【旅】イギリスへ2週間の1人旅に行く、41歳の夏。〜1日目・滞在する町をぶらり〜
着いた。やっと、着いた!ほんとは1時間半ほどで着くはずだった家に、3時間以上をかけて。Airbnbのアプリで事前にメッセージをやり取りし、住所も何度も確認した。ここで間違いない。
そこは、レンガ造りの二階建てが連結して並んで建つ、とても可愛い家々の中の一つだった。ドアの上に掲げられている番地も何度も確認して、いざ、メッセージにあった通りにドアマットの下から鍵をお借りする。
「一階にあるトイレを自由に使って、リビングでゆっくり待っててね」とあったので、トイレを借りて、スーツケースをソファのそばに置き、一応「着きました」とメッセージを入れて、しばし放心。これで野宿だけは免れた…。
リビングの先には一段降りたところにおしゃれなキッチンと、その先にはこじんまりとした、素敵なイングリッシュガーデンが見える。素敵な家だ。
うろうろした後にソファに腰掛けていると、上の階から物音が。メッセージを確認すると、「掃除が終わりました。今から降りますね」と。同じ家にいたんかい!と思いながら、立ち上がってどきどき待つ。
階段を降りてきたのは、優しい笑みをたたえた、素敵な女性だった。ここではシェリーと呼びたい。シェリーは自己紹介をしてくれたあと、キッチンに招いてくれて、冷たい水をコップに汲んで、リンゴを切り、ナッツと一緒にふるまってくれながら、わたしが駅で迷った話や日本での仕事などのおしゃべりにひととき付き合ってくれた。そして庭に降りてそこでくつろぐ飼い猫の紹介もしてくれ、庭のリクライニングチェアーで休ませてくれた。ここまで死にそうに不安だったわたしにとって、シェリーはまさに女神だった。ありがとうシェリー!!人の家だから載せられないけれど、気取らないデザインで心地よく、隅々まで綺麗にいつも掃除されている、本当に素敵なおうちでした。
その後は駅近くのスーパーへ軽く買い出しに行って、あとは部屋でしっかり休むことにした。明日からはがんがん歩くはず。ここで倒れるわけにはいかない。
ちなみに、シェリーにお渡しした日本の定番お菓子はとても喜んでもらえた。持っていってよかった!中身はパイの実、抹茶のお菓子、たけのこの里、プリッツ。とくにパイの実は気に入ってもらえたよう。

ところで、そもそも大失敗した乗り換えミスのおおもとは、わたしがイギリスの電車の「underground」と「overground」の区別がついていなかったことだった。前者はアンダーグラウンド、つまり地下鉄で、後者はオーバーグラウンド、つまり地上線を指す。乗りたいのに見つからなかった「weaver」という線は地上線だったので、わたしはオーバーグラウンドの案内を辿らねばならなかった。(根岸線に乗りたいならJR線を探さなきゃならないが、そこにはJR線としか書いてない感じ)。シェリーがなぜか事前に、わざわざ地上線だと言っていた理由がわかった。
慌ただしく疲れた午前のストレスはまだ消えなかったけれど、2週間泊まる町の可愛さと素敵さが嬉しかった。どこか懐かしい、とても親しみのある住宅街だ。そしてレンガ造りの建築が素晴らしい。この町はところどころ壁にアートがある。それもいい。

あとでじわじわと実感するのだが、この家に出会えたのは奇跡だった。Airbnbは当たり外れが激しい。長く泊まる家がここでほんとによかった。
明日は大英博物館!!
つづく。
