター仲間のNao.U(なおゆー)さんと一緒に、佐渡島へ行ってきました。2024年に佐渡島が世界遺産に登録されたことを受けてフィールドワークするのが目的でした。

ふと、「佐渡島って映画館あるの?」と思って調べてみたところ、映画ライターのヒナタカさん(@HinatakaJeF)「ガシマシネマ」を紹介していました。佐渡島はアニメ映画『アイの歌声を聴かせて』の聖地として知られており、本作も上映されたとのこと。

ちょうど、佐渡奉行所跡の近くにあったので行ってきました。


閑静な街並みに映画館

住居が映画館兼カフェとなっている。

佐渡奉行所跡から徒歩15分ほど、閑静な街並みに映画館はありました。一見するとカフェのような趣ある構えであるが、映画も上映されています。

2014年頃のパリ
サン=フランソワ=グザヴィエ駅から徒歩5分に神社を改装した映画館
「LA PAGODE」があった。

この空気感は、パリにかつてあった神社を改装した映画館「LA PAGODE」を彷彿とさせるものを感じさせる。

入り口横には映写機がたくさん展示されていました。

中では、映写機が複数台展示されており、映画博物館となっていました。

本棚にはずらっと文化的な書籍が所狭しと並んでいます。
こんな場所に学生自体入り浸っていたら人生が豊かになりそうです。

奥にカフェスペースがあり、「定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー」から『男はつらいよ』の図鑑など、多くの映画本がひしめきあっていて、映画好きの家にお邪魔したような興奮を覚えます。

『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』が上映されているミニシアター

地方都市の映画館といえばシネコンのイメージが強く、今だと『名探偵コナン』といったメジャー映画を上映しているのではと思うかも知れません。しかし、ここでは第97回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したパレスチナ/イスラエル問題を扱った映画『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』が上映されていました。他にも筒井康隆原作の『敵』や根岸吉太郎監督新作『ゆきてかへらぬ』といったミニシアター系映画が上映されていました。

『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』関連書籍が並べられていました。

カフェのブックスペースには、「ガザとは何か~パレスチナを知るための緊急講義」といったパレスチナ/イスラエル問題に関する書籍が置かれており、ミニシアターとして映画館での体験が地続きで自分の人生に繋がってくるような工夫がされていました。

館長と話をしてみた

アッサムティー(400円)でお茶にしました。
机はミシン台を改造したような面白いものでした。

今回は映画館巡り旅行ではなかったので、カフェスペースで相方とお茶にしました。この日は、大雨で気温も肌寒かったのでアッサムティーで温まることにしました。

すると、映画が終わりました。館長の堀田弥生さんと話せそうだったので、声をかけてみました。館長によれば、かつて佐渡にも12件ほど映画館があったそうだが、相次ぐ閉館で10年以上に渡り映画館文化が途絶えていたようです。2010年に館長は家族で佐渡島へ移住。佐渡金山の鉱山長住宅をDIY作業で改修し、2017年4月から映画館として運営しているとのこと。

岩波ホールで上映されたジョージア映画『花咲くころ』のポスターが飾ってあった。

メジャー作品/ミニシアター系作品とのバランスを取りながら作品を選定、映画配給会社と交渉しながら佐渡に映画を届けていると話していました。5月には、熱狂的人気を博したアクション映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』とジョン・カサヴェテス特集が上映されるとのこと。思わず『グロリア』の ジョン・カサヴェテスのカッコ良さで意気投合しました。他にもワールドシネマを届け続けた高野悦子の影響、岩波ホール閉館後、その継承を誰が担うのかなどといった映画の未来について話したりしました。

実際に音を聞いてみた

アットホームな劇場内
ホームスクリーンっぽいが、映画館なのでDCPやフィルム上映に対応しています。

「劇場、観ていきませんか?」

館長のお言葉に甘え、劇場内を見せていただきました。アットホームな雰囲気のある空間であるが、ホームシアターと決定的に異なるのはDCPやフィルム上映に対応しているとのこと。また、サウンド設計は『アイの歌声を聴かせて』等の音響を手がけた岩浪美和さんが監修した《山海詩音》サウンドが採用されています。

実際に予告編を流していただいたのだが、映画の世界に没入する大迫力なものとなっていました。また、壁が吸音性の高い漆喰が用いられているため、「ガシマシネマ」は他のミニシアターと比べると反響が少ない特徴があります。

島民が寄贈されたという「SCREEN」や「映画の友」が
歴史的資料過ぎて驚かされる。

スクリーン後方には、島民が寄贈されたという「SCREEN」や「映画の友」などの映画雑誌が展示されていたのだが、中には1950年代のものまでありもはや映画博物館でした。

最後に

映画館ハンターとして旅先で映画館をチェックするようにはしているのですが、ここ最近、シネコンばかりとなっていて退屈に思えてました。特に海外は、シネコンしかないケースが多く、行ったところでローカルなインディーズ映画はあまり上映されておらずハリウッド映画で占められていて寂しさを抱いていました。

今回「ガシマシネマ」に訪れて、ミニシアターもとい個性的な映画館は良いなと思いました。ここで映画を観た地元の学生の将来にどのような影響を与えるのか気になるものがありました。

映画館情報

映画館名:ガシマシネマ
場所:
〒952-1522 新潟県佐渡市相川上京町11
TEL 0259-67-7644
email 
gashimacinema@gmail.com


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CHE BUNBUN 映画ブログ『チェ・ブンブンのティーマ』の管理人です。よろしければサポートよろしくお願いします。謎の映画探しの資金として活用させていただきます。