シロクマ文芸部 詩 夜店から

夜店から溢れ出てる
ここでは甘い夢を
売っている

真夏の夜の幻影に
花火が色とりどり咲いて

会社疲れの父さんや
いじめに会ってる坊っちゃんや
そんな事はお構いなしに
幾つもの花火は上がり
儚い命が燃えている


街灯の周りにカナブンが
緑の羽根を急がせて
ブンブン飛んでいる

ゴミ箱から溢れる出るゴミ
金魚掬いの金魚が
既に死んでいる
夜店では夢を売り
花火が空に咲く

花火の数は増していき
皆の顔が光に照らされている

夜店では色とりどりの
甘い夢が売られている

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