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ホタルイカの使い方メモ|酢味噌だけで終わらせない春の台所カンペ


はじめに

春になると、ホタルイカが出てきます。

小さい。
でも、妙に目を引く。

あのサイズなのに、ちゃんとワタがあって、ちゃんと旨みがあって、ちゃんと春を連れてくる。

なかなかの仕事人です。

ただ、ホタルイカにはひとつだけ、ちょっとした“あるある”があります。

だいたい、酢味噌で終わりがちです。

もちろん、酢味噌はおいしい。
からし酢味噌もおいしい。
あれはもう、春の定番です。

でも、ホタルイカは酢味噌だけで終わらせるには、少しもったいない。

紹興酒に漬けてもいい。
パスタにしてもいい。
香草パン粉で焼いてもいい。
西京味噌に漬けてもいい。

この記事では、ホタルイカを 酢味噌以外でどう使うか を、あとで見返しやすい台所メモとしてまとめます。


ホタルイカの使い方早見表


紹興酒漬け


向いている食べ方:
前菜、おつまみ、冷菜、春の小鉢

コツ:
紹興酒の香りと、透明醤油の旨みでワタの濃さを受け止める。

合う味:
紹興酒、透明醤油、生姜、ねぎ、花わさび、唐辛子

ホタルイカのワタには、少し濃い旨みがあります。
そこに紹興酒の香りを重ねると、ただの小鉢では終わらない。

小さいのに、やけに大人っぽい味になる。

春の食卓に出すと、見た目は控えめなのに、食べるとちゃんと印象が残ります。


パスタ


向いている食べ方:
オイルパスタ、春野菜のパスタ、紹興酒漬けのアレンジ

コツ:
ホタルイカを具としてのせるだけでなく、ワタと漬け汁の旨みをソースに使う。

合う味:
にんにく、オリーブオイル、春キャベツ、菜花、白い醤油麹、魚出汁

ホタルイカは、パスタにするとかなり強いです。

ただの具ではなく、ワタがソースになる。
ここが大事です。

ホタルイカのワタ、紹興酒の香り、オイルのなじみ方。
このあたりが合わさると、春のパスタが少し大人になります。

春はふわっとした季節ですが、ホタルイカのパスタはわりと芯があります。

浮かれているようで、ちゃんと旨い。
その感じが好きです。


香草パン粉焼き


向いている食べ方:
前菜、おつまみ、ワインに合わせる一皿、春の焼き物

コツ:
ホタルイカの濃い旨みに、香草パン粉のサクサク感と香ばしさを足す。

合う味:
そら豆、パン粉、にんにく、オリーブオイル、パセリ、香草パン粉

ホタルイカは焼いてもいいです。
しかも、そら豆と一緒に。

ホタルイカの濃い旨み。
そら豆の青い香り。
香草パン粉のサクサク感。

ここにオーブンの香ばしさが加わると、おつまみとしてかなり優秀です。

ワインが欲しくなる。
ビールでもいい。
でも、ワインもかなりいい。

こういう料理は、「軽そうに見えるのに、意外と止まらない」という危険があります。

一口だけのつもりが、二口、三口。
気づけば皿が静かになっている。

食卓には、たまにそういう“気づいたらいない料理”があります。

ホタルイカとそら豆の香草パン粉焼きは、わりとそのタイプです。


西京味噌


向いている食べ方:
焼き物、小さな酒肴、ごはんのおとも、春の前菜

コツ:
味噌床の甘みとコクで、ホタルイカのワタの旨みを丸くまとめる。

合う味:
西京味噌、みりん、酒、白味噌、炊きたてごはん、日本酒

ホタルイカは、西京味噌とも合います。

ここまで来ると、

「ホタルイカって、そんなことまでやるの?」

という感じですが、やるんです。

味噌床に入れると、ホタルイカはまた別の顔になります。

ワタの旨みがあって、味噌の甘みがあって、焼くことで香ばしさが出る。

小さいのに、だいぶ濃い。

もはや食材というより、短編小説です。
ページ数は少ないのに、内容が濃い。

ホタルイカには、そういうところがあります。


酢味噌だけで終わらせない理由


ホタルイカは、小さくて、扱いが軽く見られがちな食材です。

でも実際は、かなり表情があります。

そのまま食べてもおいしい。
漬けてもおいしい。
ワタを活かしてもおいしい。
焼いてもおいしい。
味噌とも合う。

つまり、
“春だから一度は食べたい”で終わらせるには、少し惜しい食材です。

せっかくなら、一度くらい酢味噌以外の道にも進んでみる。

そうすると、ホタルイカの見え方が少し変わります。

春の食卓も、ちょっとだけ広がります。

こういう瞬間が、台所ではうれしいです。


ホタルイカに合うワイン


合わせるお酒の話を少しだけ。

紹興酒漬けは、そのまま紹興酒でも楽しいです。
ワインなら、少し香りのある白が面白い。

たとえば、アルザスのリースリングや、少し厚みのある甲州。
ホタルイカのワタの濃さと、紹興酒の香りを受け止めてくれます。

パスタには、旨みを受け止められる白。
軽めの赤でもいいです。

香草パン粉焼きには、泡、白、軽いロゼ。
パン粉の香ばしさと、そら豆の青い香りに合わせると気持ちいい。

西京味噌の焼き物には、少し丸みのある白が寄り添いやすいです。

魚だから白、肉だから赤、というだけではなく、

旨みはあるか。
香りは強いか。
味噌の甘みはあるか。
ワタの濃さはあるか。

そこを見ると、ホタルイカの酒選びはかなり楽しくなります。


詳しい作り方はブログへ


noteでは、ホタルイカの使い方をあとで見返しやすいようにまとめました。
実際の作り方や写真付きの流れは、ブログ「くんのごはん」に載せています。

※noteでは、下の各タイトルにリンクを設定すると見やすくなります。

紹興酒漬けにするなら

冷凍生ホタルイカの紹興酒漬け|安全に生で楽しむ透明醤油レシピ
https://kunnogohan.jp/?p=3919

パスタにするなら

ホタルイカの旨味パスタレシピ|紹興酒漬けとワタで仕上げる春の一皿
https://kunnogohan.jp/?p=4089

香草パン粉焼きにするなら

ホタルイカとそら豆の香草パン粉焼き|エペイオス・ノンフライオーブンで簡単サクサク春レシピ
https://kunnogohan.jp/?p=3856

西京味噌と合わせるなら

西京焼きの漬け時間完全ガイド|真鱈・ホタルイカ・銀鮭を同じ味噌床で失敗しないレシピ
https://kunnogohan.jp/?p=2974

ブログはこちら

くんのごはん
https://kunnogohan.jp/


最後に


ホタルイカは、春の食材です。

でも、ただ旬だから食べるだけでは、少しもったいない。

酢味噌で食べる。
それもおいしい。

けれど、紹興酒に漬ける。
パスタにする。
香草パン粉で焼く。
西京味噌に漬ける。

そうすると、ホタルイカは小さい体で、かなりいろいろな顔を見せてくれます。

春の食材は、どう食べるかでぐっと面白くなります。

ホタルイカも、その代表選手だと思っています。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

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酢味噌で終わらせない春を、これからも台所で少しずつ試していきます。

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