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168 ロケットランチャーはこうやって撃つのである

運動会。

これはフォローさんの記事を読んで思い出した話でもありますが

撮影ってのが意外にもセンスが必要だろ?
それなら俺に任しとけ!っと
背の高さを使ってスマホで動画を撮る。

そうだ。ご想像の通り
見事に手ブレをしている
きっと日中にそんな作業させると
ヤニ切れかアルコール切れが起きていると推測される

そんな時はぷかり、いや。ポカリなんか飲んで手の震えを抑えなきゃいけない

いやちゃうねん。
そんな話じゃねーんだよって事で


面白いから読んできなさいよ。とりあえず


一昔くらいの子供の運動会
出遅れたら場所取りは絶望的になるくらいでしたよね

大抵はよく見えるとこに陣取る方々
ちょっと離れた大きな木の下

少し出遅れたら登り棒とか
半分くらい埋まってるタイヤの側とか

もっと出遅れたらポンプ室の隅とかね

アレはある意味大人の運動会でもあるのではないかと
そんな気がしました

今はどうやら時間が半日くらいで終わるようになったそうですな

コロナからの改善なのかもね

自分が子供の時はとにかく早く終わんねーかなって思ってたもんな

本当に運動嫌いだったので
その割には自分の子供が走る姿とか見ると

「オイオイ、全然やる気無いやんけー」

とボヤいたりもしてる自分がいる。
明らかに俺の遺伝子がそのまま移ってるんだけどね

とは言え仲間がリレーとか走ったりしてるシーンとかで感動したりしますな

アレはお金で買えないものがある
そもそも買えるくらいの金もないのである

いや、それはどうでも良い

話をグッと戻して


撮影をしてこいと言われた時の話だ

『ちょっとさぁ…娘が走ってくるから撮って来てくんない?』

まだスマホではなくムービーカメラ?ってあったじゃん
2時間か3時間くらいメモリーカードで撮れるやつ

俺はHilcrhymeの曲の影響で

「記録より記憶に残そうぉー♪」

と言ってたら

『そんなんはいいからさ
今日アンタが来たのはこれが仕事だから。それ以外役に立つことないでしょう』

と。ふふふ…

言ってくれるやんけ。
こう見えても俺は甲賀の忍びの使い手

からめっぽう離れた街で育ったんだぞ!

「どれ撮れば良いんだよっ!オメーのそのでけーケツでも撮りゃ良いのか?」

『馬鹿か、オメーは馬鹿か。』

カメラ回してしれーっと撮っている。
1分くらい

なんのためになるか分からんが撮ってみた

まぁ、良いだろう

娘が走るから近くに行って撮ってこい命令が下される
自分は陽に当たりたくないからと

だが先客が居るわけだ
三脚据えて撮ってるパパさんや
Choo Choo TRAINのEXILEみたいなババアの集団もいる

「えぇ…これ掻き分けて取ってこいって言われてもなぁ」

まぁ。良い
このカメラにゃズーム機能が備わっている!
そんな機能を昨日見たしな!

娘の50m走

俺は30m離れたところから見ていた

「アレ…全然分かんねぇ…アイツどこだ?」

同じような体操着
それぞれの親御さんが子供たちに少しでも個性を出せるように大きなリボンだ
ゼッケンに装飾だ
靴下を派手にだと色々やっている

そう。

俺は解らなかったのだ!
今日の娘のアップグレードした箇所を

それも知らずに行ってこいと言われ
息巻いてきたが…
30m離れて見たらまぁ判らん

そんなもんだろう。
仕方ない…

機械の電源を入れる片手構える…
こうしたらわかるんじゃねえかとズームをグイグイ上げる

お。よく見えるぞ!

そんなこと言いながら子供たちはピストルの音で次々走っていた

いかんいかん、こんな事で手間取っていたら間に合わねぇ…

そしてズームをし過ぎたらカメラもミリ単位で動かさないとブレッブレになる
これは立ちながらやるもんじゃないな…少し拓けた場所にロケットランチャーを構えるように片膝をついた

そして標的をロックオン

「居たぞ…紫のリボン。あの髪の括り方…娘だ」

パンとなってずっと追う…

「あれ…アイツ…足が速くなったか…」

ミリ単位で動かすカメラは正確に彼女を捉えていた

だが俺は何故か首を傾げていた…
変な違和感を持って

日差しがキツイ
よしよし…ちゃんと撮ってやったぞと心に思い待機場所に戻る

「オイ、撮ってきたぞ!見てみぃ!」

『…』

「ちゃんと撮れてるだろ?どないや?」

『…』

「なんや…どうしたんや…?」



『…この子誰?』


「な、なぬっ!」

そうか…。あの違和感は間違ってなかった…
他所の子を必死になって撮っていた俺がいた


テレビで改めて流してみたら
嫁のケツ、他所の子の50m走。

全く撮れ高が分からない映像を嫁と娘は無言で見ていた

その次の年に俺は呼ばれなくなった。


そんな運動会
皆さんはありますか?

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