乗れなかった路線に会いに行く――りくべつ鉄道 【北海道】
前日に大量のソフトクリームを食べた我々の行程表は、四日目にして最も重要な局面を迎える。
その日、我々がホテルを出発して最初に向かったのは「北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線」という第三セクターの鉄道…ではなく、その廃線遺構を観光施設化した「りくべつ鉄道」というスポットだった。
元となる「ふるさと銀河線」という路線は旧国鉄池北線がJR北海道に引き継がれた後、1989年に三セク化されたローカル線である。しかし、周知の如く少子化や人口流出期に入ると利用者数は低迷し、2006年に廃止されている。2006年といえば、私はまだ生まれてから1年しか経っていないので、どう足掻いても現役の「ふるさと銀河線」には乗れなかったのだが、私は徐々に鉄道にのめり込む中で、その車両や沿線の風景に惹かれていった。
「りくべつ鉄道」という施設は、その一部を活用し、主に観光と車両の動態保存を目的とする施設である。施設は「オーロラタウン93りくべつ」という名の道の駅に含まれており、鉄道現役時代は道の駅かつ鉄道駅でもあった。その2階には宿泊施設もある。
私は個人的にこの施設に思い入れがあったので、修学旅行としてここに立ち寄ることになったとき、とても嬉しかった。
これも何度もいうが、我々のクラスだからこそ実現した所業である。他に修学旅行でこの施設に立ち寄るクラスが日本のどこにあろうか。



ぶっちゃけここに来れただけで、修学旅行に着いてきた甲斐があったというものだが、まだまだ旅行は続く。我々は四日目にしてついに帯広を目指した。ここまで道東の方にかなりの時間を割いてきたが、この時間の割り振り方は本当に素晴らしいと思う。札幌や函館なんてのは別に行こうと思えばいつでも行けるのだから。
帯広へのバス移動中に車内でレクリエーションを行った。どんな内容だったかは覚えていないが、私はなんらかのゲームで最下位を取った。そして、最下位賞としてカステーラをもらった。

これがそのカステーラというものだ。ガイドさん曰く、これは道民のソウルフードらしい。味はほんのり香ばしく、甘さがあって、中はふわっとしているが外は気持ちサクッとしていたような気がする。確かにこれは美味しいお菓子だった。さすが北海道、残念賞とは思えない景品であった。
【2026年9月1日 追記】
旭川空港でのバスの待ち時間に久々にカステーラを買って食べてみたが、想像以上にカステラの味だった。食感はふわっとしてるが、特に外側がサクッとしているわけではない。おいしくて安い事には変わりない。
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帯広では自由行動ができたので、とりあえず名物のバターサンドを買いに行って、その後駅中にある豚丼屋に友達と一緒に昼ごはんを食べに行った。

本当に、北海道に行くとよく感じることだが、道民はこんなに美味しいものを日常的に食べているのだなと思った。日本全国、美味しいものはたくさんあるが、北海道はそのレパートリーが凄いと思う。やはり面積が広いのと、第一次産業が栄えているので、良質な素材が豊富にあるのだろう。
この豚丼も、豚肉にしっかりと味がついていて、甘いタレとの相性が抜群だった。聞くところによると、帯広にはこのような豚丼屋がたくさんあって、店によって味が違うそうなので、いろんな店を試してみたいと思う。
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