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〈脆さと甘さ、でも手放さないで〉



奪われてはじめて気づく
この世の中は善に満ち溢れていたのだと

腐りかけた果実のように
旬の時期はとうの昔に過ぎ去っていて

這い上がってきた虫のように
いまもその甘さにしがみついて甘えていたい.

ああこんなにも狂おしく
過去を思ってしまうのなら
とうの昔に食べられてしまった、
一番赤い果実の実のように
その、痛さが欲しい。

ああこんなにも狂おしく
過去を遠ざけてしまうのなら
とうの昔に奪われてしまった、
一番憎い果実の実のように
その、甘さをしたためていたい。

どうして?なんて言わないで
君が君らしくいることが
一番この地を照らしていく。

いま、その瞬間に尚も立ち続けてと
誰かが呟く

私はそれをじっと見つめて
自分の脆さと甘さを感じることができなかった
過去を悔む

そして、今なおその瞬間に立ち続けた
勇敢な人々に大きな拍手と光を送りたい。

君が君らしくいられるには
遠い過去も、這い上がってきた勇気も
すべて手の中に収めて、
ちゃんと、確かめて
離さないように、握りしめていて。

きっと誰も気付かないから大丈夫だよ。

流されないように、握りしめていて。

そう、お願いね。




そしていまこの手に残るのは、なに?

いま君をそこに見つけたい.



奪われて初めて気づく、世の中の善意。過去を悔やむ、それでも前へ進む勇気。君をそこに見つけたい。#note







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