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かくれんぼするホラーゲーム「デメント」「ホワイトデー」

ゲームには悪漢に敢然と立ち向かってたたかうというのが多いのですが、勇敢な主人公というのはホラーにはなりにくい。やはりホラーというのは主人公は万能ではなく、おびえながら行動するほうが趣が出るというものです。

そんなわけで、今回は過去プレイしたホラーゲームから、基本的に敵とたたかうのではなく、敵から身を隠すゲームをチョイスしてみました。

「デメント」(2005年、カプコン、PS2)

「デメント」は「クロックタワー」シリーズの流れを受け継いだゲームで、当初は「クロックタワー4」として発売されるはずでした。
なお「クロックタワー」のデベロッパーは、1からゴーストヘッドまではカプコンではなく、今はなきヒューマンです。

システムとしてはチャプターごとに別れており、それぞれ主人公フィオナが敵の追撃から身を隠しながら、拉致された古城から脱出するというものです。
古城はなにやら生命実験をしてたらしい施設で、人造人間やら薬物で操られた敵が多数あらわれます。いかにもバイオ改造された異形の者というキャラクターの造形美はすばらしい!
途中でヒューイという犬が相棒となるので、彼を連れながらの逃走劇となります。

チャプターごとに敵は変わりますが、基本は見つからないようにすること。大きな音とかは禁忌です。
隠れるところはいくつもありますが、同じ所ばかりではダメ。即死トラップもあります。
少しずつ目線を変えながら敵をやり過ごすわけですが、息を殺して潜んでいると、敵がすぐ近くをうろついているときなどは心臓がバクバクする思いです。

おまけにこちらの居所を知らせる光球が城内を彷徨しています。これに追いかけられると敵の襲撃が近いということ。なんとかまかなければなりません。

(途中、銃で襲ってくる敵がいますが、この手のアドベンチャーで銃は反則だと思う)

戦闘はチャプターの終盤にありますが、このゲームの醍醐味はやはり息を殺すかくれんぼにあると思えます。
前世紀の城のデザインといい、城内のデザインといい、なかなかいい雰囲気をかもし出しているゲームです。

「WHITEDAY ~学校という名の迷宮~」(2015年韓国、sonnori、Steam・PS4)

ホワイトデー前日に、あこがれの女子にアメと日記帳を渡す目的で夜の学校に忍び込んだ生徒が味わう恐怖です。
「そんなの翌日に渡せばいいじゃないか?」などと言ってはいけません。ゲームになりませんから。

このゲーム、恋愛アドベンチャー要素が強く、フラグによってストーリーが分岐します。

さてこのゲームの恐怖点は「用務員のおっさん」です。
このおっさん、どういうつもりか夜の学校に忍び込んだ生徒をバットで撲殺するという性癖があるようなのです。

夜の学校なのに、何人もの女の子がいるのか? いまどき用務員が宿直してるのか? などと言ってもいけません。そういう世界観だと割り切ってください。

東洋の呪術的な要素が取り込まれ、いかにもアジアのゲームだなと思わされます。はじめわたくしはどこのゲームか知らずにプレイしはじめたのですが、途中から「韓国か台湾か香港だろうなぁ」と思いました。

さておっさんに見つかるとバットで攻撃されます。攻撃を受けるとダメージが蓄積するので、これを回避しなければなりません。
簡単な手段として身を隠すことです。息を殺し、おっさんが立ち去るのを待ちます。

もういいかな、と思って立ち上がるとまだ近くにいたりしてあわてて隠れなおしたり。特にトイレに隠れるのは緊張します。
なにかよくわからないけど、ハラハラ感は非常に強いゲームです。

ただこのゲーム、セーブ回数が限られているのですね(最難関モードはセーブすらできない)。サインペンで廊下の掲示板に書き込む必要があります。サインペンが消耗品なのです。バイオでいうインクリボンのようなもの。
うーん、セーブくらいは自由にさせてもらってもいいように思いました。

どちらのゲームも家庭機ではそれぞれPS2とPS4でしか プレイできません。
売れたゲームなら新世代のゲーム機に移植されるでしょうから、まあマニア向けのゲームというカテゴリだったのかも知れません。
ゲーム機をお持ちの方はプレイしてみてはいかがでしょうか? 特にデメントはオススメできます。

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